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人気のボルボXC40。どのグレードがベストバイ?

2018年3月に発売されたボルボ XC40は、日本の道路事情でも使いやすいコンパクトなサイズ、雪国の使用環境に配慮された設計、スカンジナビアンデザインで居心地の良い空間など、日本人が「いいクルマ」だと感じる要素がたっぷり詰まったモデルです。2018-2019の日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞した、XC40のグレード構成について解説します。

更新日2020/10/05

XC40のパワートレインをおさらい

ボルボ XC40

XC40のグレード体系を理解する前に、日本で販売されるパワートレインについて解説します。

まずエンジンは、出力の異なる2種類の2.0L 直4ガソリンターボが用意されます。ひとつはT4と呼ばれる仕様で、最高出力140kW(190PS)/4,700rpm、最大トルク300Nm(30.6kgm)/1,400〜4,000rpmというスペック。もうひとつは、最高出力185kW(252PS)/5,500rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,800〜4,800rpmのT5です。

駆動方式は、FF(前輪駆動)と電子制御AWDシステム(四輪駆動)の2種類で、この組み合わせが基本になります。

 

日本で乗るには物足りない!? T4廉価グレード

もっともベーシックなグレードが「T4」です。ボルボの先進安全装備や基本的な快適装備は搭載されますが、キーレスエントリー、運転席8ウェイパワーシート、シートヒーター、ステアリングホイールヒーターなどは装備されません。

細かいところでは、収納スペースが他グレードより少なかったり、ホイールが17インチだったり、プライバシーガラスがオプションでも装備できないなど、日本で乗る輸入車としては少々物足りなく感じてしまう内容かもしれません。

400万円を切る396万2037円という価格設定をみても、T4は販売戦略のために用意された廉価版という位置付けであることがわかります。

 

実質的なエントリーグレード、モメンタム

ボルボ xc40 モメンタム 2017

ベースグレードのひとつ上の「モメンタム」が、日本国内におけるXC40のエントリーグレードになります。

パワーシート、HDDナビ、フルセグTV、インテリアイルミネーションなどが標準装備で、チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラス・サンルーフはオプションで装備することができます。

ホイールサイズは18インチ。駆動方式はFFとAWDがあり、FFのT4 モメンタムが457万3148円、AWDのT4 AWD モメンタムが477万6852円です。

このモメンタムには、フロント・シートヒーター、ステアリングホイール・ヒーター、ハンズフリーのパワーテールゲートといった装備を追加した「コンビニエンス・パッケージ」も用意されます。

ボルボ初のコンパクトSUV、XC40ってどんなクルマ?

 

専用のスポーティな装備が魅力のRデザイン

ボルボ XC40 Rデザイン 2020

ボルボのスポーティパッケージが、Rデザインです。

エクステリア(外装)は、ブラックのカラールーフやルーフレール、ドアミラーカバー、ウインドゥトリム、専用のロゴ入りルーフピラートリムが装備されています。

インテリア(内装)は、モメンタムをベースに、ファインナッパレザーのコンビネーションシートや専用本革巻シフトノブ、専用アルミニウムスポーツペダルなどが装備され、スポーティなキャラクターを表現しています。

走りに関しては、19インチアルミホイールや専用サスペンション、パドルシフトなどで、ドライブフィールを高めています。

T4にT5に設定され、駆動同方式はどちらもAWDのみ。価格は、T4 AWD Rデザインが508万2407円、T5 AWD Rデザインが559万1666円です。

ドイツ車にはない魅力。レンジローバー イヴォーク vs ボルボ XC40

 

上質な北欧デザインを味わえる最上級グレード、インスクリプション

ボルボ XC40 インスクリプション T5 2020

「インスクリプション」は、高品質なマテリアルをふんだんに使った、上質なスカンジナビアンデザインを味わえる最上級グレードです。

エクステリアは、クロームを上品にあしらった専用のフロントグリルやサイドウインドウトリム、専用ロゴ入りルーフピラートリムでモダンな雰囲気を感じさせるものです。

ボルボ XC40 インスクリプション T5 2020

インテリアは上質な本革シート、丁寧にハンドクラフトされたドリフトウッドパネルや、スウェーデン産のクリスタルを使用したシフトノブなど、自然素材の美しさを生かした美しさを随所に感じさせる仕上がりになっています。

T4とT5があり、どちらもAWDのみの設定。T4 AWD インスクリプションの価格は518万4259円、T5 AWD インスクリプションの価格は569万3519円です。

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どのグレードがベストバイ?

XC40の魅力を最高のコストパフォーマンスで楽しめるのが、T4 モメンタム。スポーティな走りと見た目を楽しみたいなら、T5 AWD Rデザイン。上質な北欧デザインと充実した装備で選ぶなら、T5 AWD インスクリプションという選択になります。

あまりの人気に納車待ちが続くというXC40は、日本人の感覚にもしっくり馴染む北欧デザインと、ボルボの細やかな造り込みを味わえる完成度が高いモデルです。

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