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憧れのドイツメーカーのSUV、エントリーモデルならいくらで買える?
クルマ好きならいちどは乗ってみたいのがドイツ車。中でもドイツ生まれのSUVは、乗り心地も走り味も、そして燃費性能の高さでも一流品。見た目が少しばかり質実剛健でも、それがかえってドイツ車らしさを盛り上げています。今回はそんなドイツ製SUVのエントリーモデルを300万円、400万円、500万円でそれぞれ分けてセレクトしてみました。新車はもちろん、中古車でも狙い目のモデルばかりです。
更新日2020/11/20300万円台で狙えるモデル
フォルクスワーゲン T-Cross 303万9000円〜
フォルクスワーゲンのSUVシリーズの中で最もコンパクトなSUVとなるT-Cross。先日発売されたT-Rocの弟分的な位置づけで、見た目はミニマルなれど室内空間は広く、荷室の大きさは最大時で1,281Lというクラストップレベルの容量を誇っています。プラットフォームはフォルクスワーゲングループの「MQB」を採用し、これはポロやアウディA1などにも用いられています。
パワートレインは1.0L 直3TSIエンジン、組み合わされるトランスミッションは7速DSG、駆動方式はFFのみという構成です。現在はベースグレードとなるTSI 1st(303万9000円)のほか、30万円高となるプラスにはデザインパッケージが3種類(オレンジ・グリーン・ブラック)用意されています。2019年秋から発売されたばかりで中古車市場の在庫は少なめですが、ベースグレードを含め新車価格が控えめなので、今後の中古車市場の価格も期待できそうです。
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アウディ Q2 386万円〜
質実剛健なイメージの強いアウディの中にあって、スタイリッシュなデザインが印象的なQ2。車格としてはQ3の弟分ですが、ローアンドワイドなスタイルとCピラーにつくバイカラー仕上げのブレードによって、デザイン性を高めています。
兄貴分のQ3が軒並み400万円オーバーという中、Q2の新車ではベースグレードとなる3.0TFSIスポーツが386万円と300万円台を墨守。なお上級グレードの35TFSIシリンダーオンデマンドスポーツは419万円となっています。
このQ2は2017年4月から日本で発売を開始しており、初年度モデルはすでに最初の車検を迎えるタイミングに。そのため初期価格の中古車が市場に出回っていますが、初年度モデルのベースグレード車は、新車価格が299万円だったこともあり、250万〜300万円前半からでも十分狙える相場となっています。
400万円台で狙えるモデル
ミニ クロスオーバー 430万円〜
2代目 ミニ クロスオーバー(F60) 2020年5月モデル
ミニ史上初の5ドアモデルとして2010年にデビューしたクロスオーバー。初代モデル(R60)は日本での立体駐車場の高さ制限を考慮し、全高を1,550mmに抑えることで多くのユーザーを獲得。その後2017年にフルモデルチェンジを行ない2代目(F60)へと進化しました。
その際にボディサイズの拡大によって全高は1,550mmをしてしまいましたが、しかしながら存在感を増し、室内空間も拡大されたことで新しいユーザー層を取り込むことに成功しています。
2020年5月にはLCIと呼ばれるマイナーチェンジを行ない、ユニオンジャック柄になったテールランプなどの装備を追加。それにともないラインナップも一部が変更され、それまでのエントリーグレードだったワンがカタログから姿を消しました。
そんな現在のクロスオーバーにおけるエントリーモデルが2.0Lのクリーンディーゼルターボエンジンを搭載したFF車クーパーDの430万円です。現在のクロスオーバーのラインナップはクーパーD以外にも4種類のグレードが用意されていますが、クーパーD以外はすべてALL4と呼ばれるフルタイム4WDシステムを搭載しており、価格帯は454万~609万円となっています。
ちなみにLCI前のいわゆる前期型では、クーパーが先行で発売され、ワンが半年遅れで投入されたという経緯があり、後期型でも遅れてワンが追加される可能性は高いと思われます。
初代 ミニ クロスオーバー
2011年に発売された初代ミニ クロスオーバーは現行モデルよりも割安で、2011年の発売当時のエントリーモデル、ワン(MT車)は265万円とかなり控えめ。そのため現在では初代モデルの中古車の多くが100万円台となっており、2014年9月から発売された初代後期モデルでも200万円台前半で探せるようになっています。2代目の中古車もおおむね300万〜400万円で流通しており、新車よりも購入しやすいプライスです。
BMW X1 438万円〜
2代目 BMW X1
BMWの手掛けるSAV(スポーツアクティビティビークル)の中で、X5、X3、X6に続いて4番目に発売されたX1シリーズ。初代モデルは2009年9月のフランクフルト・モーターショーでお披露目され、同年の秋から欧州で発売、日本では2010年春から発売されていました。
現在販売されているのは2015年に登場した2代目で、このモデルチェンジにともないFRレイアウトを廃止、全モデルがFFもしくは4WDとなっています。この現行型X1は発売当初こそ385〜591万円という価格帯でしたが、2016年のディーゼルモデル導入や2017年の7速DCT採用等により価格が上昇。現在300万円台のモデルは消滅し、エントリーグレードでも438万円へと値上がりしています。
そんなX1の初代モデルは、2010年の発売当初は2.0L直4エンジン車(FR)と3.0L 直6エンジン車(4WD)の2種類のみで、2.0L 直4は363万円、3.0L 直6は480万円。その後2012年にグレードが拡充され、エンジンスペック別に18i、20i、28iのモデルを用意し、それぞれのモデルにベースグレードの他にスポーツ、Xライン、Mスポーツを設定。価格はベースグレードが300万円中盤から最上級グレードは500万円超と幅広い価格帯になっていました。
現在の中古車価格は初代が90万〜140万円、2代目が250万〜400万円となっています。
さすがにメルセデスは500万円〜
メルセデス・ベンツ GLA
メルセデス・ベンツのコンパクトモデル「Aクラス」をベースにして、SUVライクなスタイリングでイメージを一新させたGLA。2014年にメルセデス ベンツ発SUVの5番目モデルとしてデビューし、Aクラス譲りの取り回しの良さと力強いスタイリングの外観で人気を博しました。
現在発売されているのは2020年にフルモデルチェンジを行なったばかりの2代目でスタイリッシュなデザインが印象的。パワートレインは2.0L ディーゼルターボエンジン、そしてトランスミッションには新開発の8速デュアルクラッチ式ATを組み合わせています。現在販売されているのは200d 4マチックのみのモノグレードで、車両価格は502万円となっています。
なお初代GLAの新車価格は、1.6Lエンジンに7速ATを組み合わせたエントリーグレードのGLA180が344万円、最も高いGLA250 4マチック オフロード、GLA250 4マチック スポーツでも499万円(AMGを除く)となっていました。現行型は500万円オーバーのプレミアムSUVとなった感のあるGLAですが、初代モデルの中古車であれば250万〜300万円で購入することができるようになっています。
ドイツの誇るプレミアムなSUVモデルも、中古車であれば思った以上にお手頃な価格で見つかる事が分かりました。ただし仕様なグレード、駆動方式などによっては値段が張ることもありますので、そのあたりのバランスを考えながら自分にとってのベストバイを見つけるのが良策です。