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【SUVに自転車を積んでいきたい】東京都のサイクリングコース10選
東京都の景色は高層ビルが立ち並ぶ大都会や、東京都は思えないような大自然まで、様々な表情を見せます。 サイクリングで特に特徴となっているのは、大規模で設備の充実した公園や整備された川辺のサイクリングロードが充実していることです。そこで、今回はそんな特徴のある東京のサイクリングスポットを紹介します。
更新日2020/04/27
1.国営昭和記念公園(こくえいしょうわきねんこうえん)
立川市と昭島市に跨る東京ドーム約40倍の広大な敷地には、様々な施設とともにその広さを活かした延長14キロのサイクリングコースがあります。園内の立川口、西立川口、砂川口の3ヶ所にはレンタサイクルがあり、18～26インチのかご付自転車やタンデム自転車などが借りられます。
また園内には駐車場が3ヶ所用意されており、SUVに自転車を積んで行くのに最適です。
入園料は大人450円。そのぶん整備された舗装路と清潔なトイレ、安全な休憩場所が非常に多く設置されているので、都市型のサイクリングスポットとして注目されています。
また、コースは花と自然に囲まれた園内をくまなく回れるように設計されているので、さまざまなスポットで写真撮影や写生などを楽しむこともできます。東京都心からのアクセスも良く、中央自動車道・国立府中ICより約20分です。
住所：立川市、昭島市
2.パレスサイクリングコース・皇居1周5キロコース(こうきょいっしゅうごきろこーす)
皇居はジョギングコースとして有名ですが、実はサイクリングも楽しめます。コースは2つあり、1つはパレスサイクリングと呼ばれる自転車専用道路を走る平坦で小さいお子さんと安心して楽しめる3キロのコース。もう1つは皇居1周5キロのコースです。
パレスサイクリングは、毎週日曜の10時～17時、祝田橋～平川門の往復約3キロが自転車専用として一般開放されています。パレスサイクリングを抜けて、一般道を走る皇居1周コースは、注意が必要ですが、都心の観光名所をめぐりながらサイクリングができるコースとして注目されています。
周辺には有料駐車場が数多くあるので利用しましょう。スタート地点の祝田橋に一番近いのは高速都心環状線・霞が関で約5分です。
住所：千代田区祝田橋～平川門
3.多摩湖自転車道路(たまこじてんしゃどうろ)
武蔵野市・西東京市・小平市・東村山市・東大和市をまたがる多摩湖自転車道路は、東京で一番長い10キロ以上の直線道路が特徴です。
五日市街道脇の「水の神殿」のモニュメントを起点とした22キロのコースのうち、最初の10キロが気の遠くなるような直線で、車道と分離された「自転車・歩行者のための専用道路」になっています。市街地に近いのにクルマを気にする必要もないので、穏やかな環境で、心ゆくまで走れる人気コースとなっています。
実はこの東村山市の武蔵大和駅までの直線ルート以外に、多摩湖通りへ入ってから湖を一周するもうひとつのルートがあります。都立狭山公園から西へ進路を取ると多摩湖で、狭山湖も臨め、もうひとつのルートはこの湖の周りを一周する距離約12キロのルートになります。
どちらも東京とは思えない自然豊かな風景が味わえ、マイナスイオンを全身にあびてリフレッシュできるスポットです。アクセスは関越自動車道・所沢ICより約35分で、狭山公園を起点にすれば駐車場が利用できます。
住所：武蔵野市・西東京市・小平市・東村山市・東大和市
4.境川ゆっくりロード(さかいがわゆっくりろーど)
境川ゆっくりロードは、京王相模原線と境川が交差する坂本橋から、東急田園都市線・南町田駅南部の鶴瀬橋まで、町田市に流れる境川沿いに設けられた延長14.5キロのサイクリングロードです。ウォーキングをする方も多いので、スピードは出さずにのんびりサイクリングを心掛けなければなりませんが、コース沿いの公園には水飲み場もあり、住宅街にも出やすいのでトイレに困ることもありません。
また、起点の「町田クランベリーパーク」は食事やショッピングが楽しめる新しい人気スポット。駐車場もあるので帰りにお買い物や食事をするつもりで利用することをおすすめします。町田クランベリーパークまでのアクセスは東名高速道路・横浜町田ICから約15分です。
住所：町田市鶴間～小山町
5.若洲海浜公園(わかさかいひんこうえん)
若洲海浜公園は、東京湾に面しており、都心から非常に近い海浜公園で、東京駅や羽田空港や東京ディズニーリゾートからも近い場所に位置しています。最寄りの高速道路のインターチェンジは首都高速湾岸線・有明ICで約20分。若洲公園駐車場が利用できます。
海に囲まれた公園の周りに整備された気持ちの良い6キロのサイクリングロードで、木更津から横浜、東京ディズニーランド、そして東京スカイツリーなどが一望でき、晴れていれば房総半島や富士山などの眺望も楽しむことができ、元旦には初日の出のスポットとしても有名です。
