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【軽クロスオーバー対決】タフト、ハスラー、それぞれどんな個性がある?

遊び心をくすぐるデザイン、使い勝手にこだわったユーティリティなど、最近何かと話題を集めているのが軽自動車のSUVモデル。そこで今回は日本を代表する2台の軽クロスオーバーをピックアップして、その実力を検証してみることにしました。似ているようで違うところが多いそれぞれのキャラクターを把握して、自分にぴったりな1台を見つけましょう。

更新日2020/08/26

エクステリア比較:ギア感を高めたタフト、カラーバリエーション豊富なハスラー

ダイハツ タフト 20202019 年の東京モーターショーでコンセプトカーが出品され、翌2020年の東京オートサロンには「TAFTコンセプト」を世界初出展し、世間を驚かせたダイハツ タフト。「タフト」という名称はもともと1974年から1984年まで生産されていたダイハツの四輪駆動車で、40年近く経った今、その名前が復活を遂げました。

水平基調のフラットなボディ、分厚いCピラー、大きく見やすいフロントスクリーンなどギア感満載のスタイリングが特徴的なタフトのボディサイズは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,630mmという大きさ。ルーフには「スカイフィールトップ」と呼ばれる大型ガラスルーフが全車で標準装備され、開閉式のシェードも備えています。

2代目ハスラー対するスズキ ハスラーは、軽クロスオーバーでは絶対的な王者として君臨。5代目ワゴンRのプラットフォームを流用し、Aピラーを切り立てたスクウェアフォルムの軽SUVとして2014年にデビュー以来、瞬く間に大人気を博しました。2020年にはついに2代目ハスラーへとフルモデルチェンジを行ないましたが、基本デザインはキープコンセプトとなりました。

ただし初代よりもスクウェア感を増し、リアセクションはバックウインドウを立ててルーフ長を約120mmほど延伸し、初代にはなかったクォーターウインドウなどを新設しています。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,680mmとなっていて、タフトと比較すると全長および全幅は同寸、全高ではハスラーが50mmほど高く設定されています。

またハスラーの特徴はなんといってもそのカラーバリエーションで、タフトが全9色に対し、ハスラーは2トーンカラーも含めた全12色が用意されています。

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インテリア比較:ガラスルーフ搭載のタフト、スライドシート搭載のハスラー

ダイハツ タフト 2020タフトの車内空間は、クルースペースと呼ばれるフロントとフレキシブルスペースと呼ばれるリアセクションに大きく分けられています。フロントはスカイフィールトップと呼ばれるガラスルーフが採用され、これまでにない開放感を演出。日差しの強い時でも開閉付きシェードがあり、ガラスルーフは紫外線や赤外線を減らすスーパーUV&IRカット機能付きで安心です。

インパネは機能性を考慮したデザインとなり、センターシフトや電動パーキングブレーキ、エアコンなどを運転席から操作しやすいよう配置しています。シートは疲れにくい形状で長時間のドライブでも快適。ヒップポイントも高めで見晴らしの良い視界も確保しています。

ダイハツ タフト 2020対するリアは多彩なシートアレンジを実現。リアシートを前に倒せば荷室がフルフラットになり、大きなものでも長尺物でもスムーズに収納することができます。またラゲッジルーム床にはフレキシブルボードを搭載し、これを跳ね上げればスーツケースを立てたままでも収納可能。床下の有効活用によってもフレキシブルな使い方ができるようになっています。また、シートバックボードとデッキボード表面に立体形状のパターンを施し、樹脂製となっているので汚れに強く、シートを倒した時にドアパネルとの隙間がなくなるように設計されているので、小物が落下しないようになっているのが特徴です。

ハスラーコンセプトハスラーの車内空間は、運転することが楽しくなる遊び心が満載。インパネのデザインは運転席前、センターパネル、助手席前にそれぞれ3つの輪が並び、見た目にも楽しげです。そのうちの真ん中に付くセンターパネルの輪の中には、大きくて見やすい新開発9インチHDディスプレイを搭載したメモリーナビゲーションを搭載。さまざまな情報へ簡単にアクセスが可能となっています。

運転席はヒップポイントを高めにし、シートリフターを上下前後方向に細かく動かせるので絶妙なポジション調整が可能です。また狭い駐車場でも乗り降りがしやすいようサイドドアは中間2段ストッパーを採用し、さらに引き込みチェッカーを付けることで小さな力でも閉じやすくなっています。

リアシートは分割可倒式を採用し、乗員や荷物に応じてアレンジが可能。ラゲッジルームおよびリアシート背面は汚れや水分を拭きとりやすい素材にしてあるので、アウトドアグッズを載せてもこちらも汚れを気にせず荷物を積み込めます。

また室内の広さは、タフトが室内長2,050mm、室内幅1,305mm、室内高1,270mmに対し、ハスラーが室内長2,215mm、室内幅1,475mm、室内高1,680mm。ハスラーの方が室内が広く、タフトにはないスライドシートを備えているので、居住性はハスラーの方が高いと言えるでしょう。

