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【SUVに自転車を積んで行きたい】熊本県のおすすめサイクリングコース10選

愛車に自転車を載せて出かけたい日本各地のサイクリングコースをご紹介する本コーナー。雄大な阿蘇や五島列島で知られる熊本県をフューチャーし、おすすめしたい10ヶ所のコースを紹介していきましょう。

更新日2022/09/30

サイクリング

初心者向け

史跡を巡りながら熊本城を目指す市内散策コース(しせきをめぐりながらくまもとじょうをめざすしないさんさくこーす)


熊本市内にある史跡を巡りながら熊本城を目指すサイクリングコース。延長約30キロで市中を巡る初心者向けのコースは、見どころも盛りだくさん。途中には多くの休憩スポットやグルメスポットもあるので観光がてら気軽にサイクリングが楽しめます。

出発点は熊本市東区から中央区にまたがる水前寺江津湖の北部にある芭蕉園からスタート。周辺には駐車場も多くあるのでクルマを停める場所には困りません。珍しい植物が生い茂る芭蕉園は初夏には蛍が舞い飛ぶことでも知られており、シーズンには蛍の姿を見ることができるかも。そんな芭蕉園をスタートしたら北に向かい水前寺公園の近くにある熊本洋学校教師館ジェーンズ邸を目指します。こちらは1872年(明治4年)に建てられた熊本初の西洋建築ですが、2016年の熊本地震によって現在は基礎のみが残っています。

その後はさらに北上し、歴史家思想家として有名な徳富蘇峰・蘆花兄弟が居住していた徳富記念園や藤崎八旗宮、横井小楠をめぐる維新群像などといった史跡を巡りつつ、目的地の熊本城を目指します。

熊本城も地震によって石垣が崩れるなどの甚大な被害を受け、現在は復元の真っ最中。近寄ることはできませんが遠くから城郭の雄姿を拝むことができます。近くにある観光施設、桜の馬場城彩苑では、バーチャルで熊本の歴史を体感できる熊本城ミュージアムわくわく座や飲食物施設の桜の小路などがあり、郷土料理や食べ歩きにぴったりなソフトクリームなども味わえます。

そんな熊本城を過ぎ、小泉八雲熊本旧居や水前寺成趣園、熊本市同植物園南口の湧水、横井小楠記念館(四時軒)を巡り、芭蕉園に戻ってコースは終了。熊本城周辺の名所を観光しながらサイクリングを楽しめます。

住所:熊本市中央区出水2丁目1-3 16 ヴェルビュ出水(芭蕉園)

 

山鹿温泉鉄道の線路跡を走れる、ゆうかファミリーロード(やましかてつどうのせんろあとを走れる、ゆうかふぁみりーろーど)


ゆうかファミリーロードとは、熊本市から山鹿市までを結ぶ片道約34キロのコースで、一部自動車と同じ道を通る区間がありますが、自転車および歩行者専用の県道になっており、途中にはいくつもの休憩所が設けられているので、お子さんや初心者の方が安心して楽しめるコースとなっています。

出発はJR鹿児島本線の熊本駅と上熊本駅の間にある段山橋からスタート。まずは、熊本駅周辺には有料駐車場が多数あるので、ここにクルマを停めて、段山橋に向かいましょう。
段山橋からJRの線路に沿って走っていくと、すぐ先には食のファクトリーパークのフードパル熊本があります。こちらではコーヒーや食事等をとることができるので朝食がてら立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。

その先は自転車道が続き、楠木駅を過ぎたあたりからはコースは旧鉄道路線跡を利用した自転車道へと変わります。ここから先は勾配がきつくなりますが、それでも高低差は50メートルほどなのでゆっくり走りましょう。その先にある山本橋付近には自転車用のパーキングスペースがあるので小休憩にもおすすめです。

さらにその先にも米塚、分田、中村といった3ヶ所の駐輪場があり、近くには植木温泉、宮原温泉、山鹿温泉などが点在しているので、帰り道に立ち寄り湯してみるのもいいでしょう。ちなみに中村駐輪場から自転車で約10分の場所にある湯の端公園には、無料で楽しめる足湯が設置されています。

その先にある鍋田橋を渡ってサイクリングターミナルに着いたら、ここでゆうかファミリーロードは終了。片道約34キロという気軽さと自転車用道路という安心感のあるこのサイクリングコースでは、先を急がずにのんびりと散策しながらサイクリングするのがおすすめです。

