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【SUV映えを探しに行こう!】4WDレネゲードは、小さくて頼もしい相棒だった

房総半島といえば多くの人は海を連想しますが、その中心部には美しい渓谷とちょっとした林道のある自然味あふれる景色が広がっています。都内からなら100km弱という房総半島は、ジープ レネゲード トレイルホークにうってつけ。太田麻美ちゃんも大満足の場所なのでした。

更新日2023/03/31

TEXT:嶋田 智之(Shimada Tomoyuki)、 PHOTO:山田 真人(Yamada Makoto)
MODEL:太田 麻美(Ota Asami)


車体の大柄なSUVは、室内空間が広々しているからゆったり過ごせるし、荷物もたくさん積み込めるし、そういう意味ではとても快適に使えます。たいていの場合は、大きな車体を余裕で走らせられるよう、エンジンにもたっぷりしたチカラが与えられています。そうしたところが大きな魅力であるのは確かです。

では、逆に小柄なSUVはどうでしょう?多くの場合は小さいぶんだけ重量が軽めで、走りが軽快です。それは間違いなく魅力のひとつ。けれど、シャシー周りにまつわる技術や電子制御系の進化で、車体は大きめだけど走りに軽快感あり、というクルマも増えています。ならば小柄なSUVだけが持つアドバンテージは…?

もうお気づきでしょう。そう“小さい”こと、そのものです。場所をそう選ぶことなくスイスイと走ることができて、他のクルマだとためらってしまうようなところにも入っていける、そのサイズこそがもっとも大きな魅力なのです。


そして、せっかくいろいろなところにスルリと入っていけるサイズなのだから、その可能性をさらに大きく広げる悪路走破性があると、まさしく鬼に金棒。小柄な車体がさらに楽しく感じられるというものです。

真っ先に頭に浮かぶのは、スズキのジムニー。けれど、家族4人でロングドライブに出るには小さすぎるし、新型ではずいぶん良くなったとはいえ、快適性の部分で高得点はつけられません。


コンパクトだけど大人4人が長距離でもそれなりに快適に移動でき、なおかつ道を選ばずに走れる能力の高いクルマ。ジープ レネゲード トレイルホークなら、それらを高い水準で満たしてくれます。

レネゲードはジープブランドの末弟として2015年にデビューした、ラインアップ中もっとも小さなモデル。街でよく見掛けるトヨタC-HRと較べてみると、全長は135mm短い4,225mm、全幅は10mmだけ広い1,805mmで、充分にコンパクトといえるサイズです。

どことなくフレンチブルドッグを連想させる愛嬌のあるスタイリングは、街中でもいい具合に映えてくれます。また、ジープブランドのエントリーモデルという役割が与えられていることもあって、主力は安価な前輪駆動モデルです。けれど、そこは世界一のオフローダーメーカーを自負するジープ。当然ながら4WDモデルが頂点に位置していて、それが今回のトレイルホークなのです。

しかもトレイルホークは、駆動性能、渡河性能、機動性、路面接地性、地上高などにまつわる、ジープブランドが強靱な走破性を証明するために、みずからハードルを上げに上げた、過酷にして高度なオフロード性能試験に合格した証、“TRAIL RATED”のバッジが与えられています。


悪路における総合性能は、最強選手といえるラングラーのスタンダードモデル並み。小さいナリをして、ジープならではの“どこにでも行ける”を具現化しているモデルなのです。

今回はレネゲード トレイルホークで、太田麻美ちゃんと房総半島を巡ってきました。美しい海岸線を持つ千葉県ですが、その背骨にあたるエリアには豊かな自然を縫うようにして無数の林道が存在し、立ち入ることが許されているところも多いのです。なかには普通乗用車では走ることが困難な、荒れに荒れた路面もあったりします。そうした道を、噛み締めるようにゆっくり走ってきたいと考えたからです。

都内西部からのアクセスだったので、ルートはもちろんアクアライン経由。街なかや高速道路でのレネゲードは、“基本的には”ほどほど以上に快適でした。車内は広々とまではいかないけど、狭さは感じられないレベル。

サスペンションも足が長い感じで巧みに上下動をしてくれるので、乗り心地も悪くありません。ホイールベースが2570mmと短めなわりには、直進性もいいです。

ならばなぜ“基本的には”と申し上げたのかといえば、今回の試乗車にはオプションのラフロード用タイヤが装着されていて、タイヤそのもののロードノイズが大きかったからなのです。過去には標準装着のタイヤで走ったこともあるのですが、そのときにはノイズなんてまったく気にならなかった、ということは書き添えておきましょう。


オンロードでも楽しさを感じさせてくれたのは、1.3L 4気筒ターボエンジンが生み出す、走りの爽快さでした。ジープはアメリカのブランドではありますが、現在はFCAというイタリアにルーツを持つグループに属し、フィアットやアバルト、アルファロメオといったイタリアンブランドと同じ傘の下にいて、テクノロジーやメカニカルコンポーネンツを融通し合っています。

