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【SUVに自転車を積んでいきたい】青森県のおすすめサイクリングコース10選

日本の本州最北端に位置する青森県は、日本海、太平洋、津軽海峡、陸奥湾と4つの海に面しており、陸には白神山地や十和田湖もあるなど自然が豊かです。また、海産物も豊富で、様々なグルメも楽しめます。冬は雪に閉ざされるので、サイクリングに適した季節は4月~10月。特に夏のサイクリングは涼しくておすすめです。そんな青森県の初心者から上級者にもおすすめできる選りすぐりのサイクリングロードを紹介します。

更新日2020/05/27

初心者向けコース

鶴田五所川原サイクリングロード(つるたごしょがわらさいくりんぐろーど)


鶴田五所川原サイクリングロードは、廻堰大溜池北岸に沿い、五能線手前まで北上して岩木川を越える延長約25キロのコースです。津軽富士見とも称される、日本一大きな溜池である鶴田町の廻堰大溜池を起点に、五所川原市羽野木沢を目指します。高低差は85メートルと勾配も少なく楽に走れるのが特徴です。

廻堰大溜池を出発して東へ向かうと、のどかな風景が広がり、津軽富士・岩木山の美しい眺望を満喫できます。このエリアは、りんごや蒲萄、特にスチューベン(冬ぶどう)の産地として有名なので、収穫を迎える10月頃に訪れれば、秋の味覚を思う存分味わえます。

起点は津軽富士見湖パークの駐車場にするのがおすすめ。津軽富士見湖パークまでのアクセスは、津軽自動車道・つがる柏ICから約20分となっています。

住所:北津軽郡鶴田町大字廻堰大沢81-150(津軽富士見湖パーク)

 

十和田・奥入瀬コース(とわだこ・おいらせこーす)

奥入瀬渓流十和田・奥入瀬コースは、焼山から十和田湖東岸の子ノ口まで続く約14キロの奥入瀬川渓流を抜け、十和田湖南部の湖畔を目指す延長約24キロのコースで、青森県を代表する美しい緑の森と清流が織りなすダイナミックな自然を体感できます。

奥入瀬川渓流に沿って木々のトンネルを進むと、大岩の間を川が激しく流れる阿修羅の流れ、断崖から水が三段に落ちる雲井の滝、奥入瀬渓流最大の約15メートルの銚子大滝などダイナミックな自然が姿を現します。そして子の口に出ると、十和田湖が顔を覗かせ、終点の十和田湖畔休屋に到着します。

駐車場は、奥入瀬渓流の入り口に250台の焼山駐車場(無料)があるのでこちらを利用しましょう。アクセスは東北自動車道・八戸ICから約110分となっています。

住所:十和田市大字法量焼山(焼山駐車場)

 

中級者向けコース

夏泊半島ライド(なつどまりはんとうらいど)


夏泊半島は、津軽半島と下北半島に挟まれた陸奥湾の真ん中にある小さな半島です。その夏泊半島をぐるっと一周するように、青森県道9号夏泊公園線、通称「夏泊ほたてライン」が走っており、海沿いでのサイクリングが楽しめます。

起点は小湊港で、終点の浅虫温泉までは36キロ。道中には、曲がりくねった山道と海道とが混在し、アップダウンもなくのんびりとしたサイクリングが楽しめます。

このコースで必ず食したいのが、陸奥湾のミネラルたっぷりのほたて。終点の浅虫温泉の手前にあるほたて広場ではほたての刺身、寿司、ステーキなどさまざまなほたて料理が味わえます。また、浅虫温泉は有名な温泉街なのでぜひ温泉にも浸かっておきましょう。

起点となる小湊港の駐車場までのアクセスは上北自動車道・東北ICから約50分です。

住所:東津軽郡平内町大字浅所

 

おがわら湖一周コース(おがわらこいっしゅうこーす)


三沢市、東北町、六ヶ所村にまたがる小川原湖は、面積60.20平方キロメートル、最大水深25メートル、平均水深11メートルと青森県で一番広い面積を持ち、しらうお、わかさぎは全国第1位、しじみ貝は第3位の漁獲高を誇る湖です。

その約60キロの全周を走るコースは、交通量も少なく、ラムサール条約に登録された仏沼などののどかな風景が続きます。所要時間は約3時間なので、のんびりとサイクリングするにはちょうど良いコースといえるでしょう。起点/終点は道の駅おがわら湖がおすすめです。

サイクリングを楽しんだら、約20分ほど南下した場所にある三沢市を訪れてみてください。三沢市は航空自衛隊の他に米軍が利用する三沢基地があるため、洋風のパブやバー、英語表記の道路標識など、アメリカ文化を垣間見ることができます。ご当地の食材を使いアメリカ人のアドバイスによって作られた三沢エアフォースバーガー、豚バラ軟骨を煮込んだパイカなどアメリカンなグルメも味わえます。

道の駅 おがわら湖までのアクセスは、上北自動車道・上北ICから約10分です。

住所:上北郡東北町大字上野南谷地122番(道の駅 おがわら湖)

 

世界遺産白神コース(せかいいさんしらかみこーす)

白神山地
世界遺産白神コースは、日本海と白神山地に挟まれた国道101号線の一部を、右手には日本海の壮大な景色、左手には世界遺産 白神山地を望みながら走る絶景コースです。

レジャー施設のウェスパ椿山から秋田県を跨ぐあきた白神駅を目指す30キロのコースですが、道の駅はちもりを起点にするのもおすすめ。ここでは白神山地水源の湧き水 お殿水やラベンダーソフトでのどを潤すことができます。