住所:熊本市西区春日3丁目15(熊本駅)

 

南阿蘇に広がる11の湧水をたどる、南阿蘇水源めぐりルート(みなみあそにひろがる11のわきみちをたどるみなみあそすいげんめぐりるーと)


阿蘇五岳を望む南阿蘇は、美しい湧水の水源が数多くある地としても有名。南阿蘇水源めぐりルートはそんな南阿蘇の11の湧水をサイクリングしながら巡るコースです。高低差もあまりなく延長も約25キロと短めなので、ご家族でのサイクリングにおすすめ。

起点は255台の駐車場がある道の駅 あそ望の郷くぎのを利用するのがおすすめ。同じ敷地内には自転車のレンタルも行なっているモンベル南阿蘇店があり、こちらではサイクリングに必要なアイテムの販売はもちろん、レンタルも行なっているのでぜひそちらのサービスを受けてみるのもおすすめです。

ここから県道28号を右折して時計回りに走り始めます。この近辺は人気観光地なので周辺には飲食店も多く、気持ちの良いサイクリングが楽しめます。その後信号のある交差点を右折して今度は県道149号を北上し、南阿蘇鉄道を越えたところで右折すると西宮神社が登場。この辺りから湧水エリアとなり、川地後水源地や寺坂水源、湧沢津水源、池の川水源、小池水源といった湧水スポットが次々とあらわれます。この道程では南阿蘇の湧水を用いた蕎麦がいただけるお店も多く、ランチに訪れてみるのはいかがでしょうか。

さらに先を進み県道177号を右折して南下、その後は再び右折して県道28号に入ります。近くには高森湧水トンネル公園があり、その先を進むとこちらのルートにも竹崎水源や妙見神社の池といった湧水スポットが点在しています。

そしてコース終盤には南阿蘇久木野温泉宿式の森という施設があり、ここには無料で入れる足湯もあるので立ち寄ってみましょう。ここから少しの距離を走るとゴールとなる道の駅あそくぎのが見えてきます。

全コースにわたってなだらかで走りやすい道が続き、初心者やお子さんにもおすすめの観光コース。途中には豊かな水源を生かした和紙作り工房などの体験施設もあるので家族みんなでお出かけするのも良さそうですね。

住所:阿蘇郡南阿蘇村大字久居市2807(道の駅あそ望くぎの)

 

中級者向け

もうひとつの名峰、金峰山を目指すコース(もうひとつのめいほう、きんぽうざんをめざすこーす)


阿蘇と並んで熊本県民に愛されるもうひとつの名峰、金峰山を目指す延長約45キロの初心者向けコースです。起点となるのは熊本市の中心部にある上江津湖の芭蕉園から。周囲は公園や公共施設が数多くあるので駐車場に困ることはないでしょう。そこからまずは市街地を抜けて北上し、熊本城をかすめながら本妙寺へ向かいます。

ここは1614年の建立された名刹で加藤清正公の墓に通ずる176段の石段が有名です。ここからは金峰山を左手に見ながら周遊をスタート。県道1号を西に向かい、いくつもの上り坂を過ぎると峠の茶屋公園が見え、さらにその先には剣豪宮本武蔵が籠もったとされる霊厳洞があります。ここで五輪書が記されたとされておりほかにも巌流島の戦いで使われた木刀を見ることもできます。

その先を進み、今度は国道501号を南下しながら熊本港を目指しましょう。この国道501号を海沿いを走る気持ちの良い道でサイクリングにはもってこのルートです。熊本港からは遠くに島原が見渡せ、天気の良い日には普賢岳を望むこともできます。

熊本港からは平坦な市街地を気持ちよく走り、終点の芭蕉園を目指しますが、時間に余裕があれば熊本城下公園や熊本市動植物園を観光してみるのもおすすめです。

住所:熊本市中央区出水2丁目1-3 16 ヴェルビュ出水(芭蕉園)

 

日本最大級の単一アーチ橋、石橋を渡るリバーサイドコース(にほんさいだいきゅうのたんいつあーちばし、いしばしをわたるりばーさいどこーす)


