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T-Crossは300万ぽっきり!?ライバルとなる注目のSUV7選
2019年11月27日から受注が開始された、フォルクスワーゲン(以下VW)Tクロス。VWのもっとも小さなSUVは、299万円という戦略的な価格設定が注目されています。そのTクロスの詳細とともに、国内でのライバルになるであろう300万円前後のSUVを、国内外合わせて5台紹介します。
更新日2020/05/19299万のT-Crossはこんな仕様
存在感のあるボンネットにワイドなラジエーターグリルが、SUVらしい力強さを表現しているT-Cross。ボディサイズは、全長4,115㎜×全幅1,760㎜×全高1,580mmという、日本での使用環境にもピッタリのコンパクトさ。それでいながら、5人の乗員が快適にすごせる空間と、455L(最大で1,281L)の荷室容量を確保しています。
1.0Lの3気筒直噴ターボエンジンは、最高出力85kW(116PS)/5,000-5,500rpm、最大トルク200Nm(20.4kgm)/2,000-3,500rpmを発生。7速DSGと組み合わせることで、軽快な走りとWLTCモード16.9km/Lの低燃費を実現しています。
また、先進安全快適装備は上級モデルに迫るもので、今回導入される特別仕様車の2モデルには、それにアダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)やプリクラッシュブレーキシステム、駐車支援システム、ブラインドスポットディテクションなどを特別装備しています。
価格は、T-Cross TSI 1stが299万9000円、上級装備のT-Cross TSI 1st プラスが335万9000円。デリバリーは、2020年1月以降が予定されています。
フォルクスワーゲン T-Crossは「Tさい」SUV、コンパクトだけど余裕がある
日産 エクストレイルなら、4WDも選べる
日産 エクストレイルは、ミドルクラスのなかで比較的安価な価格設定と、3列シート仕様やハイブリッド車もラインナップすることで人気のSUVです。そのなかで推したいのは、20Xiというグレードの4WDモデルです。
街乗りオンリーのクロスオーバーSUVではなく、雪道や悪路を得意とする側面も持っているエクストレイル20Xi(4WD)には、ロックモードを備えたインテリジェント4×4に、インテリジェント ライドコントロールが備わり、悪路でも安定した走りと乗り心地を実現しています。
くわえて、日産お得意のプロパイロットも装備され、アクセルやブレーキに加えてステアリングも自動制御することで、ロングドライブでのストレスを軽減してくれます。
さらに20Xi(4WD)には、インテリジェントアラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーもセットして、309万1000 円という価格。そろそろモデルチェンジの話も聞こえてきそうなエクストレイルですが、十分に魅力的なクルマなのです。
個性で選ぶならフレンチSUV:DS3 クロスバック
シトロエンの上級ブランドであるDSオートモビルスのSUV、DS3 クロスバックのエントリーグレード、ビーシック(Be Chic)も、304万5000円という価格設定です。
素材のクオリティと仕上げにこだわったというインテリアは、ラウンジにたとえられるほど快適。インパネに配置されたダイアモンド型にレイアウトされたスイッチ&エアコン吹き出し口など、デザインも凝っています。
またコクピットは、ヘッドアップディスプレイとタッチスクリーンのデジタルインストルメントパネルで、完全にデジタル化された運転環境を実現しています。
パワートレインは、1.2L直列3気筒ターボに8速オートマチック(EAT8)を組みわせ、十分な性能を発揮しています。Tクロスや国産SUVとは異なる個性の、プレミアムSUVとして魅力があります。
ジープの血統を引くコンパクト:レネゲード
SUVの老舗ジープの伝統を受け継ぐボクシーなフォルムながらも、全身にユニークなキャラクターを散りばめるなど、ジープブランドのなかでもポップな印象のレネゲードは、FFのロンジチュードが、299万円という価格設定になっています。
エントリーグレードという位置づけのロンジチュードですが、パワートレインは上級グレードのリミテッドと同じく1.3Lの直4マルチエアターボエンジンと6段のデュアルクラッチ式トランスミッションを組み合わせています。
先進安全装備も、車線逸脱警報プラスや衝突被害軽減ブレーキ付の前面衝突警報などを装備。レネゲードというよりも、ジープのエントリーモデルとして、おすすめしたい1台です。
ハイブリッドで選ぶならC-HR
トヨタ C-HRの販売を牽引するハイブリッドモデルは、プリウスと同じ1.8Lのエンジンをベースにした
システムが搭載されたSUVです。
悪路よりも、オンロードにおける普段使いにこだわって開発されたクロスオーバーモデルで、クーペ的なシルエットが特徴のひとつです。
気になる燃費性能は、JC08モードで30.4km/Lを達成。トヨタセーフティーセンスやレーダークルーズコントロール、そして上級ファブリックシートや18インチアルミホイールを装備した最上級グレードの”G”が、 299万5000円という価格です。
7人乗りで選ぶならCX-8
マツダのラージサイズSUVのCX-8は、7名乗車を可能とする3列シートSUVです。
一連の魂動デザインで形成されたエクステリアは、多人数乗車モデルでありながら、都市の風景が似合うアーバンスタイルに、黒を基調とした引き締まったインテリアが高級感を醸し出しています。
パワートレインは、2.5Lガソリン、2.5Lガソリンターボ、2.2Lクリーンディーゼルと豊富。車両のコーナリング時に、安定感を生み出す(スカイアクティブ ビークル ダイナミクス)G-ベクタリング コントロール プラスを全車標準装備とするなど、走行性能も高められています。
2.5Lガソリンを搭載したエントリーモデルの25Sの2WDモデルが、294万8000円という価格です。この価格帯で、フルサイズの7人乗りが用意されるのはとても魅力的です。
人気で選ぶならRAV4
2018年12月に登場し、2019年にはヴェゼル、C-HRに続く年間5万3965台の販売を記録し、着々と勢力を広げつつあるトヨタ RAV4。日本カーオブザイヤーを受賞したことでも、注目度が高まっています。
幾何学形状のオクタゴン(八角形)をモチーフにしたフロントグリルが特徴のエクステリアは、SUVの力強さと洗練された遊び心が感じられるもの。オフロード、オンロードのどちらにも似合うデザインとなっています。
エントリーグレードのXは、2WDが265万6500円、4WDが288万7500円といずれも300万円以下という価格。
最低地上高を高めにとり(ハイブリッド190mm、GとX195mm、アドベンチャーとG Zパッケージは200mm)、フロント/リアオーバーハングを短縮することで、悪路での走破性を高めるとともに、4WDモデルには前後のトルク配分を最大で50:50まで自動で調整するダイナミックトルク4WDが搭載されています。
加えて、オフロード走行において沼地や砂地、岩場やダートなどさまざな路面に対応できるマルチテレインセレクトを装備しています。
T-Crossの投入で、今後、SUV選びをする際に、300万円という金額がひとつの目安になりそうな予感。国産SUVであれば上級モデルが選択可能、ブランドのしっかりした輸入車にするか、コストパフォーマンスの国産にするか、おおいに悩むことになりそうです。