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【SUVに自転車を積んでいきたい】福島県のおすすめサイクリングコース10選

全国で3番目に広い面積を誇り、豊かな自然が広がる東北の人気観光地、福島県。そんな会津地方、中通り地方、浜通り地方のそれぞれに異なる風土があり、それらを楽しめるサイクリングコースが揃っています。この記事では、そんな福島県の特徴あるサイクリングロードを紹介します。

更新日2020/06/02

初心者向け

猪苗代湖畔サイクリングロード(いなわしろこはんさいくりんぐろーど)

猪苗代湖畔猪苗代湖畔サイクリングロードは、福島県のほぼ中央に位置し、日本で4番目の広さを誇る猪苗代湖畔に整備されたサイクリングロードです。磐梯山の眺望や湖畔の風を感じながら走る家族でもサイクリングが楽しめます。

コースは猪苗代湖を一周するわけではなく、野口英世記念館の近くから、猪苗代湖の湖岸に沿って走る約3.4キロのコースとなっています。また、起点近くの道の駅 猪苗代では、猪苗代町産のお米を使ったピザや、猪苗代産そば粉の蕎麦、麓山高原豚のカツ、会津牛のサーロインステーキなどご当地グルメを味わうことができます。

おすすめの起点はこの道の駅 猪苗代の駐車場。道の駅 猪苗代までのアクセスは磐梯自動車道・猪苗代磐梯高原ICからすぐです。

住所:耶麻郡猪苗代町大字堅田五百苅1(道の駅 猪苗代)

 

羽鳥湖畔サイクリングロード

福島県の南に位置し、標高900メートルにある羽鳥湖高原は夏は涼しく、秋の紅葉、冬のスポーツ、春の山菜狩りなど四季を通して楽しめるリゾートとなっています。

そこに流れる阿武川のダム湖である羽鳥湖の湖畔にある羽鳥湖畔サイクリングロードは、コナラやミズナラなど原生林の中を進み、湖からのそよ風を受けながら、自然の豊かさを満喫して走ることができる延長8キロのコースです。

羽鳥湖までのアクセスは東北自動車道白河ICから約40分となっています。クルマで行く場合でも無料駐車場があるので安心です。

住所:岩瀬郡天栄村(羽鳥湖)

 

中級者コース

久慈川サイクリングロード(くじがわさいくりんぐろーど)


久慈川サイクリングロードは県が管理する3つのサイクリングロードのひとつで、鮎つりで有名な久慈川沿いを棚倉町宮下から八槻に至る約22キロのコースです。コース周辺には、奥久慈県立自然公園の豊かな自然と、棚倉町、塙町、矢祭町の史跡や名勝が点在し、のんびりとサイクリングを楽しめます。

また、道中には郷土料理やダリアソフトクリームを味わえる、東北地方最南端の道の駅 はなわがあり、コース周辺には標高540メートルから四季折々の景色が楽しめる温泉、湯遊ランドはなわもあるので、サイクリングの休憩場所としておすすめです。

クルマの場合は桜や紅葉で有名な観光名所でもある、棚倉城跡公園の無料駐車場を起点/終点に利用すると利便性が良いでしょう。棚倉城跡公園までのアクセスは、東北自動車道・矢吹ICから約40分です。

住所:東白川郡棚倉町大字棚倉字城跡(棚倉城跡公園)

 

みちのくサイクリングロード(みちのくさいくりんぐろーど)


みちのくサイクリングロードも県が管理する3つのサイクリングロードのひとつで、福島県の中央を南北に流れる阿武隈川沿いを走り須賀川市から郡山市に至る約30キロのコースです。

起点は日本の滝百選のひとつである乙字ヶ滝(おつじがだき)。クルマ利用の場合はその駐車場をスタートし、戻ってくるコースがおすすめです。

途中には290種7,000株のボタンが咲き誇る名勝 須賀川牡丹園や、桜の名所 翠ヶ丘公園などの人気スポットが点在する他、川に沿うように鉄道も走っていたりと、周囲に広がる豊かな田園風景の中でサイクリングが満喫できます。

川沿いのサイクリングコースですので起伏も少なく初心者でも楽しめるコースです。起点となる乙字ヶ滝までのアクセスは、東北自動車道・矢吹ICから約25分となります。

住所:須賀川市前田川深田(乙字ヶ滝)

 

大川喜多方サイクリングロード(おおかわきたかたさいくりんぐろーど)


県が管理する3つのサイクリングロードのひとつである大川喜多方サイクリングロードは、福島県の会津地方を南北に流れる大川沿いを走り、会津若松市から湯川村を通って喜多方市に至る約48キロのコースです。

48キロのうち現在は会津若松市内の約23キロと喜多方市内の約13キロの合計36キロが開通していますが、その間は一般道を走ることになります。

コース周辺には熱塩温泉や、市内を一望できる鶴ヶ城、芦ノ牧温泉など全国的な人気観光地があり、休憩に最適な道の駅 喜多の郷もあります。

道の駅 喜多の郷は、喜多方ラーメンを始め、バーガーやピザ、カルボナーラ、ら~メンチなどオリジナリティ溢れる逸品が揃っているので、食事目的で行くのも楽しいでしょう。

クルマの場合のおすすめの起点は会津若松市内の鶴ヶ城公園です。アクセスは磐越自動車道の会津若松ICから約5分となります。往復するとかなりの距離になるので、無理のない計画を立てましょう。

住所:会津若松市追手町1-1(鶴ヶ城公園)

 