緑川のリバーサイドを軽やかに走り抜け、日本最大級の単一アーチ橋を渡る中級者向けのサイクリングコース。延長は約70キロ、終点間際には湧水天然プールが待っています。

起点となるのは上益城郡甲佐町にある中甲橋グリーンパーク。緑川沿いにあるのどかな公園で駐車場も用意されています。ここからスタートし、まずは同じ緑川沿いにある甲佐町やな場を目指しましょう。こちらは鮎をはじめとする川魚料理の人気店で11時から営業となっていてタイミングが合えば早めのランチをいただくのもおすすめです。

さらにそのまま緑川沿いを走りながら上流を目指し、今度は井戸江峡へ。ここには日本でもトップクラスの充実度を誇るキャンプ場がありますが、先日の熊本地震の影響で一時的に休止されていますので施設を利用されたい場合は要確認が必要です。

その後、そのまま緑川の上流を目指し、川平キャンプ場を過ぎて船津ダムの手前あたりのあるのが霊台橋です。国内にある単一アーチ式石橋としては3番目の規模を誇り、架橋された1847年当時は日本一の規模を誇っていました。1967年には国の重要文化財にも指定されている石橋には展望台もあり、渡ることができるようになっています。

歴史的建造物である霊台橋を後にしたら今度は国道445号、通称かみましき阿蘇観光サザンルートを走って佐俣の湯を目指します。ここは道の駅にもなっているので立ち寄り湯ができるだけでなくお土産品の購入やちょっとした食事をすることも可能。また近くには釈迦院川と津留川に架けられた二俣橋があり、ある季節の条件が整ったときにだけハート型に見えるという素敵な石橋が架けられています。こちらには綺麗なトイレもあるので小休止がてら立ち寄ってみましょう。

その後は、緑川を下りながら自転車を漕ぎ、国道443号で嘉島町湧水公園に向かいます。ここには湧水を利用した天然プールもあるので、夏場にはここで水遊びを楽しんでみるのもいいでしょう。また園内には駐輪場も用意されトイレも完備されています。この後はすぐ近くにある熊本市街まで足を伸ばしてみるのもよいですし、そのまま緑川を再びさかのぼって中甲橋グリーンパークに戻るのもあり。

また二俣橋から中甲橋グリーンパークまでは約17キロほどあり、二俣橋から約3キロの中甲橋グリーンパークの方が近いので、体力に限界を感じたら、嘉島町湧水公園を目指さずにそのままゴールするのもいいでしょう。

住所:上益城郡甲佐町(中甲橋グリーンパーク)

 

緑と水のコントラストを楽しむ渓谷コース(みどりとみずのこんとらすとをたのしむけいこくこーす)


天然の広葉樹林と美しい水の流れが涼感を呼ぶ菊池渓谷をひた走る軽快なコース。延長約80キロという中級者向けのコースです。

起点となるのは道の駅 旭志から。阿蘇の外輪山に囲まれた菊池市にあるこの道の駅では、ブランド牛の旭志牛をいただくこともできます。そんな道の駅 旭志をスタートし、国道325号を北上して向かうのは菊池グリーンロード。広域農道である菊池グリーンロードは道幅も広く絶好のサイクリングコースとなっています。

そんな道を走りながら向かうのは菊池渓谷。途中には初心者ではクリアが難しい上り坂があるので、脚力のある中級者以上でないと難しいルートです。その先には道の駅ならぬ水の駅菊池渓谷があり、さらにその先には標高500〜800メートルの位置に菊池渓谷があります。

周囲は鬱蒼とした天然生広葉樹で覆われており、その合間をぬうように流れる淡水が大小様々な瀬と渕と滝をつくり、変化の富んだ渓流をかたちづくっています。夏場でも平均気温は13度と低く、シーズンを問わず涼風が駆け抜けるスポットとなっています。

そんな菊池渓谷でマイナスイオンをたっぷり浴びたら、再び菊池グリーンロードで熊本市街を目指します。道の駅 旭志を通り過ぎ豊肥本線を超え、目指すのは熊本市の中心部にある上江津湖の芭蕉園。ここの周辺には歴史スポットや観光スポットも多いので時間に余裕があればぶらっと散策するのもいいでしょう。その後再び道の駅 旭志を目指してコースは終了です。

住所:菊池市旭志川辺1886番地(道の駅 旭志)

 

上級者向け

天草諸島の玄関口、宇土半島をぐるりと巡る快適コース(あまくさしょとうのげんかんぐち、うとはんとうをぐるりとめぐるかいてきこーす)


