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6月21日に予約受注開始、ポルシェらしい性能を発揮するカイエン S クーペ
ポルシェのミドルクラスSUV、カイエンから派生したカイエン クーペと、その高性能版カイエン ターボ クーペは、スポーティルックと高い走行性能で話題となっています。そこに、2019年5月Sクーペが追加され、6月21日に予約受注されました。
更新日2019/07/12カイエンよりもスポーティな印象のボディ
カイエン S クーペのボディサイズは、全長4,931mm×全幅1,983mm×全高1,676mm。ホイールベースは2,895mmで、車両重量2,050kgです。
カイエンよりもスポーティな印象のボディは、全長でプラス10mm、全高はマイナス20mm。固定式のパノラマガラスルーフを標準装備とし、オプションでカーボンルーフが用意されます。
ラゲッジスペースは通常で625L。シートを倒し、2名乗車とした場合は1,540Lと、実用性も十分です。
2.9L V6ツインターボを搭載
カイエン S クーペに搭載された2.9L V6ツインターボは、2つのターボチャージャーをV6バンクの間に配置することで、コンパクトになっています。また、燃焼室とターボチャージャーを繋ぐ排気経路を短くすることで、自然なレスポンスと優れた加速性能が可能になっています。
その性能は、最高出力440PS(324kW)/5,700〜6,600rpm、最大トルク550Nm/1,800〜5,500rpmで、パワーウェイトレシオに換算すると、国産のスバルWRX STiや新型トヨタ スープラ RZに匹敵する4.66kg/PSとなりますから、かなり高いパフォーマンスが期待できる数値といえますね。
また、停止状態から100km/hまでの加速タイムは、標準装備のスポーツクロノパッケージで5秒、オプションのライトウェイトパッケージを装着すれば、4.9秒というハイパフォーマンスぶり。最高速度も、263km/hに達します。
憧れのラグジュアリーSUV!ポルシェ カイエンはなぜ人気なのか?
ブレーキにはポルシェ サーフェスコーテッドブレーキ(PSCB)を採用
ブレーキには、ポルシェ サーフェスコーテッドブレーキ(PSCB)が採用されています。これは、ブレーキディスクに対して、炭化タングステンによる新しいコーティングによるもので、優れた制動力を安定して発揮するとともに、ブレーキディスクの光沢が長期間維持されるとともに、錆や変色に強く、ブレーキダストの低減にも貢献する技術です。
オプションで、通常のスチールディスクと比べて約50%軽量なポルシェ セラミックコンポジットブレーキ(PCCB)も用意されています。
またパワーステアリングプラス、20インチアルミホイール、パークアシスト、サラウンドビューカメラ、ポルシェアクティブサスペンションマネジメントシステム(PASM)が標準装備。ポルシェアクティブエアロダイナミクス(PAA)の一部として、90㎞/h以上で可動するアダプティブリアスポイラーは、クーペシリーズ共通の装備です。
こうした技術の採用によって、ポルシェ カイエン S クーペは、優れた走行安定性と高いパフォーマンスを発揮しています。
プレミアムブランドSUVのなかでも人気のクーペスタイルですが、カイエン S クーペは、“ポルシェらしいパフォーマンス”を期待するのに十分なスペックを備えているといえるでしょう。