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【SUVに自転車を積んでいきたい】京都府のサイクリングコース10選

数々の文化遺産が残る古都「京都」は、全国のサイクリストがサイクリングを安心して楽しむことができるように、コースなどを明示するブルーラインやサポートステーションを配置したサイクリングロードを整備するなど、サイクリング事業にも力を注いでいます。そこで今回は、観光名所とは違った京都の新しい魅力を発見できる、サイクリングコースを紹介します。

更新日2020/04/17

1.日吉ダム周回コース(ひよしだむしゅうかいこーす)


日吉ダム周回コースは、南丹市日吉町にある近畿最大級を誇る日吉ダム湖を周回するサイクリングコースです。適度なアップダウンがあるコースなので、初心者の練習に最適。駐車場やレストランなどの周辺施設も充実しています。

コースは延長7.5キロのショートコース、11キロのミドルコース、そして21キロのロングコースという体力に合わせた3つのコースがあります。起点は温泉やプールも完備した道の駅「スプリングひよし」。アクセスは京都縦貫自動車道・園部ICからクルマで約15分となります。

住所:南丹市日吉町中宮ノ向8番地(スプリングひよし)

 

2.京見峠(きょうみとうげ)


京見峠は京都市近郊の人気ヒルクライムコースで、金閣寺の裏手にコースがあります。ヒルクライムコースといっても距離は3キロ、標高200メートルの初心者向けのコースなので、ヒルクライムの初心者でも挑みやすいのが特徴です。

京見峠を登りきると、ゴールの氷室分岐にたどりつきますが、実はこのルートは表道で、裏道がここから少し戻ったところから分かれる別ルートとなる古道長坂道になります。その名の通り、古い道で長い坂となっています。舗装路ですが荒れていて狭く、落ち葉などで滑る危険もあるので注意が必要です。

アクセスは金閣寺までは名神高速道路・京都南ICから約30分です。金閣寺の駐車場か、その周りのコインパーキングに駐車することになりますので、せっかくですから金閣寺にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

住所:京都市北区金閣寺町1

 

3.木津川サイクリングコース(きづかわさいくりんぐこーす)


嵐山河原町を起点に、木津川市木津までの27キロのコースで、京都八幡木津自転車道(きょうとはちまんじてんしゃどう)や、桂川サイクリングロード(かつらがわさいくりんぐろーど)とも呼ばれています。京都でも有数のロングライドが楽しめるコースです。

起点は泉大橋で、日本最長級の木造橋 流れ橋(上津屋橋)や、御幸橋、西尾橋を経由して、ゴール地の渡月橋に到着します。平坦なサイクリングロードなので爽快な走りが楽しめます。

起点・終点ともに駐車場はありませんが、観光地だけに有料駐車場も多くあります。起点の泉大橋までのアクセスは、名神高速道路・京都南ICからクルマで約30分となります。

住所:八幡市木津川堤防敷

 

4.加悦・岩滝自転車道(かやいわたきじてんしゃどう)

加悦・岩滝自転車道は、私鉄の加悦鉄道敷跡地を利用したサイクリングロードで、与謝野町を南北に縦断し、広々とした田園を走り岩滝までつながる約12.2キロの自転車道となっています。

河川野田川と併走することで、自然景観を見ながらサイクリングが楽しめ、周辺には野田川町フォレストパークや加悦町古墳公園などの各種施設もあり、丹後の様々な魅力が感じられます。

また、道の駅 シルクのまち かやを起点とすることで、安心して往復路を楽しめます。道の駅 シルクのまち かやまでのアクセスは京都縦貫自動車道・宮津天橋立ICから約20分です。宮津天橋立ICは日本三景のひとつ天橋立(あまのはしだて)に近いので、ドライブがてら帰路に立ち寄ってみましょう。

住所:京都府与謝郡与謝野町

 

5.鴨川沿いコース(かもがわぞいこーす)

鴨川沿いコースは、鴨川沿いを走る京都の定番サイクリングコースとなっています。七条大橋から鴨川の両岸にある歩行者・自転車専用のスロープへ降りたところが起点。鴨川沿いには、夏なら「納涼床」、秋なら「名残りの床」の風物詩を見ることができます。

また、川に沿って走り、賀茂大橋で東の支流の高野川方面に進むと上賀茂神社、西の支流の賀茂川方面に進めば下鴨神社へ行けます。コース取りによって2.5キロから10キロの行程になります。行く場所を下調べをして、自分オリジナルのコースを走るのも面白いかもしれません。

七条大橋や京都駅周辺の駐車場を利用することになりますが、事前に駐車場アプリなどで調べておくとあわてずにみます。七条大橋までのアクセスは名神高速道路・京都南ICから約15分です。

住所:京都市下京区大宮町

 

6.きぬかけの路~北野エリア(きぬがけのみち〜きたのえりあ)


きぬかけの路は金閣寺、龍安寺、仁和寺の3つの世界遺産を巡る延長およそ2.5キロのコースです。勾配はありますが、裏通りなので交通量が少なく快適に自転車を走らせることができるのが特徴です。ただし、休日には観光客も散策しているので注意が必要です。

