プロモーション
3世代目へと生まれ変わったBMW X3、どんなクルマ?
2017年10月、BMWは新型X3を日本で発表しました。BMWがプレミアム・ミドル・クラスSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)と呼ぶ小型SUVはこれで3世代目を迎えました。ここでは、この新型X3について見てみましょう。
更新日2020/07/10BMW X3の歴史
BMWが初代X3を発表したのは2003年のフランクフルトモーターショーでのことでした。1999年に発表された大型クロスオーバーSUVのX5が成功していたBMWは、より小型なSUVを求めるユーザーのために、X3を提案したのです。
BMW自身はX5も含めて、上述のSAVという表現を一貫して使用していることからもわかる通り、X3やX5を、単なる乗用車のボディを使用したクロスオーバーSUVではなく、まったく新しいカテゴリーのクルマとして捉えていました。
一方で、X5が5シリーズの部品を多数流用していたように、X3もまた、3シリーズと多くの部品を共有していました。例えば、サスペンションも当時のX3と3シリーズは同じ、フロントにストラット式サスペンション、リアにはマルチリンク式サスペンションを採用していました。
日本市場では2004年6月に導入され、2.5リットル直列6気筒エンジンおよび3.0リットル直列6気筒エンジンを搭載するグレードが用意されました。
第2世代となるF25型は、2010年に発表され、日本へは2011年3月より発売が開始されました。初代と同様直列4気筒エンジンと直列6気筒エンジンを搭載したグレードのほか、後に2リットル直列4気筒のクリーンディーゼルエンジンを搭載したグレードも追加されました。
第2世代では、よりダイナミックなエクステリアデザインに加え、クラス最高レベルの荷室容量や、約45%改善した燃費性能などが魅力の1台でした。
3代目BMW X3の魅力とは?デザイン一新の新しい魅力に迫る。 BMW X3を購入する場合いくらかかる?
ジャガーF-PACEのライバルはBMW X3?どちらが買いか?
新型X3のアレコレ
そして2017年10月、2度目のフルモデルチェンジが施された第3世代のX3が日本で発表されました。
まず大きく変化したのはデザインです。BMWの最新のデザインを取り入れたエクステリアデザインは、よりスポーティでアクティブな印象を与えるものへ一新されました。
フロントデザインでは大型化したキドニーグリルが表情に立体感を持たせ、存在感のある六角形のヘッドライト、ワイドでスポーティな印象を強調するエア・インレットが採用されました。さらにボンネットには深く滑らかなラインが入り、SAV としての屈強さとダイナミックさが主張されています。
また、風の流れを表現したような美しいルーフデザインと、大胆に2本彫り込まれた車両側面のキャラクター・ラインが、車両の存在感をより一層強調しています。
さらに目を引くのが、新たに追加されたエア・ブリーザーです。これによって、空気抵抗を低減させるだけではなくデザイン面でもSAV のアクティブさが強調されています。
インテリアデザインは、Xモデルのアクティブな個性を主張しつつ、よりモダンでラグジュアリーなものに仕上がっています。クローム加飾を効果的に採用し、リヤドアパネルやセンター・コンソール等に「X」や「X3」のエンボス加工を施すことで、X モデルの個性を主張しています。
ドライバビリティの面では、50:50 の理想的な前後重量配分及び、フロントのダブル・ジョイント・スプリング・ストラット・アクスルと5リンク・アクスルの定評あるサスペンション・コンセプトおよび初代X3 以来採用されているインテリジェント四輪駆動システムであるxDrive によって高い運動性能が実現されています。
これにより、悪路においても安定した走行を可能とし、SAV としてのスポーティさ、ダイナミックな走行性能と、快適性や安全性を高次元で兼ね備えたモデルとなりました。
装備面でも、音声認識やタッチ・スクリーンが搭載された最新のiDrive ナビゲーション・システムや、BMW が提供する総合テレマティクス・サービスであるBMW コネクテッド・ドライブ、最先端の部分自動運転機能や安全機能・運転支援機能が搭載されたドライビング・アシスト・プラスが標準装備されるなど、最先端のテクノロジーが随所に配されています。
パワートレインは、2リットル直列4気筒ツインターボエンジンと2リットル直列4気筒ツインターボディーゼルエンジンを搭載したグレードが設定されています。さらに、それぞれのエンジンに対して、Xモデルのラグジュアリーかつスタイリッシュな側面を主張するxLine、スポーティな面をデザインとドライビングの両面で主張するM Sportを設定することで、幅広い個性とニーズに応えるモデルラインナップとなっています。価格は639万円からとなっています。
高級SUVブームの立役者はどう評価される?
X3は高級SUVブームの立役者として世界中で愛されてきました。日本市場でも、アイポイントが高さから運転がしやすく、居住性も高く、何よりカッコイイSUVが人気を博しています。
2017年度の日本カー・オブ・ザ・イヤーは同セグメントのボルボ・XC60が受賞するなど国産ブランドと輸入ブランドの差も少なくなってきたように思います。そうした日本市場から、新型X3がどのような評価を受けるのか、楽しみでなりません。