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憧れのラグジュアリーSUV！ポルシェカイエンはなぜ人気なのか？

現在、世界中で高級感のあるクロスオーバーSUV（スポーツ多目的用車）が人気を誇っています。そのなかでもある種「象徴」ともいえるのが、「ポルシェ・カイエン」ではないでしょうか。今回はこのカイエンについて触れてみましょう。

更新日2019/06/20

スポーツカーともいえるSUV、「ポルシェ・カイエン」

2002年、ポルシェ初のクロスオーバーSUVとしてデビューしたの「カイエン」です。しかし、ポルシェとしてはあくまで「新しい形のスポーツカー」と定義しており、クロスオーバーSUVとは謳っていなかったようです。

ただ、ポルシェ＆フォルクスワーゲンとしても高級SUV＝スポーツ多目的用車のカテゴリに進出したい、という狙いがあり、両社で共同開発を行い、他とひと味違うSUVである「カイエン」誕生となったわけです。

ポルシェらしく、形式は9○○～となっており、初代955型、957型、現行モデルの958型と3代目モデルと熟成が進んでいます。

特筆すべきはやはりその運動性能です。初代モデルからV8 4.5L 4WD ターボモデルが用意されており、こちらは450馬力、とスーパースポーツさながらの出力を発揮。

車重約2.5tと重量級でありながら、0～100km/h加速がわずか5.6秒と、もはやSUVとは思えないすさまじい性能を誇ります。

現行モデルの最上級グレードは「カイエン・ターボS」。エンジンは4.8Lターボに拡大されており、最高出力は570馬力に高められつつ、車重も軽量化し、0～100加速はわずか4.1秒！大柄なボディを最高速284km/hまで引っ張る、痛快なモデルとなっています。ちなみにお値段は2000万円以上になります。

エントリーモデル「カイエン」には3.6L V6エンジンを搭載、こちらは300馬力を発揮。また環境性能を問われる現代のモデルらしく、「カイエンS・ハイブリッド」も追加。

こちらは3.0L V6エンジンにダウンサイズしながらも470馬力を発揮するモーターを組み合わせ、380馬力を発揮、モーターでの単体走行も可能としています。

環境性能と動力性能を同時に手に入れたハイブリッドモデルも魅力的ですね。

どうしてもカイエンの運動性能からの紹介になってしましたが、レザーを基調としたインテリアも高級感あふれるもの。

外観も見た瞬間に「ポルシェだ！」とわかるものであり、ポルシェがあえてSUVという言葉を使わなかったのもわかるような気がします。

まさに「どこでも行けるポルシェのスポーツカー」、といったところでしょうか。こうした高性能、高級感、そして視点の高さからくる乗りやすさ（右ハンドルも選択可能）も、世界のみならず日本でも人気を博すポイントといえましょう。

ただし、多くの人にとってネックとして挙がってしまうのは、やはり「価格」でしょうか…。

エントリーグレードの「カイエン」でも859万円、最上級グレードの「ターボS」にいたっては2235万円…。なかなか手に入れるハードルは高いといえますね。

ただし、デビューしてから長い為、初代モデルなど値が下がっているものもあります。ある意味特異なモデルだけに、「あくまでもカイエンがほしい」という方もおられるでしょう。そうした方にとっては、中古車を探すというのも非常に良い選択肢となるのではないでしょうか。