また、学問の神様として信仰されている北野天満宮は、菅原道真公の月命日である毎月25日に天神市が開かれるので、スケジュールが会う方は立ち寄ってみましょう。衣笠山麓を抜ける緑豊かなルートは2.5キロは短いと思うでしょうが、三つの世界遺産を見て回れば時間はあっという間にすぎていきます。

駐車場は、周辺の有料駐車場を利用することになります。金閣寺までは名神高速道路・京都南ICから約25分です。

住所:京都市北区

 

7.ゆラリーサイクリングコース(ゆらりーさいくりんぐこーす)


京都府が力を入れているサイクリングコースで、福知山から由良川沿いを日本海に向かって北上して行きます。海岸沿いを走行して赤レンガ博物館、海上自衛隊の基地付近を走り、峠を越えて綾部の田園風景を堪能し、再び由良川沿いを福知山に向かうルートになっています。

道路にルート表示があるので、初めて来た方でも分かりやすいコースと言えます。ただし、総延長100キロもあるのであらかじめどこまで走るか決めておいた方が良いでしょう。ちなみにあやべグンゼスクエアを起点にして、三段池公園までが16キロ、あしぎぬ大雲の里までが31キロ、その先が峠になる舞鶴赤レンガパークまでが60キロです。

駐車場のあるあやべグンゼスクエアまでは舞鶴若狭自動車道の綾部ICから約5分というアクセスです。

住所:綾部市青野町

 

8.栗田半島天橋立シーサイド自転車道(くりたはんとうあまのはしだてしーさいどじてんしゃどう)

栗田半島天橋立シーサイド自転車道(田井大垣自転車道線)は、京都府宮津市田井を起点に、宮津市大垣に至る総延長22.4キロのコースでそのうち17.0キロが自転車道として整備されています。

府立青少年海洋センター(マリーンピア)前が起点で、歩行者自転車専用橋の湊橋、ユニークな帆をイメージしたみやづ歴史の館、天橋立などを観ながら走り、歴史の館と島崎公園の間を抜けると終点の傘松公園(かさまつこうえん)に付きます。

府立青少年海洋センターは京都縦貫自動車道・京丹後大宮ICから約30分で駐車場もあります。終点の傘松公園には天橋立が一望できるビュースポットがあり、駐車場も用意されているので、こちらを起点としてもいいでしょう。

住所:京都府宮津市大垣

 

9.大正池~和束童仙房コース(たいしょういけ〜わづかどうせんぼう)


大正池~和束童仙房コースは、井出町と和束町をつなぎ、標高差330メートル、延長7.7キロ、平均斜度4.3%というヒルクライムコースです。コース途中の「大正池」は自然豊かでアクセスの良いダム湖であり、さらに、木津嵐山自転車道からのアクセスも良いことでも人気の高い峠道となっています。

また、路面は良好ですが道幅は狭いところが多いのでクルマの通行には注意が必要です。コース前半から、大正池のある4キロ地点あたりの中盤は緩急のある緩い登りが続き、和束町に入る終盤に勾配が強まるという流れになります。

クルマで行くのならJR三山木駅周辺の駐車場や三山木口駒ケ谷公園を利用する必要があります。三山木口駒ケ谷公園までのアクセスは京奈和自動車道・田辺西ICから約5分です。

住所:綴喜郡~相楽郡

 

10.洛南エリアボタリングコース

京都のように狭い地域に観光名所がひしめき合っている場所では、クルマは使いずらく、かといって歩くにはしんどいという場合に、一ヶ所にクルマを置いて自転車で巡るのが最適です。

京都のボタリングには、行きたい名所を中心にコンパクトにつなげるのがポイントです。洛南エリアは、京都南部の人気寺院や坂本竜馬や新選組にまつわる史跡めぐりが楽しめるコースで、商売繁盛で有名な伏見稲荷大社の千本鳥居や、東福寺や東福寺本坊庭園、九條河原と銭取橋跡や藤森神社、薩摩島津伏見屋敷跡、坂本龍馬避難の材木小屋跡、会津藩駐屯地跡、そして寺田屋まで見逃せない史跡スポットが盛りだくさんのコースとなります。

スタート地点を伏見稲荷大社の駐車場にすれば、約30分ぐらいで回り切れますが、ゆっくりと時間をかけて見学することをおすすめします。伏見稲荷大社までのアクセスは、第二京阪道路・鴨川西ICから約10分です。

住所:京都市伏見区周辺

 

京都は屈指の観光スポットのために、市内は歩行者も多いので人気スポットへ訪れるには朝方の早い時間帯がおすすめです。また、郊外では日が落ちると急に気温が下がることがあるので、注意が必要です。

とにかく見どころの多い京都ですが、何もない山間部も気持ちの良いサイクリングができます。今度の休みにはぜひ、自慢のSUVに自転車を積み込んで京都に出かけてみてはいかがでしょうか。

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