プロモーション

ここ10年でSUV販売台数No.1を記録したSUV5選

現在、SUVブームの真っ只中。各社メーカーから新型SUVが次々と発売される中、2021年もトヨタ ランドクルーザー300、ホンダ 2代目ヴェゼルなど話題の新型SUVが登場しています。 そんなブームのなかで、売れているSUVモデルはどんな車種なのでしょうか?ここ10年でSUV新車販売台数No.1を記録したSUVを5台紹介します。

更新日2021/09/17

国産コンパクトSUVの先駆け:日産 ジューク(2011年:3万4224台)

ジューク 車中泊

日産 ジュークは2010年6月に発売されたコンパクトSUVです。コンパクトスポーツカーの俊敏さとSUVの力強さを掛け合わせた車種で、SUVながらクーペライクな個性的なデザインが魅力でした。

その斬新なデザインが話題となり、発売翌年の2011年には3万4224台の販売台数を記録し、SUV販売台数第1位を獲得しました。今でこそすっかり定着した都市向けのコンパクトSUVですが、ジューク発売当初の日本にはまださほどなく、日本でのコンパクトSUVの市場を開拓したモデルと言えるでしょう。

そのデザインの特徴は、何と言っても個性的な顔つき。高い位置に設定されたフロントコンビランプと大きな丸型ヘッドランプが、精悍さと堂々とした表情を演出しています。ここで、ん?と引っかかった方もいるかもしれませんが、ジュークの目はフォグランプにも見える丸型のランプの方なんです。意外ですよね。

リヤコンビランプにもこだわりが詰まっており、日産のスポーツカーであるフェアレディZと同じくブーメラン型とすることで、スポーティさを高めていました。

さらに、リアドアハンドルをリアピラーに埋め込むことで2ドアクーペのように見せており、このあたりからもスポーティさが感じられるデザインとなっていました。

ちなみに、このリアドアハンドルをリアピラーに埋め込むデザインは、後発のホンダ ヴェゼルやトヨタ C-HRにも採用されています。

SUV新車販売台数1位を記録したのは2011年のみ。デザインが個性的すぎたためか、その後日本国内では販売台数はさほど伸びず、同じようなクーペライクのコンパクトSUVであるホンダ ヴェゼルやトヨタ C-HRに押されるような形で、2020年6月には日本での販売が終了しました。現在では、海外向けのみで2代目が発売されています。

ちなみに中古車市場では約30〜120万円の相場となっており、比較的安価で狙えるモデルといえます。

ジュークの中古車情報を見てみる

 

クリーンディーゼルが大ヒット:マツダ 初代CX-5(2012年:3万5438台/2013年:3万8520台)

マツダ 初代CX-5は2012年2月に発売されました。マツダのデザインテーマ「魂動 ~Soul of Motion~」が初採用されたモデルで、ガソリンモデルに加え、新開発のクリーンディーゼルターボ「SKYACTIV-D 2.2」も用意されました。

CX-5は、2012年に3万5438台を記録しSUV販売台数第1位を獲得。その後の売れ行きも順調で、2013年も3万8520台と2年連続でSUV販売台数第1位を達成しました。どちらの年も、販売台数の約8割がクリーンディーゼルエンジン SKYACTIV-D搭載車となっています。

かつての日本ではディーゼルのイメージが悪く、窒素酸化物(NOx)やスス(PM)が大気を汚染する、騒音がうるさいなどのネガティブなイメージがありました。しかし、マツダのクリーンディーゼルは、有害物質の発生を低減させ、静粛性も高められており、ディーゼルの長所である燃費の良さや、軽油の安さ、力強いトルクなどの魅力を享受できるモデルとなっています。日本でのディーゼルのイメージを変えた一台と言えるでしょう。

CX-5の大ヒットによってマツダはブランドイメージを大きく向上させ、その後、コンパクトSUVのCX-3や3列シートSUVのCX-8など、SUVラインナップを拡大。「マツダ=クリーンディーゼルSUV」という独自のポジションを築きました。

2017年2月には2代目にモデルチェンジ。現在、中古車市場では初代は70〜120万円と、こちらも比較的安価で狙えるSUVとなっています。

CX-5の中古車情報を見てみる

 

4度も王座に君臨:ホンダ ヴェゼル(2014年:9万6029台/2015年:7万1021台/2016年:7万3889台/2019年:5万5886台)

ヴェゼル 2013

ホンダ 初代ヴェゼルは2013年12月に発売。エクステリア(外装)ではSUVの力強さとクーペのあでやかさを、インテリア(内装)ではミニバンの快適さを備えたクルマを目指して開発されました。

シンプルでスタイリッシュなデザインやホンダ独自の「センタータンクレイアウト」による広い室内空間、JC08モード27.0km/L(2013年12月モデル ハイブリッド FF)の低燃費といったバランスの良さが魅力で、2014年の新車販売台数は9万6029台を記録しSUVで第1位を獲得しました。

