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フランス生まれのおしゃれでカッコイイ ブランドDSにはどんなSUVがあるのか?

1950年代のシトロエンを代表するDSは、その美しい風貌から現在でも名車として語り継がれています。そんなDSの名前にちなみ、新しくシトロエンから独立した高級自動車ブランドが「DS」です。おしゃれなフランス車ブランドの中でもとりわけ高級感にこだわるDSの魅力を、そのラインナップとともにお届けします。

更新日2019/09/17

始まりはシトロエンのサブブランドとして登場

DS DS 7クロスバック

かつてフランスには多くの自動車メーカーが存在していました。美しくも斬新なデザインや、こだわりのあるメカニズムやインテリアなど、独創性においてはほかの国の自動車メーカーとは一線を画していたのが、フランスの自動車メーカーです。そのなかでも特に奇抜なメカニズムやデザインで異彩を放っていたのがシトロエンでした。
ダブルシェブロンのエンブレムで知られるシトロエンは1919年に創業。ヨーロッパ初の大量生産方式による自動車の「タイプA」、ヨーロッパ初のオールスチールボディによる大量生産車「B12」など、新しい技術をいち早く導入することに積極的なメーカーとして当時から認知されていました。そんなシトロエンの名を世界に広めたのが1949年に発売された「2CV」で、20世紀を代表する名車にも数えられています。そしてもう1台、シトロエンを語るうえで欠かせない存在となっているのが、1955年に発売された「DS」でした。空力特性を考慮したスタイリングは当時はもちろん現代にあっても前衛的ですが、さらにこのDSの特異性を印象付けているのが「ハイドロニューマチックシステム」というもの。油圧動力によってエアサスペンションやパワーしてアリング、ブレーキの増幅機構などを制御するのもので、シトロエンではその後も採用しています。またステアリングの形状やゴムまりのようなブレーキペダルなど、内装のデザインも非常に凝ったものとなっていました。
そんなシトロエンを代表する名車の名前を冠するのが、2015年にシトロエンから独立したDSオートモビルズです。もともとはシトロエンのサブブランド的な存在で、その初のモデルがC3をベースにしたDS3でした。その後もC4ベースのDS4やDS5などを次々と発表。当時はフロントにダブルシェブロン、リヤにはDSのエンブレムがそれぞれ付けられていました。しかし2015年のDSオートモビルズ誕生とともに、ダブルシェブロンのエンブレムはなくなり、DSのエンブレムがフロントにも掲げられています。

DSオートモービルズのフラッグシップSUV、DS 7クロスバック

DSオートモビルズのラインナップをチェックしてみる

2015年に新しくスタートし、翌年には日本市場でも販売を開始しているDSオートモビルズ。シトロエンとはひと味違ったスタイリングや、上質な雰囲気を醸し出す内装、さらに細かな加飾パネルやサブライトの配置によってDSらしさを放ち、シトロエンとは違った魅力を生み出すことに成功しています。そんなDSオートモビルズのラインナップを過去モデルも含めて紹介していきましょう。

DS 3

DS DS 3
2009年のパリサロンでデビューしたDS初のモデル。ベースのC3とは異なる印象のフロントマスクや、C3では5ドアのみだったのに対しこちらは3ドアハッチバックになるなど、さまざまな点においてC3とは違う仕上がりとなっています。「ビークルパーソナリゼーション」というルーフやミラー、ホイール、インテリアの色を自由にセレクトできるシステムなどもを導入し、洗練されたカラーリングの組み合わせで話題を集めました。ルーフにパリの街並みを描いた「マップ」、WRC参戦を記念した「WRCデビュースペシャル」、モノトーンにこだわる「ノアール」、マリンテイストカラーの「ウルトラマリン」といった限定モデルが多数発売されています。

DS 4&クロスバック

DS4C4をベースに2011年に発売されたのがDS 4です。5ドアハッチバックながらクーペのようなスタイリングを持ち、そのためリヤウィンドウは開閉することができません(ハメ殺し)。発売当初は2ペダル式MT(EGS)と5速MTのみでしたが、のちに6速ATを採用したモデルも登場。2016年にはマイナーチェンジを行ない、フロントマスクからダブルシェブロンのエンブレムが消滅。

DS4 Crossback

さらに同年には、DS 4をベースにして車高を30mmほど上げたSUVバージョンの「DS 4 クロスバック」も登場しました。どちらも2018年をもってカタログからその名前が消えています。

DS 5

DS5
2011年の上海モーターショーでお披露目されたDS 5。5ドアハッチバックとステーションワゴンを組み合わせたような独特のスタイルで、2005年のフランクフルトショーで展示されたコンセプトカー「Cスポーツラウンジ」がベースとなっています。シトロエンではこのDS 5を「シューティングブレーク」としてとらえており、航空機をイメージしたスイッチのデザインや運転席・助手席・後席と3分割になったガラスルーフ「コックピットルーフ」などが特長。2012年から日本での発売が開始され、DSシリーズのフラッグシップにもなっていました。2016年にはマイナーチェンジを行ないフェイスリフトを敢行。DSらしい先進的なデザインが好評を博していましたが、2018年をもってDS4同様にカタログからその姿を消しています。

DS 7 クロスバック

DS 7 クロスバックシトロエンから独立したDSオートモビルズが初めて発売したのがこのDS 7 クロスバックです。2017年のジュネーブショーでワールドプレミアされたのち、翌年から日本でも発売が開始されました。フロントにはDSウィングと呼ばれるLEDヘッドライトが埋め込まれ、以降のDSモデルのアイコニックなデザインとして受け継がれています。フランスらしい洗練されたSUVは、武骨というよりも優雅でエレガントな雰囲気に包まれ、上質なインテリアとともに都会の喧騒が似合いそうな仕上がりです。ホイールのデザインやリヤのテールライトまわりのデザイン、高級腕時計の盤面にも使われるギョーシェ彫り模様をヒントにしたセンターコンソールのトグルスイッチなど、フランスならではの新しいラグジュアリーの表現が随所にちりばめられ、先進的なSUVとして話題を集めました。

DS 3 クロスバック

DS 3 クロスバック
DSブランドで最も新しく仲間入りしたDS 3 クロスバック。DS 7 クロスバックに続き、DSブランドから発売されたコンパクトサイズのSUVモデルです。フランスの伝統工芸を彷彿とさせる「サヴォワフェール(匠の技)」のようなスタイリングは、DS7譲りの美しさとシャープさを生み出しています。さらにこのモデルの大きな特徴が個性的なデザインのインスツルメントパネルで、特にセンターパネルまわりのダイヤモンドパターンのスイッチ群やATセレクターまわりはフランス車ならでは。エレガントさを醸し出すSUVとして唯一無二の存在感を示しています。

2009年からブランドがスタートし、2015年にはシトロエンから独立したDSオートモビルズ。現在のカタログラインナップはDS 3 クロスバックとDS 7 クロスバックとなっていますが、これまでにもDS5をはじめ多くの名車を世に輩出しています。シトロエンともほかのフレンチブランドとも異なる、オリジナリティとラグジュアリーを追求する唯一無二のブランドとして、これからもDSには大きな期待が寄せられています。

DSが発表した小型SUV、DS 3 クロスバックってどんなクルマ?

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