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座った瞬間、クルマとひとつになれるスズキ スイフトのインテリア
スズキの世界戦略車スイフトは、もともとコンパクトサイズのクロスオーバー的なスタイルでデビュー。現在のコンパクトハッチスタイルへとスイッチしたのは2代目からでした。それ以降、現在まで優れた性能と質感を武器に、群雄割拠のコンパクトカー市場で戦っています。ここでは、現行型(4代目)スイフトのインテリアについて解説します。
更新日2019/05/13シンプルで実用的なフロントシート
インパネデザインは、欧州のベーシックカーに共通するシンプルさが特徴です。ナビモニターの上下に配置される丸型のエアコン吹き出し口やスイッチ類など、必要なものを必要なところにだけ備える割り切ったデザインは、欧州ベーシックカーに共通する要素。ドライバーの操作性も高く、ドライビングの邪魔にもなりません。
底辺がフラットなD型ステアリングに、パドルシフトを装着するあたりに、スイフトの出自が現れています。2眼式を基本としたメーターは視認性を第一に考えられたものですが、中央にマルチインフォーメーションディスプレイを備えるなど、洗練された印象があります。
そのダッシュボード上部には突起がなく、またフロントガラスの角度やドアガラスのサイズも、ドライバーの視界を最優先に考えて設計されているのは、スイフトならではといえるでしょう。
フロントシートは、サイドのサポートが大きく、ホールド感が高い形状です。素材はファブリックを使用し、運転中に滑るようなこともなく安心です。シートリフターとチルト&テレスコピックステアリングにより、各々のドライバーに合った運転姿勢を作り出すことができます。
必要最小限のリアシート
リッタークラスのコンパクトカーなので、後部座席は期待するほど大きくはありません。大柄な男性には少々狭く感じるでしょう。ただし、シート座面を比較的長くとることで、長時間座っていても疲労を抑える設計とされています。
シートバックは6:4分割のシングルフォールディング式を採用しており、4名乗車での長尺物の積載も可能。リアシートの背もたれを両方倒せば大きな荷室を確保することが出来ます。
惜しむらくは、リアシートを倒した状態で、背もたれ部分に角度がついてしまうこと。荷室からフロントシート背面まで、フラットにならないのは残念なところです。
ちなみに5名乗車時の荷室容量は265L、リアシートを倒した最大容量は579Lとなります。
室内の収納スペースは必要最低限といった印象で、ミニバンなどに慣れたドライバーには不満の残る部分かもしれません。スイフトは徹底的にベーシックであることを意識した硬派なコンパクトカーと認識したほうが良いでしょう。
スイフトは、快適装備や収納スペースの多い国産コンパクトカーの中では異彩を放つクルマです。欧州コンパクトカーを意識した、質実剛健なインテリアとなっております。