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三菱 eKクロスの内外装デザインの特徴
2019年3月28日に発売された、三菱の新型クロスオーバー軽自動車「eKクロス」は、その特徴的なデザインと、パッケージングで注目を集めています。今回は、eKクロスのデザインの特徴を解説していきます。
更新日2019/05/16THE CUTE BEAST(キュート・ビースト)
eKクロスは全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,640㎜。軽ハイトワゴンにSUVテイストを加えたクルマです。スズキのハスラーに代表される、SUVのキャラクターが強いクルマではなく、ハイトワゴンとしての機能性を維持しながら、SUVの要素を入れたクルマとなっています。
特徴的なのがフロントデザインで、Xをモチーフにしたグリルデザインと、新型デリカD:5のような、幾何学的なヘッドランプデザインとなっています。ロービームとハイビームを備えたヘッドランプユニットに縦に並べた3連LEDを組み込み、切れ上がった目のように見える部分が、ポジションランプとなっています。
これによって、ヘッドランプデザインをより自由にすることができ、薄く切れ上がった目つきと、どっしりとしたグリルデザインを可能にしています。
サイドとリアのデザインは、フロントに対してスッキリとした印象で、先代eKワゴンよりも拡張したホイールベースが相まって、四隅の踏ん張りがきいたデザインになっています。
テールランプは、縦型のシンプルなデザインを使い、ボディサイドからリアにかけては、キャラクターラインも少なく、フロントマスクの圧倒的な存在感からすると、どこか物足りなさを感じるほどに、何もないといった印象です。
ボディカラーは、ルーフとドアミラーカバーを同一色とし、ボディとの塗り分けをしたツートンカラーと、一色でまとめられたモノトーンカラーの2タイプから選ぶことができます。ただ、eKクロスの幾何学的なイメージを強くするのは、ツートンカラーでしょう。
インテリアはよりシンプル
特徴的な外観とは正反対に、インテリアはモダンでシンプルな仕様となっています。標準仕様のファブリックシートは、黒と紺の2色からなり、インパネも黒を基調としたシックな色合いです。
上級グレードで選択できるメーカーオプションの合皮とファブリックのコンビシートは、クリーム系の色を基調とし、シート背面部分に千鳥格子のような、織の入ったファブリック素材を使っています。メーターフードやインパネの一部も、シートと同様のクリーム系の色味となり、より明るく優しいデザインに変更することができます。
ナビ周辺やエアコンスイッチにはピアノブラックの光沢のあるパネルが装備され、スイッチ類は大きく、必要なものを必要なところに配置する、使いやすい設計です。質感としては、最近の軽自動車の中では標準的なレベルで、過不足はありません。
ドアパネルのサイズに対して、ウィンドウ面積が大きいため、非常に見晴らしがよく、採光も良いため、インテリアデザインのシックさはあるものの、明るい車内を作り出すことができます。広い視野は運転のしやすさにも寄与し、デザイン重視のクルマにありがちな、運転のしにくさは感じられません。フロント・リアともに窮屈感を感じない室内は、居住性のレベルの高さを感じられます。
eKクロスのデザインについて解説してきました。奇抜なデザインと思いきや、落ち着く部分がしっかりと同居しており、カッコよく居心地のいい、従来にはない価値観を作り出しています。フロントフェイスは賛否両論あるかと思いますが、デザインの纏まりがあり、押さえるところをしっかりと押さえた、良質なデザインの一台です。