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日本メーカーの海外専売SUVを解説「スバル アセント」編

スバルのSUVと言えばフォレスターやレガシィアウトバックのイメージが強いですが、北米市場ではアセントという3列シートSUVも人気です。クロスオーバー7が販売されていない現在、スバル唯一の3列シートモデルとなっています。今回はこのモデルについて紹介していきます。

更新日2020/08/07

スバル アセントってどんなモデル?

スバル アセント 20192017年のニューヨークモータショーにてコンセプトモデルが発表され、同年末に市販モデルがロサンゼルスで公開、翌年2018年5月に生産が開始されたアセントは、スバルのラインアップの中でも最大サイズとなる3列シートSUVです(全長4,998mm×全幅1,930mm×全高1,820mm、ホイールベース2,890mm)。

アセントは2014年まで北米市場で販売されていた3列シートSUVであるトライベッカの事実上の後継モデルと言えます。ですが、トライベッカのメカニズムをキャリーオーバーしたモデルではなく、アメリカのファミリーユーザーに向けて新規開発されたミッドサイズSUVです。

近年のスバル車共有のデザインフィロソフィーDYNAMIC×SOLIDが現れたエクステリアデザインとなっているほか、新開発のエンジン、スバル新世代プラットホームであるSUBARU GLOBAL PLATFORMの採用、運転支援システムアイサイトの全車標準装備など、その採用メカニズムからスバルが”まったく新しいSUV”とアナウンスしている理由を感じさせるモデルとなっています。

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スバル アセントに採用されたメカニズム

スバル アセント 2019新開発モデルとなった現行アセントは、現在スバルが誇るメカニズムが多く採用されています。
まずアセント独自とも言えるメカニズムでの特徴がエンジンです。搭載された2.4L 水平対向4気筒直噴ターボエンジンは新開発のもので、最高出力は191kW(260PS)/5,600rpm、最大トルク376Nm(37.4kgm)/2,000〜4,800rpm、燃費約11.5km/L(エントリーグレードとプレミアムの値)と小排気量ながら3.5L並みのスムーズな加速性能と、高い燃費性能を両立しています。

またスバルのお家芸とも言える優れたAWDシステム、シンメトリカルAWDも採用、様々な走行条件で安定した走行性能を実現します。これに加えて優れたオフロード走破性を実現する4輪コントロールシステムX-MODEを組み合わせています。走行状況に応じて適切に4輪の駆動力やブレーキをコントロールするX-MODEは、雪道や砂利道などに適したSNOW・DIRTモードと、深雪やぬかるみに適したDEEP SNOW・MUDモードを設定。これを駆使することにより特殊な走行条件でも優れた安定性と走破性を実現しているほか、悪路の下り坂でペダル操作をしなくても車速を一定に保ってくれるヒルディセントコントロールも装備していて、あらゆる道で安心して走行が可能です。

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スバル アセントは高い安全性が魅力

スバル アセント 2019安全性が高いのもアセントの魅力的なポイントです。スバルが誇る先進運転支援技術アイサイトが全車に標準装備されていて緊急時の被害軽減に効果的なのはもちろんのこと、通常の運転時に疲労度を少なくするのにも貢献しています。

そのほかにもピラー形状の工夫やカメラ・モニターの設置により死角を減らしたり、優れたブレーキ性能を実現したりすることにより事故が起こりにくいクルマへと仕上げています。
また、事故が起こった際にも安全性が高いという点も忘れてはいけません。合計7つのエアバックを全車に標準装備し、3列目のシートも含めた乗員保護性能を実現しています。これによりアメリカの衝突安全性評価にて、2019年モデル、2020年モデルともに最高評価の賞を獲得しています。

ぶつかる前の予防安全性から、ぶつかった際の衝突安全性まで配慮されたモデルなのです。

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スバル アセントは3列目まで快適なSUV

スバル アセント 20191列目、2列目はもちろん、3列目のシートにまで気が配られた快適な室内空間もアセントの特徴と言えます。

3列目シートは大人も快適な着座姿勢を実現できるほか、乗降性に配慮した開度のリアドアやステップやグリップといった装備も設定されています。また、3列目シートにタブレットが置けるカップホルダーや、スマートフォン充電ができるUSB電源などの快適装備も充実しています。

またスマートフォン連携が可能なインフォテインメントシステムやキャビンビューミラー、パノラミックサンルーフ、サンシェード、前席左右・後席独立温度調整機能付きフルオートエアコン、ベンチレーションシートなどスバル車初採用の快適装備が多くあるのも注目ポイントと言えます。

 

アセントで採用した技術を他のスバル車にも期待したい!

残念ながら日本市場への投入予定はないアセントですが、様々な新採用装備やメカニズムにあふれているのが特徴的なモデルと言えます。スバルの経営にとってアメリカ市場は無視できない存在であり、その様子が伺える力の入れ様とも見て取れます。このアセントで採用された装備が日本のスバル車にも生かされるのか?期待していきたいと感じるモデルです。

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