潮風が心地よい海沿いの道を走り、宇土半島の先端に位置する旧三角町を目指す延長約100キロのコース。有明海を全身で感じることができる快適な道程には歴史ある名所や重要文化財にも指定された景勝地などがあります。

熊本県中部にある宇土半島は、北部が有明海、南部が八代海に面しており、両海を分断する形でそそり出た半島で、天草諸島の玄関口ともなっています。そんな宇土半島を巡るサイクリングコースは半島の南部にある道の駅 不知火温泉からスタート。220台収容の駐車場があり、レストランや物産館、立ち寄り湯に便利な大浴場も用意されています。

そこから国道266号を時計回りに走り、半島の最西端にある旧三角町を目指しましょう。途中ではあまくさみすみ線と並走する区間があり、運が良ければ電車と一緒に走ることも可能。そのまま終点の三角駅をさらに過ぎ、国道57号に沿って北上を開始。ちなみにそのまま国道266号を走ると天草諸島へ行くことができます。

そのまま国道57号を北上するとやがて見えてくるのが旧三角町の三角西港です。ここは明治時代に建てられた港湾史跡があり、オランダ人水理工師が設計した当時の石積みや水路などがほぼ無傷で現存、世界文化遺産や国の重要文化財に登録されています。この辺りは観光スポットなので周囲に飲食店も多く、ここでランチするのもおすすめです。

さらにぐるっと宇土半島を巡り、目指すのは宇土市内にある粟嶋神社。200年もの歴史があるこの神社は、本殿の前にある3つの小さな鳥居のある神社として有名で、鳥居のをくぐると無病息災のご利益があるとか。ここでコースは終了ですが、ここから出発点まではウキウキロードの一部を経由して帰るのがおすすめ。広域農道であるウキウキロードは道幅は広くて快適です。

住所:宇城市不知火町永尾1910-1(道の駅 不知火温泉)

 

阿蘇五岳をぐるりと巡る1周コース(あそごがくをぐるりとめぐるいっしゅうこーす)


根子岳や阿蘇谷を望む箱石峠を越え、向かうは一度南郷谷。さらに阿蘇パノラマラインを上り、新旧それぞれの火山口を見ながら迎えるのは急こう配の下り坂。そんな阿蘇五岳を巡る延長約60キロのルートは、高低差は700メートル近くもあるため、脚力に自信のある上級者におすすめです。

起点となるのは道の駅阿蘇。正面に阿蘇五岳を望む絶景地にあり、駐車台数は74台と充実しているので駐車スペースに困ることはありません。また駐輪場にはロードバイク用のサドルラックもあるなど、サイクリストからも愛されている便利なスポットとなっています。

ここからスタートして向かうのは箱石峠。国道265号に出て平均斜度4.3度の上り坂を進むと、雄大な山並みを望む展望スポットが待ち構えています。さらにそこから下り坂で向かうのは100基近くの灯篭が立ち並ぶ上色見熊野座神社。近くには合格祈願で知られる穿戸岩もあります。その先には南阿蘇ビジターセンターあり、トイレ休憩にもおすすめです。

そこから先はしばらく平坦な道が続き、阿蘇白水温泉瑠璃を過ぎると本格的な上りがスタート。平均斜度こそ4.7%ながら、10キロ以上にわたって上り坂が続き、約600メートルもの標高を上がることになります。その先にあるのは中岳入り口で、現在も活動中の火口を実際に見ることも可能。その先には3万年前の火口跡に広がる草千里ヶ浜があります。

その先を進んで今度は約13キロものダウンヒルを駆け下りると、出発点の道の駅 阿蘇へと帰着。雄大な阿蘇五岳はふもとから見ても勇壮ですが、火口から眺める雄姿もまた格別なもの。気分も体もすっきりとさせてくれるチャレンジングなコースとなっています。

 

ラピュタの道を巡るカルデラ周遊コース(らぴゅたのみちをめぐるかるでらしゅうゆうこーす)


通称「ラピュタの道」と呼ばれる絶景の南阿蘇を駆け抜けるコース。延長約130キロという上級者向けのコースです。

起点は益城町彼岸花街道から。シーズンには彼岸花が咲き乱れる観光スポットで阿蘇くまもと空港にも近いため、空港近隣の駐車場にクルマを止めてからスタートするのもいいでしょう。ここをスタートしたらまずはグリーンロード南阿蘇で阿蘇ミルク牧場を目指します。ここはいわゆる観光牧場で、入場料を払えば動物との触れ合いを楽しむことも可能。駐車場も広くて使いやすいのでここを起点にするのもおすすめです。

