プロモーション

かつて日本でも販売されていた、シボレー トレイルブレイザー

アメリカのGM(ゼネラルモーターズ)が、シボレーブランドで製造販売する「トレイルブレイザー」は、2001年にデビュー。2002年には「北米トラック・オブ・ザ・イヤー」を受賞したミドルサイズのSUVです。初代は日本でも販売しており、人気の高いアメ車でしたが、2008年に販売終了となってしまいました。今回は、今も根強いファンがいる初代トレイルブレイザーについて詳しく紹介します。

更新日2019/05/24

S‐10ブレイザーの上級グレードとして誕生

シボレー トレイルブレイザー 2019シボレー トレイルブレイザー 2019

トレイルブレイザーは、1999年にシボレー S‐10ブレイザーの上級グレードとしてデビュー。2001年には、その上級グレードのみプラットフォームを刷新し、車名も「トレイルブレイザー」にあらためられました。

欧州のプレミアムカーを凌駕する、優れた乗り心地とハンドリング性能の実現を目標に掲げたトレイルブレイザーは、GMT360と呼ばれるおもにミドルサイズトラック用プラットフォームと、サイドメンバーは角パイプを水圧で成形するハイドロフォーミング法を用いた骨格に、専用設計のボディを架装するなど、当時の最新テクノロジーを駆使し、大幅な品質向上を実現しました。

ミドルサイズSUVとはいうものの、日本車や欧州車に比べると、大きく、存在感のあるスタイルも特徴です。

シボレーの大型ピックアップトラック、シルバラードの魅力

 

トレイルブレイザーの特徴は?

シボレー トレイルブレイザー 2019シボレー トレイルブレイザー 2019

初代トレイルブレイザーの搭載エンジンは、4.2L 直6、5.3L V8、6.0L V8の3種類。そのうち、4.2L 直6と5.3L V8が日本へ輸入されました。

それぞれのスペックは、4.2L 直列6気筒が、最高出力217kW(295ps)/6,000rpm、最大トルク375Nm/4,800rpm。5.3L V8は、最高出力213kW(289ps)/5,200rpm、最大トルク441Nm/4,000rpmを発生し、いずれもSUVらしいパワフルな走りを生み出します。

トランスミッションは4ATのみ。4WDシステムには、電子制御式のオートトラック4WDを採用し、インパネにあるスイッチで、2WDと4WD切り替えを可能とするほか、極悪路で活躍するローレンジも備えています。

サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン、リアには5リンクリジッドで、スプリングは前後ともコイルスプリングの組み合わせ。ショックアブシーバーには、ビルシュタイン製が採用されていました。ホイールは17インチで、タイヤサイズは前後245/65R17です。

たまに街中で見るハマー!初代から現行モデルでボディサイズはどう変わった?

 

S−10ブレイザーを継承するエスクテリアデザイン

シボレー トレイルブレイザー 2019

フロントマスクは太いモールディングによって上下に分かれたフロントグリルと、ヘッドランプとウインカーユニットなど、S-10ブレイザーのデザインを継承。ヘッドランプは吊目的な形状とされ、シャープさと厳つさを強調しています。

インテリアの温度調節式ヒーター付き8ウェイパワーシートは、ホールド性を重視した今日的デザインというよりも、1990年台までのアメリカ車に多いフラットなデザイン。表皮はベーシックモデルがファブリック、最上級グレードにはレザーを採用しています。

乗車定員は、4.2Lモデルが2列シートの5人乗りと、3列シートの7人乗り、5.3L モデルは7人乗りのみ。いずれもリアゲートは、ガラスハッチのみ開閉可能など、使い勝手の良さも持ち合わせていました。

 

シボレー トレイルブレイザー 2009シボレー トレイルブレイザー 2009

日本におけるトレイルブレイザーの販売は2009年で終了しましたが、アジアと南アフリカ、サウジアラビアなどで販売が継続されているほか、2018年にはひさびさにブレイザーの新型が本国で登場。注目を集めています。

トレイルブレイザーは、アメリカ製SUVの魅力がたっぷりと詰まったモデルです。中古車市場で見つけることができるトレイルブレイザーは、2008年以前のモデルが大半なので、年式の経過は否めません。とはいえ、個性を求めるユーザーには、人気の1台となっています。

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!