レネゲードはフィアット500Xというシティ派SUVの姉妹といえるモデルで、プラットフォームやパワーユニットなどを共有しています。小排気量エンジン作りは昔からイタリアの得意分野で、この1.3Lターボの開発もイタリアが主体。つまりレネゲードには、眠たいエンジンを嫌うイタリアンの血も流れている、というわけなのです。


だから、ヒュンヒュンと跳ねるように元気よく回ります。そのレスポンスのよさと回すにつれて活発さを増していくようなフィーリングは、トレイルホークがオフローダーであることを忘れさせるほど。シャシーもわりと粘り強くついてきてくれるので、峠道などでも意外やスポーティに走れてしまうのです。

このエンジン、132kW(179PS)の最高出力を5,750rpmで発揮するスポーティな一面を持っているのですが、最大トルクはといえば270Nmを1,850rpmで発揮するという粘り強い面も持っています。


そのうえアクセルの細かな踏み込み具合に、ちょうどよく応じてくれる素直さも持っています。右足による駆動力の調整がしやすいのです。だから低速でゆっくりと、そしてときにはジワジワと進んでいく、そのスピードコントロールもかなりしやすい部類。林道に突入してからも走らせやすかったのは、小振りなサイズももちろんなのですが、その部分のコントロール性のよさが大きな武器になっていたのも確かです。

この日に足を踏み入れた林道は、いずれも道に名称のつけられた自動車の進入が許されているところでしたが、それらの路面はどうだったかといえば、フラットなダート、荒れに荒れた舗装路、前日の雨が作り出した泥濘路、砂利の上に落ち葉や小枝が積み重なった道、握り拳や頭蓋骨ほどの石が露出しているガレ場のような道など、さまざま。


そこをレネゲード トレイルホークは、なんてことなくクリアしてしまいました。というか、その確信があったからこそ分け入った、というべきかも知れません。じつは以前、最大斜度35度ほどの斜面を持つハードなオフロードコースでテストしたことがあったのです。

そのときのレネゲード トレイルホークは、下から見たら壁かと思うような急な登り坂や上から眺めたら奈落に見えるような急な下り坂、それも片側がぬかるみで片側がガレ場みたいになっていたりするような難しいコンディションを、黙々と乗り越えていく逞しさを見せてくれたのです。ユーモラスなルックスから走り出す前には少しばかり懐疑的な先入観を持っていたこともあって、「えっ?ウソだろ?」の連続だったのでした。

4WDシステムは、通常は前輪のみで走り、必要なときに必要なぶんだけ後輪にも駆動を送るオンデマンド式ですが、スロットルコントロール、トランスミッション、トランスファーケース、トラクションコントロールなど、12種類のマネージメントシステムを連動させ、路面の状況に合わせて最適な制御を行う“セレクテレイン・システム”です。

オート、雪、砂、ぬかるみ、岩場の5つのモードを任意に選ぶこともできますが、今回の路面ではオートに放り込んだままでも、まったく難なくクリアしてくれました。 “TRAIL RATED”のバッジがAピラーの根本にマウントされているのは、伊達ではありません。もっとも小さなジープはものすごく優秀、できる末っ子なのでした。

ジブリ映画に出てくるような瑞々しい自然を抜けるさまざまな種類の路面をゆっくりと巡り、房総ならではの素掘りのトンネルや珍しい地層、それになんともいえず美しい日本の里山の風景をかすめ、ひと日の終わりに砂浜で夕陽が沈むのを眺め…。なんだかとても充実した1日を過ごせたような気持ちになりました。


レネゲード トレイルホークが1台あれば、日ごろは街中を小気味よく駆け抜け、休日にはちょっとしたアドべンチャーを楽しめる。そんな充実した日々があっさりと手に入るのだな、ということを実感しました。

最強のコンパクトSUVを1台あげろといわれたら、僕はこのクルマをノミネートします。
※取材は4月初旬に3密を避けて行いました。

 

房総半島の中心を流れる養老川に沿った渓谷では、四季折々の表情を楽しむことができるほか、画像の濃溝の滝をはじめとした6つの滝めぐり、キャンプ、温泉、さらには最近話題の地球磁場逆転期の地層を見ることができるチバニアンなど、さまざまなスポットが点在。ここだけでも十分に楽しむことが可能。緊急事態宣言が解除されたら、ぜひ訪れてほしい場所なのです。
養老渓谷
(養老渓谷観光協会)千葉県市原市朝生原181  TEL.:0436-96-0055
営業時間:9:00-17:00 休館日:火曜日

かつてお城があった君津市久留里地区には、天然の自噴井戸がいくつも点在しており、そのうち個人または自治体が所有する6つは毎年水質検査が行われ、一般にも開放されています。湧き出ているのは、房総半島の清澄三石山系から流れ込んだ地下水。平成の名水百選にも選ばれ、県内外から多くの人が天然のおいしい水を汲みに訪れています。
久留里の自噴井戸
(久留里観光交流センター) 君津市久留里市場195番4 TEL:0439-27-2875
営業時間:9:00-17:00 休館日:月曜日

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