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燃費だけじゃない、ハイブリッドを選ぶメリット
トヨタ プリウスが登場した1997年には、先進的なパワートレインとして注目を集めたハイブリッドも、今や当たり前に搭載されるパワートレインとなりました。今回は、燃費だけではない、ハイブリッドカーのメリットについて解説していきます。
更新日2020/04/09環境にやさしい
エンジンとモーターという2種類の動力装置を使用しているため、単純にエンジン単体のクルマと比べるとCO2排出量が少なくなり、環境にやさしいのがハイブリッドカーの特徴です。エンジンの回転数の上昇や、エンジン稼働時間を短くできるため、大気汚染の原因物質の削減や、温室効果ガスの削減に寄与しています。また、化石燃料であるガソリンの使用量も、燃費がよくなることにより削減できるのもメリットです。
おサイフに優しい
ハイブリッド車は燃費がいいので、ガソリンを給油する回数が減ります。そのため、ガソリン代の削減となり、おサイフにもやさしいのです。
例えば、トヨタ C-HRのハイブリッドモデルでは、JC08モード燃費30.2km/Lをマークしています。C-HRのガソリンタンク容量は43Lとなっているので、単純計算で1回の満タン給油で1,298km走行可能。片道20kmの通勤でも1ヶ月給油なしで走り切ることができるのです。
また一般的に中古車としての価値が高くなりやすく、クルマを手放す際にも損をしにくいクルマといえるでしょう。
ご近所にやさしい
ハイブリッド車は、バッテリーが充電されていれば、低速域ではモーターだけで走行する車種が増えています。エンジンが駆動しないので、エンジンノイズや排気音などを出しません。早朝や深夜に、車庫の出し入れで、近隣に騒音を出すことなく、クルマを動かすことができるのです。
追い越しなどの加速がいい
ガソリンエンジンにあるターボ、スーパーチャージャなどの過給装置と異なり、ハイブリッド車のモーターによる発進は、一気に最大トルクを発生するという特性があります。これは特に中間加速で大きな利点になります。追い越しや高速道路での合流などの強く加速したい場面では、大きなトルクを発生させるモーターが働き、排気量以上の鋭い加速が期待できます。
SUVにも多く採用されるハイブリッドの仕組みって理解してる?
SUVにはどんなモデルがある?
人気のSUV市場にも、ハイブリッド車は多く展開されています。
車両本体価格が200万円台のクラスでは、ホンダ ヴェゼル、トヨタ C-HRといった人気のコンパクトSUVがハイブリッドを搭載しています。
ヴェゼルは2019年SUV販売台数No.1となったコンパクトSUV。1.5L i-VTECにハイブリッド機構を組み込み、JC08モード燃費は27.0kmと低燃費。ホンダでは、軽量コンパクトなハイブリッド機構を採用することが多く、ヴェゼルでもパラレル方式が採用されています。DCTで、エンジンとモーターの動力を接続、切断する機構になっており、モーターのみでの走行も可能になっています。
C-HRは、トヨタが世界戦略SUVとして発表したコンパクトSUVです。ハイブリッドの先駆者であるトヨタのハイブリッド機構はTHSⅡと呼ばれ、動力を動力分割機構を用いて発電機と駆動用モーターとに振り分けるスプリット(シリーズパラレル)方式を採用しています。複雑な制御が必要となりますが、走行中にも発電を行うことが可能になり、燃費性能が高く、高効率な機構です。
ハイブリッド機構は物理的に大きくなる傾向にあり、コンパクトカーでは4WDとの併用が難しいともいわれています。そのため、C-HRのハイブリッドはFFのみの設定です。
車両本体価格が300万円台のクラスでは、日産 エクストレイル、スバル フォレスター、レクサス UXなどが代表例となります。
エクストレイルは、アウトドアシーンで活躍する装備が多数備えたSUV。日産のハイブリッド方式は基本的にパラレル方式で、クラッチを内蔵しており、エンジンと電気モーターを切り離すことができます。エンジンが苦手とする発進時はモーターのみの走行。全開加速時ではエンジンとモーターを使って加速するなど、シーンに合わせた効率のいい走行が可能です。
フォレスターは2018年9月にハイブリッドモデルが追加され、現在は販売実績の約半分をハイブリッドモデルが占めます。フォレスターのハイブリッドシステムは、スバルのお家芸である水平対向エンジンにハイブリッド機構を搭載したe-BOXER。その方式はエクストレイルと同じくパラレル方式に分類され、走行シーンに合わせてエンジンとモーターを制御します。
また、モーターとバッテリーをシンメトリカルAWDに統合することで、優れた重量バランスと低重心を実現しており、高い走行性能を備えています。
UXはレクサスのコンパクトSUVで、アーバンスタイルが人気の一台です。トヨタと同様にスプリット(シリーズパラレル)方式を採用し、高い燃費性能と静粛性が特徴です。
車両本体価格が400万円以上のクラスでは、レクサス NX、RXがラインナップされています。こちらもUX同様にスプリット(シリーズパラレル)方式を採用したハイブリッドとなり、余裕のある動力性能と、レクサスらしい静かな車内を作り出しています。]
ハイブリッドカーのメリットについて解説してきました。燃費性能だけではなく数多くの付加価値をもっているのがハイブリッドです。SUVにもハイブリッドモデルは多数あるので、クルマ選びの中にハイブリッドカーの選択肢も増やしてみてはいかがでしょうか?
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