【プレミアムコンパクトSUVどっちを選ぶ?】ボルボ XC40 vs レクサス UX

同じような価格帯・サイズですが、それぞれメーカーのアイデンティを感じさえるデザインを持つコンパクト都会派SUVの人気モデルがボルボ XC40 とレクサス UXです。比較していくと、それぞれの魅力を再確認できますね。走りのパフォーマンス、環境性能も申し分なく、さすがです。どちらか1台を選ぶ? これはけっこう難しいですよ。

更新日2020/10/05

シンプルな北欧デザインと、和の気遣いと美意識

ボルボ XC40XC40もUX200/250hもコンパクトSUVです。ボディサイズはXC40が全長4,425mm×全幅1,875mm×全高1,660mm 、ホイールベース2,700mmで、UX200/250hが全長4,495mm×全幅1,840mm×全高1,540mm、ホイールベース2,640mmとほとんど同じです。スタイリングはコクピットなど上半分をコンパクトに低く、下側側にボリュームを持たせて力感を持たせるコンテンポラリーデザインの流れにあるものです。これらはSUVとしての空力特性、安全性、スペース(乗車・カーゴ)確保を考えれば当然です。

UX250h “F SPORT”どちからといえばXC40はシンプルに無駄を省いた面構成で、UXはもうすこし複雑な面で構成されています。レクサスには凝縮感と俊敏性の相反するものを掛け合わせる「二律双生」を哲学としているので、その表現として生まれて面構成なのでしょう。

ボルボ xc40エクステリア(外装)で特徴が出ているのは両モデルともフロングリルとリアです。XC40のグリルはボルボ伝統の中央のエンブレムに対角線のデザインで比較的小さく、リアのハイマウント縦型コンビネーションランプは850辺りから続くステーションワゴンタイプのもののデザインが継承されています。つまり前からでも後ろからでもボルボと視認できるのです。

レクサス UX一方UXのグリルは大型でレクサスらしいX型で、リアのコンビネーションランプは水平に伸びる配置となっています。

ボルボ xc40インテリア(内装)はXC40もボルボらしく、ある意味「素っ気ない」ほどシンプルです。シートもインパネも、昔からこんな感じです。すべてはエルゴノミクスに基づく配置・形なのです。北欧デザインの真髄すね。もちろん仕上げは上質です。Nubuck/ファインナッパレザー・コンビネーション表皮のシートは質感も座り心地も非常に良いものです。長く使えば良さが分かるということです。

レクサス UX一方UXは日本の美意識を充分に表現しています。日本ならではの”曖昧なもの”を察する感性を大切にしているので、随所に最先端のテクノロジーと匠の技を融合させた感じが見られます。インパネの和紙調シボ、シートの刺繍など和の伝統を取り入れています。

XC40のモノコックはケージの役割を果たせるように、ウルトラハイストレングススチール(ボロンスチール)の使用率を高めた構造で、安全性に関しては文句なしです。エアバッグもデュアルモード(運転席/ 助手席)/サイド(フロント2 席)/ニー・エアバッグ(運転席)/IC(インフレータブルカーテン)– 頭部側面衝撃吸収エアバッグを装備。高剛性なボディなボディがしっかりしたハンドリングの基になっています。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクです。

UXの車体はGA-Cプラットフォームを採用。重心位置や慣性モーメントなど基本諸元の向上を追求した新プラットフォームです。高張力鋼板の主要骨格部材、アルミ製サイドドアや樹脂バックドアなど素材を巧みに使い分け高剛性、低重心、軽量化を実現。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがダブルウィッシュボーンです。

先進運転者支援・安全装備に関しては、どちらも無い物はないぐらい充実しています。

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XC40はガソリンターボ。レクサスUXにはハイブリッドも

XC40 2017XC40のパワーユニットはガソリン2.0L 直4直噴DOHC16バルブ・インタークーラーターボです。エンジン型式が同じで、T4系の最高出力140kW(190PS)/4,700rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,400〜4,000rpmとT5系の最高出力185kW(252PS)/5,500rpm 、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,800〜4,800rpの2タイプがあります。可変バルブタイミング機構とブレーキエネルギー回生システム を装備します。Start/Stop(アイドリングストップ)も 機能します。トランスミッションはどちらも8AT。駆動方式はT4にFFが設定され、その他はAWD(フルタイム4WD)です。このシステム「アクティブオンデマンド」4WDで、小型カップリングを使用し、前後トクル配分を通常時95:5(ほぼFF)から50:50まで自動制御(左右輪も制御)。