レンタルも実施されており、普通自転車、タンデム(2人)などが借りられます。場所が場所だけに、デートにも最適なポイントとなるでしょう。
住所：江東区若洲
6.江戸川サイクリングロード(えどがわさいくりんぐろーど)
ここまで家族でも楽しめる初級者コースを紹介してきましたが、ここからは本格的なサイクリスト向けのコースとなります。
江戸川サイクリングロードは、江戸川の河口から利根川との分岐点までの約65キロからなり、東京川の右岸コースと千葉県側の左岸コースという2つのコースで走ることができます。
東京側である右岸コースは路面のコンディションが良く、軽快に走ることができ、途中には寅さん記念館や柴又帝釈天、矢切の渡しなどの見どころがあります。
ゴール後は、最寄り駅から輪行して戻るか、体力と時間に余裕があれば左ルートで戻るのも良いでしょう。葛西臨海公園が起点となるので駐車場にもこまりません。葛西臨海公園までのアクセスは首都高速湾岸線・葛西ICから5分です。
住所：江戸川区臨海町～埼玉県松戸市、吉川市など
7.多摩川サイクリングロード(たまがわさいくりんぐろーど)
多摩川サイクリングロードは、東京都羽村市から羽田空港前にかけ、左岸と右岸にコースが設定されています。50キロもの距離があるので、公園や緑地、名所、ランチ、休憩できるスポットも豊富にあり、移り変わる景色が飽きさせません。
起点は西の羽村市の阿蘇神社がおすすめです。阿蘇神社では自転車道の起点となることから、自転車お守りを頒布しているのでまずはお詣りしてからスタートするのがオススメです。そして、大師橋を渡って穴守稲荷神社の赤い鳥居が見えると50キロのサイクリングの終点です。起点となる阿蘇神社までは中央高速道路の八王子ICから約30分のアクセスです。
住所：羽村市～大田区
8.神宮外苑サイクリングコース(じんぐうがいえんさいくりんぐこーす)
イチョウ並木が美しい神宮外苑周辺が、日曜・祭日のみサイクリングコースとして開放されています。
コースは約1.2キロの周回コースと、0.2キロの自転車練習用のイチョウ並木コースがあります。イチョウ並木コースでは専門のインストラクターが自転車の乗り方をやさしく指導してくれるので、お子さんの自転車デビューには最適です。乗れるようになったら、一緒に周回コースを走れます。坂道やトンネル、橋などもあり、変化が楽しめるコース設定になっており、東京の真ん中でもサクラやケヤキ並木などが楽しめます。
アクセスは首都高速道路4号新宿線の外苑出口から約10分です。絵画館の駐車場を利用します。
住所：新宿区
9.荒川サイクリングロード(あらかわさいくりんぐろーど)
荒川サイクリングロードの起点ははっきりしていませんが、一般的には東京湾岸の新砂リバーステーションを始発として、荒川沿いを北上し、終点は埼玉県の武蔵丘陵森林公園までの区間とされています。距離としては東京区間が30キロ、埼玉区間は45キロで総距離は約75～80キロの走破するとかなりの行程になります。
サイクリングロードに並行する荒川の幅は、河口付近では距離800メートル近くもあり、墨田区のあたりでも400メートルと、日本有数の川幅を誇ります。そのため、清砂大橋や葛西橋などといった巨大な橋が多く観られ、スカイツリーも眺めます。
そして、環状七号線の近くの荒川鹿浜橋緑地や岩淵水門近くのバーベキュー場あたりでUターンして戻るぐらいでも十分な走行距離になりますので、無理のない予定を立てましょう。
駐車場は近隣の公園、近隣道路のパーキングを利用しましょう。アクセスは首都高速道路湾岸線・有明ICから約10分です。
住所：江東区有明～墨田区、足立区、北区 埼玉県川口市
10.伊豆大島(いずおおしま)
竹芝客船ターミナルにクルマを置いて、高速ジェット船で約1時間。大島はサイクリストの聖地といわれるほどの見事な自然が味わえます。コースは2つ。反時計回りに伊豆大島を一周するコースと、それに加えて三原山を上るコースを設定しています。
御神火チャレンジコースは、標準所要時間は約5時間。延長73キロのヒルクライムコースで、平均斜度9％。14～15％の坂も頻繁にある激坂コースで、中・上級者におすすめです。
島一周をめぐる「大島ぐるっと一周コース」は、コース全長46.8キロ、標準所要時間が約4時間で、約15キロにわたって上りが続く山岳コースとなっています。きつめのコースですが、高台からの絶景が勇気づけてくれます。
いすれも初心者にとってはハードなコースとなるので時間管理だけはしっかりと行い、無理のない計画が必要です。竹芝客船ターミナルまで都心環状線・新橋ICより約5分です。
住所：港区海岸1丁目12−2
東京にあるおすすめのサイクリングコースは、 大都会東京ならではの街並みやビル街がある一方、自然を感じながらリフレッシュできるサイクリングコースや初心者にも始めやすいサイクリングコースも多くあります。設備も整った公園内のコースでは家族でサイクリングが楽しめるので、今度の休みはぜひSUVに自転車を積み込んでお出かけください。