ウェスパ椿山を起点にする場合は施設の駐車場か駅前の有料駐車場を利用しょう。ウェスパ椿山までのアクセスは秋田自動車道・能代ICから約70分となります。

住所:深浦町大字舮作鍋石226-1(ウェスパ椿山)

 

馬ノ神山コース(まのがみやまこーす)


馬ノ神山コース は、五所川原市と青森市の境界にある標高549.2メートルの馬ノ神山を上るヒルクライムコースです。30キロと距離が短く、半分は五所川原市内地を走るのでチャレンジしやすいヒルクライムとなっています。

頂上から見下ろす景色と達成感はヒルクライムならではで、眼下の五所川原市街をはじめ、岩木山を望むこともできます。

起点は五所川原市内にある立佞武多の館となっていますが、クルマ利用の場合は、クルマで約15分ほど走った場所にある堺野沢ため池公園を起点にするのが便利です。アクセスは津軽自動車道・五所川原ICからクルマで約5分です。堺野沢ため池公園は美しい風光が特徴で、市民の憩いの場となっています。

また、コース前半にある津軽金山焼は、自慢の陶器でコーヒーを味わえるほか窯場の見学も出来るので行きか帰りに寄ってみてください。

住所:五所川原市大字松野木字袰掛40-25(堺野沢ため池公園)

 

八戸うみねこラインコース(はちのへうみねこらいんこーす)


八戸うみねこラインコースは、八戸の陸奥湊駅前朝市を始めとする八戸観光と美しい海岸ロードを満喫できる約44キロのコースです。蕪島海浜公園の無料駐車場を起点とし、早めの時間に朝市で新鮮なお魚を味わったら、緩やかなアップダウンを繰り返し、戸市街地から三陸海岸を南下するうみねこラインをサイクリングしましょう。

古城のような葦毛崎展望台や白浜海水浴場を抜け、三陸復興国立公園・種差海岸へ。この海岸は、司馬遼太郎が「どこか宇宙からの来訪者があったら一番先に案内したい海岸」と言わしめたほどの美しさです。

そして海岸線に別れを告げたら今度は山道ライドで八戸キャニオン展望台で絶景を堪能しましょう。所要時間は約3時間のコースほどです。

蕪島海浜公園までのアクセスは八戸自動車道・八戸ICからクルマで約25分です。

住所:八戸市大字鮫町鮫(蕪島海浜公園)

 

十三湖一周コース(じゅうさんこいっしゅうこーす)


五所川原市を起点とし、ヤマトシジミの名産地である十三湖をぐるりと一周する約82キロの走りがいのあるコースです。田舎の日常が垣間見える素朴な町なみをすり抜け北上し、桜の名所「芦野公園」や赤い屋根の喫茶店「駅舎」、サギやキジの姿が見られる「大沢内ため池公園」など見どころ盛りだくさんです。

82キロと長い距離なので5~6時間は必要となるため、体力的にきつかったり時間の余裕がない方は無理せず、コース途中の津軽中里駅から、自転車をそのまま積み込める津軽鉄道に乗車して一気に五所川原市まで戻りましょう。

クルマで利用する場合は、道の駅 十三湖高原を起点にするのがおすすめです。道の駅 十三湖高原までのアクセスは、東北自動車道・浪岡ICからクルマで約75分です。

住所:五所川原市相内実取287-1058(「道の駅」十三湖高原トーサムグリーンパーク)

 

上級者向けコース

奥津軽周遊コース(おくつがるしゅうゆうこーす)


奥津軽周遊コースは、奥津軽周遊ライドというイベントが行われたコースでもあり、4つの海に面する青森ですが、そのうちの津軽海峡、日本海、陸奥湾という3つをめぐって奥津軽を一周する126キロのロングコースです。

起点/終点は道の駅 いまべつ半島ぷらざアスクル。スタートしたら下北半島や津軽海峡を眺め、コース最大難所 眺瞰台までのアップヒルからワインディングのダウンヒル、そして十三湖を過ぎてからはやまなみラインの一本道を走ります。

さらに陸奥湾を望みながら松前街道を抜けて高野崎を過ぎると終点の道の駅いまべつ半島ぷらざアスクルは目の前です。

道の駅いまべつ半島ぷらざアスクルまでのアクセスは、東北自動車道・青森ICからクルマで約60分です。

住所:東津軽郡今別町大字大川平清川87-16

 

津軽半島一周コース(つがるはんとういっしゅうこーす)


健脚自慢のサイクリストがチャレンジしたくなるのが、五所川原市を発着として津軽半島を大きく一周する200キロ超えの津軽半島一周コースです。陸奥湾を目指し、曲がりくねった道のあすなろラインで山を越え、海沿いから景勝地 高野崎や龍飛崎を巡ります。

コース後半にコース最大のアップヒルを登りきり、真っ赤な鳥居が連なる高山稲荷神社から五所川原市を目指します。上級者向けのコースなので10~12時間は必要となるため、数日に分けてめぐることも考えましょう。

起点/終点が五所川原市となっていますが、おすすめの起点/終点は村の駅よもっとです。村の駅よもっとまでのアクセスは、東北自動車道・青森I.Cからクルマで約25分です。

住所:東津軽郡蓬田村大字阿弥陀川汐干106(村の駅よもっと)

 

青森県のサイクリングコースは、バラエティ豊かなコースがあるのでサイクリングシーズンには各地域のコースを巡ってみましょう。そのためにはクルマが必須で、SUVなら最高です。

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