UX250h “F SPORT”レクサスのパワーユニットはガソリンエンジンとハイブリッドの2タイプです。UX200(FF)がガソリン2.0L 直4直噴DOHC16バルブで、最高出力128kW(174PS)/6,600rom 、最大トルク209Nm(21.3㎏m)/4,000~5,200rpm。ハイブリッドのUX250hがUX200と同型ガソリン2.0Ⅼ 直4+モーターです。ハイブリッドFFはフロントモーターを、4WD(E-Four:電気式4WD)は前後にモーターを搭載します。ガソリンエンジンは107kW(146PS)/6,000rpm、最大トルク188 Nm(19.2kgm)/4,400rpm、フロントモーターは最高出力80kW(109PS)、最大トルク202Nm(20.6kgm)、リアモーターは最高出力5kW(7PS)、最大トルク55Nm(5.6kgm)です。どのガソリンエンジンも可変バルブタイミング機構とアイドリングストップ装置を装備します。トランスミッションはFFがDirect Shift- CVT(10速シーケンシャルシフトも可能)で、AWD(E-Four)が電気式無段階変速です。

燃費性能は燃料消費率JC08モードでXC40がFFで13.6㎞/L、AWD・190PSエンジンで13.2㎞/L、252PSエンジンで12.4㎞/Lです。UX200(FF)が17.2㎞/L、ハイブリッドのUX250hはFFが27.0km/L、4WDが25.2km/Lです。

ガソリンエンジン単体のパワーでXC40が上回りますが、UX250hはハイブリッド4WDなので、システム総出力となると同等でしょうか(実走行では単純な足し算にはなりませが)。
燃費ではレクサスが上回ります。燃費はオプションなど加え車重が増えると変わるの一概には言えませんが、好燃費はトヨタが世界の誇る特徴ですから。

人気のボルボXC40。どのグレードがベストバイ?

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価格比較

グレード別に価格を見て行きましょう。ベーシックグレードはボルボが“Momentum(モメンタム)”までで、レクサスが“version C(バージョンC)” までです。XC40で最もベーシックなT4(FF)は396万2037円。べーシックグレードの中でも少し上のモメンタムだとT4 モメンタム(FF)が457万3148円、T4 AWD モメンタム(4WD)が477万6852円。

レクサスではUX200(FF)が397万2222円、バージョンCが421万6666円。UX250h(ハイブリッド)のFFベーシックモデルが432万8704円、FF・バージョンCが457万3148円 。AWDベーシックモデルが459万3519円 、AWD・バージョンCが483万7963円。

スポーツグレードはボルボが“R-Design(Rデザイン)” でAWD(4WD)のみで、レクサスが“F SPORT(Fスポーツ)”になります。XC40のT4 AWD Rデザインが508万2407円、T5 AWD Rデザインが559万1667円。UX200 Fスポーツ (FF)は451万2037円、UX250h FスポーツはFFが486万8519円、ハイブリッドAWDが513万3334円。

上級グレードはボルボが“Inscription(インスクリプション)”で、レクサスが“versionL(バージョンL)” です。ボルボはこちらもAWD(4WD)のみ。XC40のT4 AWD インスクリプションが518万4259円、T5 AWD インスクリプションが569万3519円。UX200 バージョンL(FF)が482万7778円。UX250h バージョンLはFFが518万4259円 、AWDが544万9074円です。

ベーシックグレードでは価格はFFモデルであれば互角で、グレードが上がるとレクサスの方が少しお得かなという印象です。XC40はガソリンエンジンのみで、スポーツグレード以上は4WDのみ。UXはハイブリッドでも全グレードにFFと4WDもあります。選択する上ではFFか4WDか、ガソリンエンジンかハイブリッドかという機構の違いがキーになるでしょうね。

 

数値や見た目だけの単純比較でクルマは評価されるべきものではないのは、ご承知の通りです。それに外車だからとか、国産車だからという先入観はもはや必要ない時代。これらのコンパクトSUVにもメーカーに根付く哲学が現れています。走り込めば分かってくるドライバビリティの高さなのか、爽快なレスポンスなのか。本当に迷いますね、この2車に関しては。

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