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ジュネーブモーターショー2019で発表されたVWの市販モデルを紹介

毎年春にスイス・ジュネーブで開催されるジュネーブモーターショー。正式名称は「サロン・アンテルナショナル・ド・ロト」と呼ばれ、各メーカーから新モデルがお披露目されています。今回は、そのなかからVWの市販モデルをピックアップして紹介します。

更新日2019/03/22

俊敏さとSUVの存在感を備えた T-ロックR

t-roc r 2019 ジュネーブ

2017年に発表されたT-ロックは、SUVの存在感とスポーティなコンパクトハッチバックの俊敏性を融合させたクロスオーバーモデルです。欧州ではすでに販売されており、日本でもその上陸が噂されています。

VWのSUVには、フラッグシップモデルのトゥアレグ、中間モデルのティグアン、最廉価モデルのT-クロスが存在していますが、T-ロックはティグアンとT-クロスの間にあるモデルで、そのちょうどよいボディサイズが特長です。

今回のジュネーブモーターショーで発表されたのは、T-ロックの最上級仕様となるT-ロックRで、VWのスポーツモデルの証である「R」の称号が与えられています。

t-roc r 2019 ジュネーブ

2.0L 直4TSIエンジンは、最高出力221kW(300ps)、最大トルク400Nmを発生し、4駆システムの4MOTIONと7速DSGを標準装備。0-100km/h加速は4.9秒、最高速度は250km/hと、Rの称号にふさわしいスペックを備えています。

そんな動力性能を支えるのが、スポーツ(ローダウン)サスペンションと17インチブレーキシステム。スポーツサスペンションが理想的なトラクションを実現し、これまでにゴルフRパフォーマンスにしか装備されていなかった17インチブレーキシステムが強力な制動力を生み出します。

さらに発進時のトラクションを確保するローンチコントロールやレースモードを搭載したドライビングモードなど、電子制御デバイスでも走行性能を高めています。

スタイリングは、R専用デザインで、アルマイト処理した光沢アルミニウムのシルバートリムストリップや専用エアアウトレットを採用され、ボディと同色のスポーティーなデザインのバンパーと、トリムと同色のアンダーボディガードも装備。ラジエーターグリルやサイドパネルなどにはRのロゴが誇らしげに描かれます。

t-roc r 2019 ジュネーブ

一方のインテリアは、クリスタルグレイの装飾ステッチが入ったレザーステアリングや、ブラックのルーフライナーと専用のインフォテイメント用ディスプレイ、ロゴ入りのステンレス製サイドシル、ステンレス製のペダルなどがモータースポーツの雰囲気を演出しています。

t-roc r 2019 ジュネーブ

また、白いアンビエントライトやプラスチック部分の下にある改良された成型インサート、ArtVelours(アートベロア)マイクロファイバー製の専用クッション専用シートで高品質に仕上げられています。

このT-ロックRはニュルブルクリンクでのテスト走行を含め、VWの独立子会社であるフォルクスワーゲン Rが開発を担当。開発にはFIAラリークロス選手権のチャンピオンである、ペター・ソルベルグとVWワークスドライバーのベンジャミン・ロイヒターも参加しています。

今回、お披露目されたのは量産型に近いコンセプトモデルで、これに近い仕様で市販化されるのではないでしょうか。

 

最強のドイツ製ディーゼルSUV トゥアレグV8TDI

Touareg V8 TDI 2019 ジュネーブ
初代トゥアレグは、VWとポルシェの共同開発によって誕生したSUVで、カイエンとはプラットフォームを共有する兄弟車です。そんなトゥアレグの最新モデルとなるのが、「最強のドイツ製ディーゼルSUV」を謳うトゥアレグV8TDI。

4.0L V8ツインターボディーゼルエンジンの最大トルクは何と900Nm/1,000〜3,250rpmを誇り、スーパーカーと同レベルにまで達っします。SUVながら0-100km/h加速はわずか4.9秒、最高速度は250km/hです。その一方でユーロ6d-TEMP排ガス規制にも適合し、パワフルでクリーンなディーゼルSUVに仕上がっています。

インテリアはメタル系の素材を多用した「エレガンス」とウッドと自然な色合いを用いた「アトモスフィア」という2種類のトリムラインを標準仕様に用意。どちらもシートとドアトリムはレザー仕上げです。

また、ガラスパネルで覆われたイノビジョンコックピットのスクリーン、ベジタブルタンニン(植物なめし)レザー、アルミニウムとクロームの装飾により、インテリアの質感を高めています。

注目すべきはその充実した装備で、快適な乗り心地を約束する4輪エアサスペンション、電動開閉式テールゲート、コンフォートシート、盗難防止アラーム、ステンレス製のペダルに加え、自動防眩ドアミラーやオートライトコントロールを含む、ライト&サイトパッケージ、19 インチ“ティラーノ”アルミホイールを標準装備しています。

今回ジュネーブモーターショーで展示されたトゥアレグV8TDIは、生産型に近いコンセプトモデル。欧州では2019年5月からの発売が決定されており、SUV市場の台風の目になることでしょう。

日本で販売されているVWのSUVは現在、ティグアンのみ。これらのモデルも上陸して欲しいですね。

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