猪苗代湖ぐるり一周コース(いなわしろこぐるりいっしゅうこーす)


猪苗代湖畔サイクリングロードと異なり、こちらは周囲60キロの大きな円を描く猪苗代湖を、文字通りぐるりと一周するため、約3時間かけて走る中上級者向けとなります。標高は500メートルもあるので、夏は涼しくて最高のコンディションになりますが、冬場は雪により走行が不可能になるので確認が必要です。

西岸には急勾配の小峠、アップダウンや劇坂の金山など難所もあって走りがいがあります。走るルートを右回りにするか、左回りにするかで、この西岸の乗り切り方が違うので、時間と体力に余裕があれば、両回りにチャレンジしてみてください。

走った後は、湖畔の温泉でリフレッシュして帰路に就くことをおすすめします。起点/終点は前出の猪苗代湖畔サイクリングロードと同じで、道の駅 猪苗代の駐車場を起点とすることがおすすめ。アクセスは磐梯自動車道の猪苗代磐梯高原ICからすぐです。

住所:耶麻郡猪苗代町大字堅田五百苅1(道の駅 猪苗代)

 

上級者向け

ツール・ド・しらかわ まんぷく113コース(つーる・ど・しらかわ まんぷく113こーす)


ツール・ド・しらかわは、白河市、西郷村、矢吹町、中島村、泉崎村という白河地方の観光名所や特産品を味わえるイベントで、このまんぷくコースは2019年度に行われた上級者向けの113キロコースとなります。

白河市内の東風の台公園を起点とし、白河の関を目指し、那須連峰の山々を見ながらのどかな林道を徐々に上り、約5キロ平均斜度5パーセントの堀川ダムのヒルクライムへ入ります。さらに、後半は黄金色に輝く稲穂を横目に再び東風の台公園に戻ります。

走り切ってサイクリングでまんぷくになったら、白河ラーメン、白河バーガーなどご当地グルメを食べておなかもまんぷくにしましょう。東風の台運動公園までのアクセスは、東北自動車道・矢吹ICから約22分となります。

住所:白河市東釜子狐内59(東風の台運動公園)

 

ツール・ド・しらかわ ひかえめ65コース(つーる・ど・しらかわ ひかえめ65こーす)


このひかえめコースは、前出のまんぷく113コースに比べると、平坦で始めてロングライドに挑戦してみたいと思っている方も、参加しやすい65キロの短縮コースとなっています。それでも65キロですから走りごたえがあります。

コース上には、白河の関から松平定信ゆかりの南湖公園、そして約1万個の石垣が見事な小峰城があり、交通量の少ない道路を利用しながら泉崎村からまんぷく113コースと同じく東風の台運動公園へもどるコースとなっています。

東風の台運動公園までのアクセスは、東北自動車道・矢吹ICから約22分となります。

住所:白河市東釜子狐内59(東風の台運動公園)

 

時空の路ヒルクライムin会津コース(ときのみち ひるくらいむ いん あいずこーす)


時空の路ヒルクライムin会津は、大内宿こぶしラインと呼ばれる、会津美里町と南会津郡町を結ぶ13.5キロ、標高差500メートルを利用した、会津の歴史街道の急坂を自転車で駆け上がるヒルクライムレースです。

レースと同じく本郷町体育館駐車場をスタートし、氷玉峠からは会津の山々の絶景が見渡すことができます。このレースで利用されたコースは一部を除いて十分な道幅と、5~10パーセントのほどよい坂道は、初級・中級者も楽しめますが、上級者でも満足できます。

ゴールの大内宿は国選定重要伝統的建造物群にとして選定された観光スポットでもあります。大内宿でネギを箸にして食べる名物 高遠そばや栃の実を使った栃餅などのグルメを味わうなど、観光も楽しめるコースとなっています。

起点の本郷町体育館駐車場までのアクセスは、磐越自動車道・新鶴スマートICから約32分となります。

住所:大沼郡会津美里町字山道上67-1(本郷町体育館駐車場)

 

日中線記念 自転車歩行者道(にっちゅうせんきねん じてんしゃほこうしゃどう)


旧日中線の一部約3キロを遊歩道として残し、途中には当時運行していたSLの実物を展示するなど、春には1,000本を超える美しいしだれ桜並木としてふくしま遊歩道50選のひとつとなっています。

路線幅員は平均10メートルの内、歩道が1.5メートル、自転車は道3メートル、残りは緑地として様々な植栽が施されています。そして、自転車レーンには自然石型透水性As舗装やカラーAs舗装を施し、快適な空間が演出されています。

サイクリングコースとしては物足りない3キロという距離ですが、蔵のまち喜多方としてその数4000棟余といわれる蔵など、懐かしい郷愁を感じさせずにはいられない、素朴な趣のあるまちを見て回るコースも組み込むことで、楽しいサイクリングが楽しめます。

クルマの場合は、押切川公園をベースにすれば日中線記念自転車歩行者道へのアクセスも便利で、市内観光もできるのでおすすめです。押切川公園までのアクセスは磐越自動車道・会津若松ICから約40分です。

住所:喜多方市字押切東(押切川公園)

 

紹介したように福島県のサイクリングコースはロードレースやヒルクライムレースのコースが非常に多いのが特徴です。これは復興という目的もあってレースが開催される機会が多いのと、東京方面からのアクセスも良く、大自然の中をサイクリングで楽しみたいというサイクリストの人気が高いためです。そんなコース以外にも、どこを走っても気持ちいい福島県に、自転車を積み込んで出かけてみましょう。

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