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【SUVに自転車を積んで行きたい】山口県のおすすめサイクリングコース10選

SUVに自転車を載せて、日本各地にあるサイクリングコースを巡る恒例の企画。今回は世界遺産に登録された観光地や明治維新の面影をたどる史跡が数多くある山口県のおすすめサイクリングコースを紹介します。

更新日2020/07/03

サイクリング

 

初心者向け

萩世界遺産海道(はぎせかいいさんかいどう)


JR山陰本線の萩駅から日本海沿いを北上する海沿いコース。途中には世界遺産でもある松下村塾や萩反射炉といった名所があり、鉄道ファンに有名な惣郷川橋梁などを見ることもできる延長約41.5キロのコースとなっています。コース後半以外は平坦な道が続くので初心者でも気軽にチャレンジできるでしょう。

起点は萩駅。萩駅周辺の萩城城下町付近や萩中央公園にはいくつもの駐車場がありますのでそちらにクルマを停めてからスタートしましょう。

まずは、国道191号を北へ向かい萩警察署前の交差点を右折して県道11号へ向かい、松本川を渡ります。その先にある維新ロードを右折して県道67号を北に向かうと、その周囲は伊藤博文旧宅や松陰神社、世界遺産にもなっている松下村塾、吉田松陰記念館などが並び、歴史好きにとっては立ち寄らずにはいられない観光スポットが目白押し。

そんな通りを北に進み、再び国道191号へ合流。その先を進むと萩藩がつくった萩反射炉の遺構があらわれます。なかでも高さ10.5メートルの煙突部分は国指定の史跡であり、往時を振り返りながら少し立ち止まって見学するのもいいかもしれません。また近くには道の駅 萩しーまーともあります。

その後は日本海の景色が美しい国道191号をひたすら北上。山陰本線と並走しながらしばらく進むと道の駅 阿武町があり、ここには夕日が日本海に沈むのを見ながら入れる温泉施設 鹿島の湯も用意されています。さらに先を進み宇田郷駅を過ぎると見えるのが惣郷川橋梁で、タイミングが合えば橋梁を渡る列車と日本海の雄大な光景を見ることができます。

最後は国道191号から国道315号を経由し県道305号で終点の須佐ホルンフェルスに到着。ここは断崖絶壁の自然保護公園で自然が作り出した壮大な造形美を眺めることができます。近くには宿泊施設もあるのでここで1泊するのもいいでしょう。

ちなみに惣郷川橋梁から先は激しい急勾配が続くので、脚力に自信のない方はその手前で萩の町へと戻るのがいいかもしれません。ちなみに起点の萩駅から惣郷川橋梁までは片道約30キロの道のりなので、その場合だと往復約60キロの道程となります。

萩駅へのアクセスは小郡萩道路・絵堂ICから約20分。駅周辺には有料駐車場が多数あります。

住所:萩市大字椿濁淵(萩駅)

 

秋吉台グリーンカルスト街道 椹野川コース(あきよしだいぐりーんかるすとかいどう ふしのがわこーす)


山口県の中心部を南北に走る椹野川に沿って走るサイクリングコース。延長約60キロ、その道程のほぼすべてがフラットなので脚力にあまり自信のない初心者でも安心して楽しめます。

起点は山口県の玄関口であるJR山陰本線・新山口駅。ここをスタートしてまずは山口県庁のあるJR山口線・山口駅へと向かいます。山口駅は県庁所在地駅で、どこかのどかな雰囲気が魅力。山口駅の隣には湯田温泉駅があり、山口県を代表する温泉、湯田温泉で体を休めることもできます。

ここを折り返して今度は椹野川沿いを西へと向かいます。左手に椹野川を見ながら走るのんびりとした川沿いの道は、一部が山口秋吉台公園自転車道となっているので快適に走ることができます。

その後、再び新山口駅を過ぎ、今度は椹野川を渡って県道61号に入り南若川沿いを走ります。そして南部海岸道路との交差点を右に曲がり県道25号に入ると、今ルートの目玉でもある周防大橋が見えてきます。

防府と宇部を結ぶこの橋は中央部が斜張構造となっている美しい橋で、河口側に広がる山口湾の眺望は目をみはるほどの美しさ。特に夕日が山口湾に沈む光景はぜひタイミングを合わせて訪れたいところです。橋の両サイドにはそれぞれ公園が用意され、ここから周防大橋を眺めるのも一興です。

