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ジープ コンパス/フィアット 500にハイブリッドモデルが登場

ジープ コンパスとフィアット 500は、同じFCA(フィアット・クライスラー)グループのモデルです。このたびコンパスには同ブランド初のプラグインハイブリッドモデルが、500にはマイルドハイブリッドモデルが登場し、ヨーロッパでの受注が開始されました。

更新日2020/05/14

ジープ コンパス/フィアット 500とは?

ジープ コンパス 2017

コンパスは、FCAがジープブランドで展開するコンパクトクロスオーバーSUVです。同ブランドのフラッグシップモデルであるグランドチェロキーをモチーフにしたデザインで、都会派のスタイリッシュなモデルとして注目されています。

本格的なオフロード性能に力を入れているわけではありませんが(トレイルホークを除く)、ジープの魅力を扱いやすいサイズで楽しめるのが魅力で、日本へは2.4L 直列4気筒ガソリンエンジンモデルが導入されています。

 

フィアット 500X 2019いっぽうのフィアット 500は、往年の名車NUOVA 500のデザインをモチーフとして2007年に誕生したコンパクトカーです。すでに発売から13年が経過するわけですが、おしゃれでアイコニックなデザインは色あせず、頻繁に仕様や装備の変更がなされているため、メカニズムは新しいものが搭載されています。

ジープ レネゲードとプラットフォームを共有するSUV版が、500Xとしてラインアップされています。

同じプラットフォームの兄弟車、どっちが買い?【レネゲード vs 500X】

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ジープブランドにプラグインハイブリッド(PHV)の「4xe」設定

ジープ レネゲード コンパス ハイブリッド2020年3月、FCAは新5カ年計画で、電動パワートレイン車を30車種発売すると発表しました。これにともない、ジープブランドのコンパス、レネゲード、ラングラーにプラグインハイブリッド(PHV)の「4xe」が設定されることになりました。

ジープ コンパス 4xeには、1.3L ガソリンターボエンジンとモーターの組み合わせで、前輪をエンジン、後輪をモーターが駆動させます。システムの総合出力は177kW(240PS)で、0-100km/h加速は約7秒、モーターのみの走行で130km/hまで加速することができ、ハイブリッドモードの最高時速は200km/hに達します。

PHV独自のドライブモードは、ハイブリッド、フルエレクトリック(EVモード)、Eセーブが用意され、EVモードのみの航続可能距離は50キロとなっています。これにより、市街地の通勤など近場ではほとんどEVモードで走行することができます。またバッテリー残量が低下している状態でも4輪駆動を継続させることができ、滑りやすい路面やオフロードでも安心することができます。

コンパスとレネゲードのPHV発売を記念して、欧州向けにファーストエディションという限定モデルが用意されました。ファーストエディションには、アーバンとオフロードという2つの異なる仕様が設定されており、バンパーやホイールなどが異なるデザインになっています。

 

フィアット 500 2020いっぽうフィアット 500と、同じプラットフォームを共用するパンダに搭載されるのは、1.0L 直列3気筒ガソリンエンジンに12Vで稼働するBSG(ベルト統合型スターター機能付発電機)を組み合わせたマイルドハイブリッド方式となります。

このシステムは、車両の減速時にBSGによってエネルギーを回収し、11Ahのリチウムバッテリーに充電。発進・加速時に3.6kWの出力でアシストするというものです。時速30km/h以下であれば、6速MTのシフトをニュートラルにすることで、エンジンを停止させることができます。エンジンを停止した状態でも、バッテリーが必要な電力を供給し続けるため、安全に関わる機能が低下することはありません。

また、500の派生モデルとして、コンパクトクロスオーバーである500Xというモデルもあります。現在のところ500Xにハイブリッドモデルが設定されるという正式な発表はありません。しかし、プラットフォームを共用するジープ レネゲードにPHVが登場したので、技術的には500Xに同じシステムを搭載することは難しくありません。

ただ、PHV化によって車両価格がかなり上がるため(コンパス 4xeのファーストエディションで45,900ユーロ、日本円で約550万円)、500Xのモデル特性を考えると、マイルドハイブリッド搭載のほうが可能性は高いと言えるでしょう。

コンパスの中古車情報を見てみる

 

各自動車メーカーが続々と電動化を進めており、FCAでも順次ラインアップを拡大していく模様です。充電インフラの整備など今後の課題もありますが、電動化が進んでも個性豊かで楽しいクルマが登場してくれると良いですね。

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