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スバル エクシーガとホンダ 4代目 オデッセイ。7人乗りミニバン対決!
スバル エクシーガとホンダ 4代目オデッセイは、ステーションワゴンよりも広い室内と、スタイリッシュなエクステリア(外装)デザインをセールスポイントにしたミニバンです。どちらも2008年に販売開始、現在は生産終了となっていますが、中古車市場ではまだまだ現役。それぞれの特徴や違いをチェックしてみましょう。
更新日2019/09/207人乗りのミニバンながらステーションワゴンライクなスタイリング
どちらも7人乗りのミニバンですが、そのシルエットは一般的な1.5BOXとよばれるそれではなく、ステーションワゴンの2BOXをベースにボディを厚くしたようなシルエットが特徴です。
詳細に見てゆくと、エクシーガは高い走行性能を感じさせる重心の低さを表現したフロントまわりに、フロントフェンダーから流れるキャラクターラインや 張り出し感のあるホイールアーチなど、躍動感のあるエクステリアを実現。同時にスタイリッシュさも兼ね備えている点がポイント。
オデッセイは、独自の低床プラットフォームが生み出す低い全高と、それを活かすフロントからリアに掛けて流れるようなルーフラインと、低く構えた躍動感、張りのある面構成によって得られる伸びやかで安定感のあるスタイリングとなっています。
それぞれのサイズは、エクシーガが全長4,740mm×全幅1,775mm×全高1,650(または1,660)mm。オデッセイは全長4,800mm×全幅1,800mm×全高1,545mm(4WDは1,565mm)と、オデッセイの低さが目立ちます。
シンプルで落ち着いたインテリア
エクシーガとオデッセイは、どちらも乗車定員が7名となっていることもあり、基本的に車内は広いです。
室内長、室内幅、室内高は、エクシーガが2,720mm/1,510mm/1,275mm、オデッセイが2,850mm/1,535mm/1,220mmとなっており、エンジンの縦置き、横置きの違いが現れる結果となっています。
その室内の居住性に関しては、エクシーガはフロントシートからサードシートにかけて着座位置が徐々に高くなるシアターシートレイアウト。
オデッセイは、低床フロアに加え、セカンドシート左右席の着座位置を約25mm内側に設定、1列目から3列目の左右席がVの字を描くレイアウトとしています。こういった工夫によって、両車とも2列目以降の居住性を高めています。
多人数乗車モデルで重要なシートアレンジに関しては、エクシーガのセカンドシートがバックレスト前倒し式の6:4分割、サードシートがフォールダウン機構を備える5:5分割なのに対し、オデッセイはセカンドシートにフォールダウン機構を備える4:2:4分割、サードシトーは床下収納の5:5分割と、低床フロアの利点を上手にいかしています。
ターボエンジンとNAエンジンはどう違う?
エンジンは、エクシーガが2.0Lと2.5Lの水平対向4気筒。オデッセイは、2.4L直列4気筒を用意していました。
そのなかで注目は、エクシーガの2.0GT系に搭載された2.0Lターボ。空冷インタークーラーを備えたこのエンジンは、最高出力165kW(225PS)/5,600rpmに最大トルク326Nm(33.2kgm)/4,400rpmを発生。
オデッセイで、もっとも大きな出力を発揮するアブソリュート用が、最高出力151kW(206PS)/7,000rpmに最大トルク232Nm(23.7kgm)/4,300rpmという数字なので、その差は歴然です。さらに税金も安いとなれば、オデッセイを第一候補としていた方でも、こころが揺れるのではないでしょうか?
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両車共に安全装備には自信あり
エクシーガの全グレードに、プリクラッシュブレーキ/プリクラッシュブレーキアシスト/AT誤発進抑制制御/ 車線逸脱警報/ふらつき警報、VDC(ビークルダイナミクスコントロール)、ブレーキオーバーライド(ブレーキ操作優先制御)といったものを標準装備。SRSサイドエアバッグ+サードシート対応SRSカーテンエアバッグは2.0GT-Sアイサイトにのみ標準装備で、エアブレイクであればオプションにて選択可能です。
オデッセイでは、追突軽減ブレーキ〈CMBS〉+E-プリテンショナー、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、LKAS(レーンキープ・アシストシステム)、操舵力アシスト制御も行うMotion Adaptive EPS(モーションアダプティブEPS)に加え、オプションでマルチビューカメラシステムなどを装備しています。
ほぼ同時期に市場に投入されたエクシーガと4代目オデッセイは、典型的なミニバンのスタイルを好まない、ミニバンよりも快適なハンドリングが欲しいというユーザーに向けた商品だったいえるでしょう。とくにオデッセイは、車両の前高を一般的な機械式駐車場でも収まる1,550mm以下としたことで、都市部での使い勝手にも配慮したものでした。気になる方は、中古市場をチェックしてみてはいかがでしょう。