さらに、その先を進み鳩岡交差点を右に曲がると道の駅 きららあじすに到着。ここでは阿知須の特産品で栗に勝る甘さを誇る南瓜のくりまさるを使ったソフトクリームが食べられます。ここから再び新山口駅へ向かって全ルートは終了。帰路は来た道をそのまま戻っても良いですが、疲れていたら国道190号で一気に新山口駅まで向かうこともできます。

新山口駅へのアクセスは山陽自動車道・山口南ICは約12分。駅周辺には有料駐車場が多数あります。

住所:山口市小郡下郷(新山口駅)

 

維新の志士街道(いしんのししかいどう)


下関戦争など幕末の舞台となった関門海峡をはじめ、騎兵隊が挙兵した功山寺がある長府城下町や高杉晋作の墓所である東行庵など、維新の志士たちとゆかりのある場所を巡る山口県ならではの延長約34キロの初心者向けコースです。

起点は関門トンネル人道口。関門トンネルは自動車だけでなく、原付や自転車、歩行者もこの人道口から渡ることができるようになっています。すぐ近くには、中国自動車道/関門自動車道・下関ICから約10分のみもすそ川公園があり、こちらには駐車場が用意されています。もし空いていなければ近くにある火の山公園の駐車場を利用するのもいいでしょう。

このみもすそ川公園には長州砲の複製や源義経と平知盛などの像があり、源平壇ノ浦の合戦場なども残されています。そんなみもすそ川公園をスタートし、まずは国道9号を東ヘ向かい、その後は県道246号で長府城下町を目指します。長府城下町には武家屋敷づくりの長府毛利邸や功山寺、長府毛利家墓所など維新の歴史を感じるスポットが随所にあります。

さらに県道246号、通称乃木さん通りを北に向かい、途中で山陽本線と並走しながら進み今度は木屋川沿いの県道33号こと風波のクロスロードを進んでいくと出迎えてくれるのが高杉晋作の墓所である東行庵。その後は県道260号、県道232号、県道229号と進み国道190号を東へ進みます。その後国道2号から県道225号を進むと、終点の山陽本線・厚狭駅に到着となります。

住所:下関市みもすそ川町1-1(みもすそ川公園)

 

中級者向け

錦川清流街道(にしきがわせいりゅうかいどう)


錦帯橋や岩国城跡など、山口県を代表する名勝史跡を巡りながら錦川に沿って山間部を目指すコース。延長は約47キロ、終点には秘湯の雙津峡温泉が待っています。

起点は岩国料金所から約30分の場所にある山陽新幹線・新岩国駅。新幹線停車駅なので周囲に有料駐車場も用意されています。ここからまずは自転車で20分ほどの場所にある岩国城を目指します。見晴らしの良い天守台が山腹にそびえる風光明媚な場所で、麓には吉香公園がありここからロープウェーで天守台に向かうこともできます。また公園の周囲をめぐる錦川には5連のアーチが美しい錦帯橋が架けられているので、ぜひ立ち止まってゆっくり見物しましょう。

その後は、錦川沿いを巡りながらのんびりと上流を目指しましょう。国道2号を走り、途中の錦橋交差点で国道187号へ入ったらさらに上流に向かいます。この国道187号に入る頃には景色はすっかり山深いものとなり、清流の心地よい風を感じながら快適なサイクリングが楽しめるでしょう。

また錦川を挟んだ反対側には錦川清流線が通っており、タイミングが合えば列車の姿が見られるかもしれません。国道187号は錦川に沿って蛇行しながら山間を上がっていき、錦川に架けられた川向橋や錦川鉄道錦川清流線・柳瀬駅を過ぎると、ここで錦川とはお別れです。ここから道は中ノ瀬川沿いを通り、さらに中ノ瀬の上流を目指します。

途中で国道434号へと入り、川沿いも中ノ瀬川から宇佐川へと変化した頃には終点までもうすぐ。終着点の雙津峡温泉は寂地峡の地下1,000メートルから自噴している温泉で、日帰り温泉施設もあり、無料でいただける飲泉所や温泉水を利用した温泉コーヒーといったメニューなども用意されています。ほかにも鮎や川ガニ、ジビエなどを用いた食事もできるのでゴール後はゆっくりと過ごすことができるでしょう。

