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スバルが販売していた7人乗りSUV、クロスオーバー7

かつてスバルが販売していた7人乗りミニバンのエクシーガを、SUVに仕立て直したモデルが、2015年に発売されたエクシーガ クロスオーバー7です。現在は、ラインナップから外され、“幻の7人乗り都市型SUV”となってしまったクロスオーバー7とは、どのような魅力を持ったモデルだったのでしょう。ベースとなったエクシーガとともに、振り返ってみました。

更新日2019/09/26

もともとはミニバンだった

スバル エクシーガ 2008

クロスオーバー7(エクシーガ クロスオーバー7)のベースは、スバルから2007年に発売された多人数乗車の可能なミニバン、エクシーガでした。
「7シーターパノラマツーリング」をコンセプトに開発が行なわれたエクシーガは、スバルがそれまで培ってきたツーリングワゴンのノウハウを活かし、乗員すべてが会話や景色、さらにはツーリングすることの楽しさを共有でき、安心してくつろげる快適な移動空間をもつ多人数乗車が可能なミニバンとして誕生しました。
ボディサイズは、全長4,740mm×全幅1,775mm×全高1,660mmで、ホイールベースは2,750mm。車両重量は1,480〜1,590kg。
パワーユニットは、2.0L 水平対向4気筒と2.0GT専用の2.0Lターボの2種類。スペックは、ベースグレードの2.0iが最高出力109kW(148PS)/6,000rpm、最大トルク191Nm/3,200rpm、2.0GTは最高出力165kW(225PS)/6,000rpm、最大トルク326Nm/3,200rpmをそれぞれ発生。トランスミッションはNA車が4速AT、ターボ車が5速AT(ともにスポーツシフト付)を採用し、駆動方式はFFとフルタイム4WDで、10・15モード燃費は12.0〜14.0km/Lでした。
エクステリアは、しっかりとしたフロントセクションを持ったシルエットで、一般的なミニバンとはひと味違ったもの。
サスペンションは前がストラット、後がダブルウィッシュボーンとなっていますが、リヤサスペンション、樹脂製の燃料タンクや床下フレーム構造の最適化によって、フラットなフロア形状を実現。サードシートおよびラゲッジスペース容量を確保しました。
インテリアのシートは、フロントからサードシートにかけて着座位置が徐々に高くなるシアターシートレイアウトを採用。乗降性についても、ほぼ直角に開くリヤドアに加えて、ロングスライドが可能なセカンドシート、乗降時の足場をしっかりと確保する大型ステップ、降車時などに手をかけやすいグリップ状のアームレストなど、さまざまな工夫が凝らされています。

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2015年にSUVモデルに進化

エクシーガ クロスオーバー7 2015
エクシーガに、SUVテイストをプラスしたクロスオーバー7は、2013年の東京モーターショーで出展されたクロスオーバー7 コンセプトがベースになっています。
ミニバンからクロスオーバーSUVへと大幅な転換が行なわれたクロスオーバー7のボディサイズは、全長4,780mm×全幅1,800mm×全高1,670mmで、ホイールベースは2,750mm。
パワーユニットは、排気量を拡大した2.5L 水平対向4気筒で、最高出力127kW(173PS)/5,600rpm、最大トルク235Nm/4,100rpmを発生。
トランスミッションは、CVT(リニアトロニック)、駆動方式は全モデルフルタイム4WDとなり、それにともない車両重量は1,620kgと若干増加。JC08モード燃費は13.2km/Lとなっています。
エクステリアは、専用サスペンションを採用することにより最低地上高を5mm引き上げ、170mmとしたことにくわえ、前後バンパーやホイールアーチ、サイドシル に設けたクラッディング、大型フロントグリルやルーフレール、専用 17 インチアルミホイールなどにより、 SUV らしいデザインとなっています。
いっぽうインテリアは、エクシーガ同様3列シートによる7名乗車を採用。加飾パーツなどによって質感を高めています。
またシンメトリカル4WDによる全天候型の高い走行性能は、スバルの技術があってこそ。クロスオーバー7のセールスポイントでもありますした。

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2017年に改良モデル「Xブレイク」を追加

エクシーガ クロスオーバー7 2017
2017年、クロスオーバー7に用意されたXブレイクは、アウトドアユースに配慮したインテリアと、専用パーツを装備したエクステリアが特徴の特別仕様車です。

エクシーガ クロスオーバー7 2017
具体的には、撥水ファブリック/合成皮革のシートとリバーシブルカーゴフロアボードを装備したインテリアと、専用リアオーナメント、ブラックカラードドアミラー、CROSSOVER 7ロゴ入りサイドクラッディング、ダークグレーメタリックに塗装された17インチアルミホイールを採用するエクステリアとなっており、お買い得なモデルとなっていました。

エクシーガ クロスオーバー7 2017

日本では数少ないフロントノーズを持つ2BOXスタイルでありながら、7名乗車を可能としたパッケージと、シンメトリカルAWDによる優れた走行性能は、クロスオーバー7独自の魅力。後期型にはアイサイト装着モデルもあるので、今日的な安全性能も最低限備わっているといえるでしょう。
スバルらしい走り味とユーティリティの高さに魅力を感じる方には、ぜひ一度、実車を見て検討してほしい。そんな1台なのです。

■スバル エクシーガ クロスオーバー7 2.5iアイサイト
全長×全幅×全高:4,780mm×1,800mm × 1,670mm
ホイールベース:2,750mm
車重:1,620kg
駆動方式:4輪駆動
エンジン:2.5L 水平対向4気筒
トランスミッション:CVT
最高出力:173PS(127kW)/5,600rpm
最大トルク:235Nm(24.0kgm)/4,100rpm
タイヤ:(前)215-50R17/(後) 215-50R17
燃費(JC08モード):13.2km/L
価格:275万4,000円〜

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