2015年も7万1021台を販売し、首位を維持。2016年には先進安全装備Honda SENSING(ホンダセンシング)を新採用し商品力をアップしたことで7万3889台を販売し、2015年よりも販売台数を伸ばしました。

2017年、2018年は首位から陥落したものの、2019年は1.5L ガソリンターボのツーリングや、ホンダのカスタムブランドであるモデューロが手がけたモデューロXといった新モデルを追加し、5万5886台を販売。再び首位に返り咲きました。やはりガソリン、ガソリンターボ、ハイブリッドと幅広い選択肢があると嬉しいですね。

2021年4月にはモデルチェンジが行われ、2代目が発売されました。2021年も初代ほどの販売台数を記録するのか注目されます。

ヴェゼルの中古車情報を見てみる

 

30.2km/Lの低燃費が魅力:トヨタ C-HR(2017年:11万7299台/2018年:7万6756台)

トヨタ C-HR S-T 4WD 2016

彗星のごとくあらわれ、初代ヴェゼルのSUV新車販売台数1位4連覇を阻止したのが、2016年12月に発売されたトヨタ C-HRです。スタイリッシュなスタイリングや内外装の随所にダイヤモンドのモチーフが散りばめられているなど、個性的なデザインが人気となりました。2017年の新車販売台数は11万7299台を記録し、SUV販売台数第1位をヴェゼルから奪取しました。

もちろんデザインだけでなく走行性能も優れており、プリウスに初採用されたTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)プラットフォームを採用することにより、優れた乗り心地と操縦安定性を実現。くわえてJC08モードの燃費は30.2km/L(ハイブリッド FF)と、当時コンパクトSUVでトップの低燃費も魅力でした。

さらに当時のToyota Safety Sense P(トヨタセーフティセンスP)を全車標準装備。緊急ブレーキのプリティッシュセーフティシステム、車線をはみだしているときに警告してくれるレーンディパーチャーアラート、ハイビームとロービムを切り替えてくれるオートマチックハイビーム、先行車との車間距離を維持してくれるレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)が装備されており、安全機能も充実していました。

また、ボディサイズが全長4,360mm×全幅1,795mm×全高1,550mm(S、Gグレード)と、全高が1,550mm以下に抑えられており、機械式立体駐車場の高さである1,550mmに収まるように開発されていました。まさに都会向けにデザインされたSUVと言えるでしょう。

2018年も7万6756台を販売し、首位を維持。その後はヴェゼルの復活や他モデルの台頭もあり、首位から遠ざかっています。

C-HRの中古車情報を見てみる

 

5ナンバーサイズで取り回ししやすい:トヨタ ライズ(2020年:12万6038台)

トヨタ ライズ 2019

2020年のSUV新車販売台数第1位を獲得したのは、2019年11月に発売されたトヨタ ライズ。ライズはダイハツ ロッキーのOEM車で、12万6038台を記録しました。

5ナンバーサイズのためコンパクトで取り回しやすく、167万9000円〜という買いやすい車両価格も人気の要因となっています。また、パワートレインには1.0L ターボを搭載しており、自動車税や重量税といった税金などの維持費が安いのも魅力です。

またコンパクトSUVとは思えない室内空間の広さも特徴で、前後乗員間距離は900mmと後席でも足が組めるほどのゆとりがあります。それに加えて、5人乗車時でも荷室容量369LとコンパクトSUVトップレベル(2019年11月トヨタ調べ)の容量を誇る荷室も備えており、実用性が高いモデルとなっています。このあたりは軽自動車やコンパクトカーの開発を得意とするダイハツの知見が存分に活かされています。

さらに、スマホと連動してナビを使用できる9インチディスプレイオーディオなどの機能や、高速道路走行時に自動で前方車両を追従してくれる全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロール、音声案内、モニターガイドとステアリング操作で駐車を手助けしてくれるスマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)も用意。コンパクトながら装備が充実しているのも魅力です。

ライズの中古車情報を見てみる

 

2021年のSUV新車販売台数1位の最有力株はトヨタ ヤリスクロスです。2021年1月〜6月までの販売台数を見ると、1位がヤリスクロスの5万5160台。2位がトヨタ 4代目ハリアー4万8271台。3位がライズ4万7965台となっています。やはり、ラインアップが豊富なトヨタのSUVが強いですね。

また、9月14日には新しくカローラ クロスも追加されました。2022年のSUV販売台数にも大きく影響を与えそうです。

 

首位を記録したモデルは、やはりそれぞれに魅力がありましたね。C-HRや初代ヴェゼルなどは発売から5年ほど経っているので、中古車価格もこなれてきています。気になるモデルがあれば、中古でお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか?

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!

—————————–
文・SUV FREAKS編集部

SUV専門のWEBマガジンです。
キャンプや釣りなどの用途や予算別のおすすめSUVの紹介、新型モデルの解説、ライバル比較など、SUVのご購入時にお役立ちの情報から最新ニュースまで幅広い情報を発信しています。

公式facebook:SUV Freaks SUVを楽しむ人のための情報メディア