住所:岩国市御庄1055-1(真岩国駅)

 

秋吉台グリーンカルスト街道(あきよしだいぐりーんかるすとかいどう)


山口県を代表する景勝地、秋吉台カルスト台地を駆ける観光を兼ねたミドルコース。延長約77キロの中級者向けコースで、人気温泉地の湯田温泉が終点となっています。起点は山陽自動車道・山口南ICは約12分の場所にあるJR山陰本線・新山口駅から。山口県の玄関口であるターミナル駅なので駅周辺にはいくつもの駐車場が用意されています。

駅をスタートしたら椹野川沿いを走る新山口停車場上郷線を北上し、そのまま国道9号へと合流。その後、新町交差点を左折して県道28号(小郡三隅線)で秋吉台カルスト台地を目指します。やがて道は四十八瀬川を沿いを走るようになり徐々に上り坂が続くようになってきます。スタートから約40分で長田川沿いにある湯ノ口交差点に到着し、今度は県道31号でさらに北上。中国自動車道・美祢東ジャンクションを過ぎると秋吉台はもうすぐです。

今度は厚東川に沿って軽快に走ると秋吉台観光交流センターに到着。ここはカフェも併設されているので小休止するのもおすすめです。ここからはカルストロードと呼ばれるカルスト台地の中を通した快適な道を走り、いよいよ秋吉台へ入っていきましょう。

自然が生み出す雄大な景色の中を走るカルストロードはまさに絶好のサイクリングコース。もちろんクルマも通る一般道ですが、サイクリストも数多く見かけるので安心して走ることができます。途中には長者ヶ森や秋吉台東展望台、地獄台、帰り水といった見どころもあります。その後は秋吉台自然動物公園サファリランドの先にある秋吉台リフレッシュパークに立ち寄って折り返しましょう。ここはいわゆるキャンプ場となっており広々とした公園のほかに温泉市施設も併設。また食事スポットも用意されています。

帰路は再びカルストロードを戻り、湯ノ口交差点を通って再び国道9号の新町交差点へ。ここを右折すれば新山口駅に到着し、左折すれば湯田温泉へ向かうことができます。道程はカルストロードへ向かう道が最も急勾配となっていますので注意しながらサイクリングを楽しみましょう。

住所:山口市小郡下郷(新山口駅)

 

北長門絶景パワースポット輪道(きたながとぜっけいぱわーすぽっとりんどう)


絶景スポット&パワースポットとして有名な元乃隅神社をはじめ、東後畑棚田や千畳敷を巡る延長約66.6キロの中級者向けコースです。

起点はJR山陰本線・人丸駅から。駅正面には真っ赤な鳥居が取り付けられており、ここからもパワースポット感が出ています。駅周辺には駐車場がありませんので、人丸駅から3.2キロ、クルマで約10分ほど走った場所にある油谷総合運動公園 グラウンドの駐車場を利用するといいでしょう。その後は海沿いを走る楊貴妃ロマンロードを使って北上し、さらに県道357号を西へ向かって進みます。

このロードにはパタ屋というサイクリストには有名なサイクルステーションがあり、自転車の修理工具などの貸出しも行なっています。さらに進み久津郵便局を過ぎたら今度は県道356号で東に進み、中ノ森の棚田を過ぎたあたりでいったん楊貴妃ロマンロードへ戻り、今度は県道66号で東へ向かいます。

この道をしばらく進むとあらわれるのが、山口県でも屈指の人気スポットである元乃隅神社。ここは崖の上に123基もの真っ赤な鳥居が並ぶ海辺の神社で、鳥居の上に取り付けられた賽銭箱へお賽銭を投げ入れるという変わった様式になっています。そんな鳥居の先にあるのが竜宮の潮吹という名所で、ここでは噴潮現象が起こる岩礁や洞穴に富んだ海蝕地形を見ることができます。

さらに道を進むとその先には標高333メートルの高台に広がる千畳敷という大草原が広がっており、雄大な自然の姿を見ることができます。ただしこの周辺は激しい急勾配が続きますので、焦らずゆっくりと進みましょう。また近くには丘の上から海岸近くまで棚田が並ぶ東後畑棚田があり、こちらは日本の棚田百選にも選ばれています。

