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4WDって常に4輪動いているの?今更聞けないこと

SUVといえば、「4WD」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。もちろん2WDモデルもありますが、4WDモデルが主流です。

更新日2019/02/01

そもそも4WDとはどういう意味?

4WDは日本語にすると4輪駆動ということで、車の4輪全てに動力が伝わっている車のことを指します。4輪駆動のため2WD(2輪駆動)よりもグリップ性能に優れています。特に滑りやすい道路や状況で、役に立つといったところですね。

 

4WDは常に動いているワケではない?

4WDは大別すると「フルタイム4WD」「パートタイム4WD」があります。フルタイム4WDとは、その名の通り、いつでも4WDとして走れるということです。それに対し、パートタイム4WDとは通常は2輪駆動で必要な時に手動で4WDに切り替わる方式です。

 

現在ではパートタイム4WDが少なくなってきましたが、スズキ ジムニーやトヨタ ハイラックスなど、本格的なSUVモデルにはまだ使われていたりします。

 

では、フルタイム4WDはすべてのモデルが、常時4輪駆動で走っているのかといわれると、実はそうでもありません。フルタイムといいながら、常時4輪駆動ではないモデルもあるというのは少しややこしいですね。

 

もちろんフルタイムですから、常に前後動力配分が50:50になっているのが基本です。しかし通常は2輪駆動で走行し、必要に応じて自動的に4輪駆動として走行するモデルもあるのです。

 

例えば、走行中スリップしそうになった瞬間にそれを素早く感知して2輪駆動から4輪駆動に変化させたりするモデルがあります。これらをオンデマンド式やスタンバイ式と呼びます。道路の状況で、前後の駆動配分を100:0から50:50、または0:100まで自在に変化させるモデルもあるのです。

 

このようなモデルは、悪路走行というよりも、高速走行時の直進安定性に役に立ちます。スポーツタイプの車の4WDによく採用されていたりします。

 

常時4輪に動力を伝えていた方が、走行安定性に繋がるのならなぜ通常は2WDで走行するというモデルが多く存在するのでしょうか?

それについては、4輪全てに動力を伝えると燃費の面で2輪のみに動力を伝える場合よりも不利になったり、曲がる際の安定性や4WDシステムが複雑になってきたりするので簡易的なオンデマンド式が多く使われるようです。

一昔前のオンデマンド式の4WDはスリップしてからの駆動方式切り替えまで、若干のラグがあるモデルも存在しましたが、今現在ではそういうことはほとんどないようです。

 

4輪への動力の伝え方に関しても、全てをエンジンからの動力でまかなう車と例えば前輪はエンジン動力、後輪はモーター動力といった変わった方式のモデルも存在します。プリウスなどのハイブリッドモデルは後者にあたります。この場合においても、緻密な制御がなされています。

 

パートタイム4WDのように、手動で4WDと2WDを切り替える場合以外は、自動で駆動力や駆動配分を制御してくれるので、ドライバー自体は気にすることもないですし気が付くこともほぼありません。縁の下の力持ちとして、細かい4WDの制御を行いながら安全に快適にドライバーを目的地まで運んでくれます。

常時4WDとして走る車と必要に応じて4WDになる車、どちらにしてもただの2WDモデルより、劣ることはありませんので雨の日や雪道でも安心してドライブをすることが可能です。

ただし、一番気を付けていただきたいことは、4WDといっても過信は禁物だということですね。

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