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3代目から5代目セレナの進化の歴史を振り返る

1991年に発売されて以来、つねにミニバン売り上げナンバー1の座を他社のライバルと争っている日産 セレナは、現行モデルが5代目にあたります。中古車市場でも人気が高く、購入を検討している方も多いと思います。ここでは、税金が割増になる前の3代目最終モデルから以降のセレナについて、進化の歴史を紹介します。

更新日2019/09/06

2005年5月 3代目セレナ発売

日産 セレナ 2005

3代目セレナの最大の特長は、居住空間にありました。2,860mmのホイールベースや、高いルーフと低いフロアによって、容積を確保した室内は、当時、5ナンバー枠内では最大サイズ。
大開口の両側スライドドアと低いステップとフロアを採用したことで、小さなお子さんやお年寄りにも楽に乗り降りできるようになっていました。
室内は多彩なシートアレンジ、リアエンターテイメントシステム、インカーホンといった、移動を楽しくする機能を搭載するとともに、大きなレジャー用具も積み込めるBIGな荷室空間を確保しています。
パワートレインは、2.0L 直列4気筒エンジンとエストロニックCVTの組み合わせで、実用域での優れた発進加速と燃費を実現。CVTには電動パワーアシストが備わり、軽いシフト操作など、運転のしやすさを実現しています。

2007年12月のマイナーチェンジでは、フロントデザインを刷新するとともに、インテリアも見直しを図り、質感を向上させました。
とはいえトピックは、なんと言っても日産の世界初の新技術であるアラウンドビューモニターの採用(20G、ハイウェイスターにカーウイングスナビとセットでメーカーオプション)。加えてワンタッチクリーンスイッチ付のインテリジェントエアコンシステムを車種別装備、またはメーカーオプションで設定していました。

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2010年11月 4代目セレナ発売

日産 セレナ 2010

4代目は、2010年11月にデビュー。そのDNAとも言える「室内空間の広さ」および「使い勝手の良さ」をさらに進化させるとともに、エンジンを新型の2.0L直噴エンジンに変更し、クラスNo.1の低燃費15.4 km/L(10・15モード)を実現しました。
ボディサイズは、5ナンバー枠に収まる全長4,685mm✕全幅1,695mm✕全高1,865mm。3代目に比べて全長で5mm、全高で25mm大きくなっただけでした。
にもかかわらず室内は、すべての室内車両寸法を拡大し、室内長は従来型より300mm拡大、快適な室内空間となっています。
またサードシート使用時でも、ベビーカーや9インチゴルフバッグが横置きで積載できる大容量ラゲッジアンダーボックスを用意するなど、荷室スペースも確保されていました。

2012年8月の一部改良によって、スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)を追加設定。サブバッテリーをエンジンルームに追加した、シンプルかつコンパクトな設計のマイルドハイブリッドシステムは、JC08モード燃費ではクラスナンバー1の15.2km/Lを実現しました。

セレナ 2013年12月続く2013年12月のビッグマイナーチェンジでは、ヘッドランプを2段構えのデザインに変更するなど、フェイスリフトを敢行。
同時にセカンドシートの横スライドやウォークスルーが可能となるスマートマルチセンターシートを8人乗り仕様に採用し、室内の使い勝手を向上させました。
また、歩行者も検知する「エマージェンシーブレーキ」や、「LDW(車線逸脱警報)」、「踏み間違い衝突防止アシスト」など、先進安全装備の数々を20Sを除く全グレードに標準装備しました。

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2016年8月 5代目セレナ発売

日産 セレナ 2018

2016年デビューの現行型は、4代目より180mmも拡大された室内長(3,240mm)と、室内幅(1,545mm)によって、依然としてクラスNo.1の広さが魅力。これにより、1列目から3列目シートそれぞれのスペースにゆとりを生み出しています。
また便利機能として、足を動かすだけで開閉ができるハンズフリースライドドアや、狭い場所でも開閉がしやすいデュアルバックドア、4代目から受け継いだマルチセンターシート、キャップレス給油口などが採用されました。
とはいえ5代目セレナ最大のトピックは、高速道路における渋滞走行と、長時間の巡航走行の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動的に制御する自動運転技術の同一車線自動運転技術「プロパイロット」が設定されたことでした。

2018年2月には、e-POWERを追加設定。ガソリンエンジンを発電にのみ利用し、モーターの力で走行するe-POWERによって、26.2km/L(JC08モード)というクラスナンバー1の低燃費を実現しました。
100%モーター駆動ならではの力強い加速性能とクラスを超えた高い静粛性は、e-POWERの魅力です。

同じ2018年9月には、S-HYBRID車およびガソリン車において安全装備の充実を図り、ハイビームアシストを設定。また、最高速度標識検知と一時停止標識検知機能を追加しています。さらに、「踏み間違い衝突防止アシスト」を前方の歩行者検知が可能な仕様に機能を向上させました。

日産 セレナ 2019

2019年8月のマイナーチェンジでは、フェイスリフトとともに360度の安全を提供する全方位運転支援システムを全車標準装備するなど、先進安全技術を拡充させています。

 

歴代のセレナは、5ナンバーサイズにボディを収めながらも室内の広さを追求。また、S-HYBRIDやe-POWERといったパワートレイン、そしてプロパイロットといった先進安全装備など、快適で便利なミニバンへと進化してきました。
それだけに、年式が1年違ったことで、ほしかったあの機能が付いていない、なんてことも中古車選びでは起こりえます。中古車でセレナを探す際には、年式やグレード、装備に注意して選ぶと良いでしょう。

日産 セレナのインテリアの特長、居住性をご紹介!

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