その後は山陰本線に沿って県道66合から国道191号へ合流しさらに東へ。山陰本線仙崎支線の終着駅である仙崎駅を過ぎたら近松・みすゞの道でJR美祢線の板持駅ヘ向かい、さらにみのりロードで終点の人丸駅を目指します。

油谷総合運動公園までのアクセスは中国自動車道・小月ICから約70分です。

住所:長門市油谷河原2016-1(油谷総合運動公園)

 

周防田園サイクリング輪道(すおうでんえんさいくりんぐりんどう)


山口秋吉台公園自転車道、周防往還自転車道、佐波川自転車道という3つの自転車道を巡る山口県ならではのサイクリングコース。延長約75.1キロの中級者向けコースです。

起点/終点となるのはJR山口線・山口駅。アクセスは中国自動車道・小郡JCTから約25分で、駅周辺には有料駐車場がいくつかあります。ここからまずは椹野川沿いを走る山口秋吉台公園自転車道を走って西へ向かいましょう。そのまましばらく椹野川沿いを走り続け山陽新幹線および山陽本線を超えると、次なる自転車道が登場。ここからはじまる周防往還自転車道は正式名称では一般県道山口防府小郡自転車道線といい、小郡下郷から山口市までの約36キロをむすでいます。その途中には学問の神様菅原道真を祀る防府天満宮といった名所がありますので時間があれば立ち寄ってみましょう。

こので県道54号へ左折するのが周防往還自転車道の続きとなるのですが、今回はそのまま直進して佐波川沿いを走り、今度は佐波川自転車道へと乗り換えます。この佐波川自転車道は防府市から山口市までを結ぶ約32キロの自転車道で、終点は大原湖付近まで続く自転車道となっていますが、今回は途中で376号に入りましょう。

このあたりからだんだん道は平坦から勾配の続く坂道となりますのでご注意ください。途中には道の駅仁保があるので、小休止やトイレ休憩などに最適です。この道の先以降は起伏はそれほど激しくなく、その先にJR山口線の線路が見えれば終点はまもなくです。

住所:山口市惣太夫町2(山口駅)

 

瀬戸内アドベンチャー輪道(せいとないあどべんちゃーりんどう)


日本の夕日百選にも選ばれている焼野海岸や本山岬のくぐり岩など海辺の観光地を回りながら山間部も駆け巡る、景色を贅沢に楽しめる延長約93.2キロのコースです。

起点は山口県の玄関口でもある新山口駅。まずは椹野川をさかのぼり新町交差点を左折して秋吉台方面へ向かいましょう。長田川の湯ノ口交差点をそのまままっすぐ進むと秋吉台ですが、ここを左折し長田川沿いへ。この湯ノ口交差点の前後から急勾配が連続するようになり、激しいアップダウンやワインディングが続きます。

次に県道231号で宇部市を下るように西ヘ向かいますが、途中で並走する厚東川にはアクトビレッジおのというキャンプ施設がありますので立ち寄ってみるのもいいでしょう。その後は県道30号でさらに進むと県道230号との合流付近に旧船木鉄道大棚トンネル跡という名所があります。

そのまま県道30号を進み、県道223号に入る頃には景色はすっかり海辺の町へ。今度は県道354号へ入り海沿いを走るときららビーチ焼野が右手に見えてきます。その先端部には本山岬があり、ここにはおよそ3億年前の地層が露出し侵食や風化を繰り返しながらつくられた奇岩、くぐり岩の姿が見られます。

その後は国道190号で東ヘ向かうと山口宇部空港があり、その先にはキワ・ラ・ビーチが登場。干潮時にあらわれる幅2キロ奥行き700メートルの砂州は歩いて渡ることも可能です。また近くには東京ドーム40個分の敷地を持つときわ公園があるので小休止するのもおすすめです。その後は一路新山口駅を目指してコースは終了です。

住所:山口市小郡下郷(新山口駅)

 

上級者向け

角島大橋ブルーオーシャン海道(つのしまおおはしぶるーおーしゃんかいどう)