またこのミルク牧場の手前には長い上り坂が続くので、脚力に自信のない方もこの牧場を起点にするのがいいでしょう。ここから再びグリーンロード南阿蘇を東へ向かい、激しい下り坂のワインディングロードを抜けるとあらわれるのが南阿蘇久木野温泉。周囲には温泉宿が立ち並び中には日帰り温泉を行なっているところもあります。

さらに先を進み高森湧水トンネル公園を過ぎると今度は国道265号へ。ここから阿蘇山を左に見ながらの本格的な周遊ルートが始まります。途中の箱石峠では険しい上り坂と下り坂が次々と襲いかかってきますので、注意しながらゆっくりと進みましょう。その後JR豊肥本線を超え阿蘇市役所を過ぎると再び険しい上り坂が待ち構えており、その先にあるのが絶景ポイントの城山展望所。ここから望む阿蘇の景色は必見です。

その後もミルクロード、阿蘇スカイラインと周遊ルートを走り、かぶと岩展望所を過ぎた頃にやってくるのが通称ラピュタの道です。尾根の断崖に沿って切り拓かれたわずかな道を駆け抜ける爽快感はまさに唯一無二で、見た目の美しさもまさにラピュタの道と呼ばれるのに相応しい絶景ロードとなっています。そんなラピュタの道を過ぎ、激しい下り坂を進めば終点も間近。再びJR豊肥本線をまたぎ、阿蘇くまもと空港が見えれば、終点の益城町彼岸花街道は目前です。

住所:上益城郡益城町大字小谷1802-2(熊本空港)

 

7つの市町村を駆け抜ける熊本満喫コース(ななつのしちょうそんをかけぬけるくまもとまんきつこーす)


熊本市、御船町、山都町、高森町、南阿蘇村、西原村、益城町という7つの市町村を巡る延長約150キロのロングコース。熊本の大自然や史跡、観光スポットといった場所を巡る大満足のコースです。

起点となるのは御船警察署の近くにある御船町城山公園から。駐車場にクルマを止めたらサイクリストにも人気の広域農道、マミコゥロードを走って八勢眼鏡橋へ向かいましょう。ここは大小3つのアーチで構成された石橋で桜の名所にもなっています。ここを過ぎるとすぐに長い上り坂が待ち構えており、その先の国道445号でも随所に長い上り坂があるのでゆっくり焦らずに進みます。その後も道は国道218号へと変われど上り坂の連続が続き、その先を進むとあらわれるのが弊立神社。鬱蒼とした森に囲まれたこの神社は1000年以上の歴史があり、その静謐な空間はスピリチュアルな趣を放っています。

さらにその先を進み、馬見原商店街を過ぎ、五ヶ瀬川を越えると、九州のへそという観光スポットがあります。ここが実質的な九州本土の中心となっており、記念モニュメントも建てられています。その後は国道265号を北上し、激しい勾配を上り下りしながら高森峠に向かいます。

その先は南阿蘇鉄道・高森線と並走しながら南阿蘇久木野温泉を経由し、グリーンロード南阿蘇に向かわず南阿蘇やすらぎロードを使って俵山峠展望所を目指します。その途中には激しい下り勾配が待ち構えていますので注意しながらゆっくり進みましょう。

ちなみに標高710メートルの展望所からは九重連山から米塚、阿蘇五岳、北外輪山、南外輪山、阿蘇谷、南郷谷といった阿蘇の景色が一望できます。展望所を過ぎると急な上り坂が待ち構えているので、ここで景色を見ながらゆっくり休むことをおすすめします。

その後は県道28号へ合流し、その先には阿蘇くまもと空港が見えてきます。ここから市街地を経由し、終点となる御船町城山公園へ向かへば全行程は終了です。

住所:上益城郡御船町大字御船980(御船町城山公園)

 

熊本県を代表する阿蘇五岳や熊本城、天草諸島の玄関口である宇土半島など、サイクリングにぴったりな風光明媚な場所の多い熊本県。サイクリングと一緒に観光も楽しみましょう。

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