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パワートレイン比較:ハスラーの方が低燃費、4WDシステムも豊富

ダイハツ タフト 2020タフトではダイハツが新しく開発した「DNGA」に基づくプラットフォームを採用。高剛性化による操縦安定性の向上と軽量化にともなう燃費性能の向上が実現し、さらにサスペンション設計の見直しによって乗り心地の改善も図られています。

パワートレインは660cc 直3DOHCエンジンを搭載し、最高出力38kW(52PS)/6,900rpm、最大トルク60Nm(6.1kgm)/3,600rpmを発生。またターボ付きモデルでは、最高出力47kW(64PS)/6,400rpm、最大トルク100Nm(10.2kgm)/3,600rpmを発生します。トランスミッションは自然吸気エンジン車がCVT、ターボエンジン車は発進時の加速が滑らかなD-CVTをそれぞれ採用し、駆動方式はFFとフルタイム4WDが用意されています。WLTC燃費は19.6km/L〜20.5km/Lです。

一方、ハスラーの大きな特徴として挙げられるのが全車に搭載されたマイルドハイブリッドシステムです。発電効率に優れたISG(モーター機能付き発電機)が減速時のエネルギーを利用して発電し、アイドリングストップ車専鉛バッテリーと専用リチウムイオンバッテリーに充電。その電力を活かして加速時にはモーターでエンジンをアシストしさらなる燃費の向上に貢献します。

パワートレインには高い燃費性能を実現する新開発の0.66cc 直3DOHCエンジンを搭載。スペックは自然吸気エンジン車が最高出力36kW(49PS)/6,500rpm、最大トルク58Nm(5.9kgm)/5,000rpm、ターボエンジン車が最高出力47kW(64PS)/6,000rpm、最大トルク98Nm(10.0kgm)/3,000rpmをそれぞれ発生し、それぞれにスムーズな走りを実現する新開発CVTが組み合わされます。駆動方式はFFおよびフルタイム4WDが設定され、4WD車には雪道でも安心のスノーモードや、スリップを防ぐグリップコントロール、安全に下り坂を走ることができるヒルディセントコントロール(タフトには未搭載)などが搭載されています。

WLTC燃費は20.8km/L〜25.0km/Lとマイルドハイブリッド搭載のハスラーの方が優れています。

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安全性能比較:タフトはADB、駐車支援システムを搭載、ハスラーは標識認識機能が充実

ダイハツ タフト 2020タフトに採用されているのは、予防安全機能の「スマートアシスト」。毎日の運転で感じる不安や緊張を減らし、ひやっとするシーンの回避をサポートします。

夜間走行時の視認性確保をサポートするため自動でハイビームとロービームの切り替えを行なうAHB(オートハイビーム)を装備し、さらにターボ車にはADB(アダプティブドライビングビーム)を搭載。これによって、ハイビームで走行中に先行車や対向車を検知した際、部分的に遮光して先行車や対向車の視界を妨げないようになっています。

そのほかにも駐車時にカメラで駐車枠の白線を検知し、音声とモニターガイドに加えてハンドル操作もアシストしてくれるスマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)なども搭載しています。ADB、スマートパノラマパーキングアシストはハスラーにない装備です。

2代目ハスラーハスラーに採用されるのはスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」。これは事故そのものを未然に防ぐ予防に特化した安全技術の名称で、危険な場面に遭わないための技術が詰め込まれています。車間距離を保ちながら自動で加減速や停止をサポートするアダプティブクルーズコントロールや、車線をはみだなさいようサポートする車線逸脱抑制機能、ほかにもステレオカメラが最高速度やはみ出し通行禁止などの標識を認識してメーター内に表示し、ドライバーにお知らせする標識認識機能といったものも備わっています。

ハスラーの標識認識機能は、タフトの進入禁止、最高速度、一時停止に加えて、補助標識「終わり」やはみ出し通行禁止も認識できるのが特徴です。

タフトの中古車情報を見てみる

 

価格比較:タフトは135万3000円、ハスラーは128万400円〜

ダイハツ タフト 2020タフトには自然吸気エンジンのX、G。ターボエンジンのGターボという3つのグレードが用意され、それぞれにFFと4WDが設定されています。もっとも安いのがX FFで135万3000円、もっとも高いのがGターボ 4WDで173万2500円となっています。

一方のハスラーにはG、Xという2つのグレードがあり、それぞれに自然吸気エンジンとターボエンジン、FFと4WDが用意されています。

もっとも安いのがハイブリッドGスズキセーフティサポート非装着車のFFで128万400円となり、もっとも高いのがハイブリッドX ターボ 4WDの174万6800円(2トーンカラー仕様は179万800円)となっています。

 

クロスオーバーSUVとして似たようなキャラクターを持ちながら、両車それぞれに特徴と魅力があるタフトとハスラー。両車の決定的な違いはやはりデザインで、シンプルで機能性を強調したタフト、カラーバリエーション豊富でカジュアルなハスラーといった個性がありそうです。

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