九州からの玄関口となる下関駅をスタートし、一路日本海側を北上。絶景と評判の角島を通り、長門湯本温泉を目指す延長約93.5キロの中上級者向けコースです。

起点は中国自動車道/関門自動車道・下関ICから約15分のJR山陽本線・下関駅。九州側の玄関口である下関駅周辺は駐車場も充実しています。ここからまずは国道191号を北上し日本海沿いに出ましょう。その後もひたすら北上し、七曲り海岸や串本岬を通過して山陰本線吉見駅の先にある吉母入口の交差点を左折して県道245号(風波のクロスロード)へ入ります。

次に豊浦町室津下を経由して再び日本海沿いに出て、今度は川棚温泉付近で国道191号に入り北上します。この後もひたすら日本海沿いを走ることになりますが、終始左手に日本海を望む気持ちの良いコースとなっており、途中にはロードサイドの食事処やカフェなどが点在しているので小休止や食事を取りながらのんびり進みましょう。

その後遠く日本海の先に浮かぶ天然記念物の壁島ウ渡来地が見えれば角島はもうすぐ。今度は県道275号(海士ケ瀬ロード)で北上すると角島へ向かう道が見えてきます。角島へは県道276号がそのまま通っており、一般道なのでもちろん自転車でも上陸可能。ここに架けられた角島大橋は全長1,780メートルという長さで無料で渡れる橋としては国内有数の長さを誇っています。またこの橋は景色の素晴らしさから映画やTVドラマ、CMのロケ地としても使われています。今回のルートでは角島は含まれていませんが、時間に余裕があれば渡ってみるのもおすすめです。

角島を通り過ぎると風波のクロスロードは山奥へと進み起伏が激しくなってきます。そのまま進み途中で海沿いへ出ながら、山陰本線と並走する形で北東へと向かいます。その後国道191号から県道286号を経由してみのりロードに入り、JR美祢線の板持駅で国道316号に入れば終点の長門湯本温泉は目前。時間があれば長門湯本温泉から約1.2キロの場所にある大寧寺に足を運んでみては。ここには陶晴賢の謀反によって自刃した大内義隆主従の墓所があります。

住所:下関市竹崎町4丁目3(下関駅)

 

サザンセトオレンジ海道(さざんせとおれんじかいどう)


山口県の最東端に位置し瀬戸内海の西に浮かぶ周防大島を周る周遊コース。延長約117キロのロングコースで途中にはいくつものアップダウンを繰り返すハードな上級者向けのコースです。

起点/終点は山陽自動車道・玖珂ICから約25分のJR山陽本線・柳井駅。白壁の町並みが広がる風光明媚な町からコースが始まります。クルマを駅前にある有料駐車場に止めたらまずは海沿いを走る国道188号で東に向かい、同じJR山陽本線の大畠駅へ向かいます。ここからトラス構造が特長的な大島大橋を渡って周防大島へと上陸。橋の下はフェリー航路にもなっているのでタイミングが合えば船を眼下に望むこともできます。

周防大島では国道437号を時計回りに進みますが、途中にはビー玉海岸や史跡四境の役碑、久賀港大崎鼻灯台といった観光スポットも点在していますので立ち寄ってみるのもよいでしょう。その先には道の駅 サザンセトとうわがあり、周防大島のみかんをはじめとする名産品が用意され、食事をとることも可能。またここにはレンタサイクルが用意されるなどサイクリストにも優しい道の駅となっていますのでぜひ立ち寄ってみましょう。

その後は島の東端まで進み、今度は県道60号から大島オレンジロードに入ります。それまでの景色と一転して今度は山奥を走る道となり、その後星のビーチ付近で再び海沿いを走る県道60号へと出ます。さらに島の南端にある沖家室島を左手に見ながら進み、今度は県道4号で周防大島を一周。それから大島大橋を再び渡って山口県本土に入り、終点の柳井駅を目指します。

住所:柳井市中央2丁目18(柳井駅)

 

山口県を巡る10のサイクリングコースはいかがでしたでしょうか。秋吉台や錦帯橋、周防大橋や角島、さらにはパワースポットとして最近注目を集めている元乃隅神社など、観光スポットが豊富な山口県のサイクリングコースは、観光地とからめたコースを設定するがおすすめです。

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