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パリモーターショー2018で発表された、C5 エアクロス

年々SUV熱が高まっている欧州において、今やSUVをラインナップに揃えることは必須となりました。そんな中、2018年秋に開催されたパリサロンでシトロエンはミドルクラスSUVのC5 エアクロスを発表しました。最大3列7人乗りも可能な室内と、上質な乗り心地がセールスポイントになっているこの新しいSUVは、日本発売が秒読みとなっています。

更新日2019/05/08

力強く、親しみやすさも感じられるデザイン

シトロエン C5 エアクロス 2019

近年のシトロエンデザインを受け継いだ丸みを帯びたボディは、デイライトとヘッドライトを上下で切り分けた独特のフロントフェイス、ルーフレール、4つのランプで構成することで機能性と独創性を両立したテールライトユニットなど、ダイナミックな要素をプラスしてSUVらしさをアピールしています。

そこに7色のボディカラー、ブラックのツートーンルーフ、フロントバンパーとサイドのエアバンプ、3種類のルーフバーのカラーインサートによって、30もの組み合わせを用意。組み合わせるカラーによっては、タフさよりも親しみやすさが高まるかもしれません。

 

快適性が重視されたインテリア

シトロエン C5 エアクロス 2019
コンソールは、12.3インチTFT液晶パネルと、Apple CarPlayとAndroid Auto対応の8インチタッチスクリーンで構成された最新のインフォテインメントシステムが搭載されています。
アドヴァンスド・コンフォート・シートと呼ばれるシートは、クッション材に使われる高密度ウレタンを改良、長時間の乗車による負担軽減はもちろん、シートそのもののクッション性の経年劣化を長期間防ぐ作りとなっています。
加えてフロントにはマルチポイントマッサージシステムが搭載され、タッチパッドコントローラーによる操作が可能となっています。

また、室内にはC3で話題になったワンタッチで撮影&保存可能なルームミラー内蔵のドライブレコーダー“コネクテッドカム”、スマートフォンのワイヤレス充電機能などを標準装備しています。

ラゲッジスペースは、通常で580〜720L、2列目シートを折りたたむことで最大で1,630Lの容量を確保します。この数値は、CセグメントSUVのなかでトップクラスです。
くわえて足回りには、プログレッシブ・ハイドロリック・クッションという新しい技術が投入されています。

これは、KYBSE(カヤバ・サウスヨーロッパ)と共同開発されたハイドロリック・ヴァリアブル・コンプレッション・ダンパーをベースにしたもので、電子制御など複雑な機構を使うことなく、減衰力を最適化し“空飛ぶ魔法の絨毯”のように快適で揺れない乗り心地を実現しています。

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PHEVモデルも用意

シトロエン C5 エアクロス PHEV 2019

シトロエンの新しいミドルクラスSUVのC5 エアクロスは、今年後半により注目を集めることになるでしょう。それがシトロエン初のPHEV(プラグイン・ハイブリッド)モデルの導入です。

欧州では、数年後にガソリン車やディーゼル車の販売を禁止する条例や、都市部への乗り入れを規制する動きが活発化してきています。とはいえ、EVはインフラや航続距離で不安要素があることも事実。

そこで、都市部ではEV走行、郊外では効率的なハイブリッド走行ができるPHEVが注目されているのです。

C5 エアクロス PHEVに搭載されるパワートレインは、132kW(180HP)を発揮する1.6L直噴ターボと、80kW/337Nmを発生する電気モーターの組み合わせで、トータルのシステム出力は225HPとアナウンスされています。

バッテリーは、容量13.2kWhのリチウムイオンで、充電時間は、32Aの急速充電で約2時間、14Aの通常充電で約8時間。約50kmをモーターのみで走行できます。

パリモーターショー2018に出展された注目のSUV6選

 

すでに群雄割拠となっている日本のSUV市場に投入されることになるシトロエンC5 エアクロス。販売価格は400万円中盤と予想されており、国内ではトヨタ ハリアーや三菱 アウトランダーPHEVがライバルです。

とはいえ、個性的なデザインとシトロエン独特の乗り心地は、他に代えがたい魅力を持っているはず。実車を目にする日が、待ち遠しいですね。