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国内市場規模400億円突破!ジャパンキャンピングカーショー2019レポート

最大10連休となる今年のゴールデンウィークをはじめとして、以前に比べて長期休暇が取得しやすい環境となりつつある日本。またアウトドア嗜好を反映してか、近年キャンピングカーの需要が増えています。2月1日〜3日の3日間、幕張メッセでキャンピングカーの展示会「ジャパンキャンピングカーショー2019」が行われたので、その様子と現在のキャンピングカー市場をリポートします。

更新日2019/02/06

400億円を超える日本のキャンピングカー市場

ジャパンキャンピングカーショー

一般社団法人日本RV協会が昨年7月に発行した「キャンピングカー白書2018」によると、2017年のキャンピングカーの登録台数は10万6,200台。2017年のキャンピングカー総売上合計金額が424億6,975万円と成長を続けています。登録台数だけでいえば、2005年と比べて2倍以上になりました。

これらキャンピングカーを主に使っている方の年齢は、60歳代が40.8%、70歳代が9.7%と、シニア世代が半数を占めているいっぽう、50歳代が30.2%と大きな割合を占めます。購入の目的は、夫婦2人で旅行を楽しむためが半数以上の54.5%となっています。

想像するに経済的余裕があり、子供も独立したので、夫婦2人でキャンピングカーの旅を楽しむ方といった方が増えているようです。

 

アジア最大級のキャンピングカー展示会

ジャパンキャンピングカーショー

そんなキャンピングカー市場を反映してか、会場には80社が参加し300台を超えるキャンピングカーが並びました。開会宣言をした日本RV協会の降旗会長によると「アジア最大級のキャンピングカー展示会」とのことです。

ジャパンキャンピングカーショー

展示されるモデルや金額も様々で、牽引するタイプのほか、マイクロバスやトラックを架装した1,000万円を超えるラグジュアリーなもの、ワンボックスやミニバンをベースにしたもの、そして軽自動車をベースにしたものなど様々でした。会場で最も多く目についたのは、ハイエースをベースに内装を変更したモデルで、価格は400万円台〜800万円位と幅広いです。

ジャパンキャンピングカーショー

いっぽうで、維持費が安いことと、運転のしやすさから軽自動車をベースとしたものも多く、こちらはワンボックスカーに比べると快適性の面では劣るものの、価格は200万円〜300万円程度と求めやすいプライスタグがつけられていました。

ジャパンキャンピングカーショー

会場はペット同伴の方が多く訪れており、それを反映してか足を洗うスペースを設けたり、クルマから飛び出さないようなネットを設けたペット対応モデルもあちらこちらで見受けられます。

ジャパンキャンピングカーショー

その他、会場では車載用冷蔵庫をはじめとするキャンピングカー用品の展示や即売会も行われており活況。なかには市価よりも低価格で販売されているものもあり、多くの方で賑わいをみせていました。

ジャパンキャンピングカーショー

ステージイベントも活況。アウトドア好きの女優・片瀬那奈さんのキャンピングカーアワード授賞式のほか、Mr.マリック氏のマジックショー、著名人によるトークショーなどが行われ、家族連れでも楽しめる催事が数多く開かれました。

ジャパンキャンピングカーショー

実際に触れて、感じて、そして帰りに所有した時の夢が語れるジャパンキャンピングカーショー2019。例年7月には「東京キャンピングカーショー」も行われているので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。