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GLA、B、C…全部でいくつある?メルセデス・ベンツのSUVのラインアップを全部紹介
2020年10月現在、メルセデス・ベンツのSUVラインアップには、GLA、GLB、GLC、GLCクーペ、GLE、GLEクーペ、GLS、Gクラス、EQCと9車種あります。 メルセデスは「人の命より大切なものは無い」という思想のもと、高い安全性と高い品質のクルマづくりにこだわり続けてきました。そのメルセデスが手がけるSUVとは、どんなクルマなのでしょうか?
更新日2020/10/13メルセデス・ベンツのSUVの特徴は?
メルセデス・ベンツのモデルにはアルファベットの車名が付けられていますが、最初に「GL」と付くものがSUVとなります。末尾のアルファベットは車両クラスを表しており、Aが最も小さく、Sが最も大きくなります。したがって、メルセデスのSUVは小さい順にGLA、GLB、GLC、GLCクーペ、GLE、GLEクーペ、GLSと並べられます。
さらに本格オフローダーのGクラスと、EV専用モデルのEQCがラインアップに加えられていますが、Gクラスはメルセデス伝統の本格オフローダーという特別なモデル、EQCはメルセデスの電動化戦略に伴う新しいブランド「EQシリーズ」に属するモデルとなるため、最初にGLが付かないネーミングとなっています。
メルセデス・ベンツのSUVのラインアップを紹介
メルセデス最小SUVの2代目GLAには、最新メカニズムが満載
GLAはメルセデスのSUVでもっともコンパクトなモデルです。初代は2014年にデビューし、現行型は2020年6月に発売された2代目となります。
全長4,415mm×全幅1,835mm×全高1,620mmと街乗りでも使いやすいサイズに、メルセデスの最新技術が凝縮された魅力的なモデルです。コンパクトとはいえ、全幅が1,800mmを超えますので室内空間は広く、ロングドライブを含め、あらゆるシーンで使えるパッケージングです。
エクステリア(外装)は、なめらかな曲線を描くフォルムでありながら、力強いデザインのアンダーガードやパワードームを備えたボンネットにより、存在感のあるデザインとなっています。インテリア(内装)を見ると、ダッシュボードはインパネ上方のカウルを廃止してワイドスクリーンを配置することで、ワイド感と開放感を感じさせるデザインになっており、モダンで先進性を感じさせます。
パワートレインは、2.0L 直4クリーンディーゼルターボエンジン(110kW/150PS)に電子制御8速ATという組み合わせで、駆動方式はフルタイム四輪駆動の4MATICです。
メルセデスの最新対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」や、自動緊急ブレーキ、自動車線変更アシストシステム「アクティブレーンチェンジングアシスト」、ドライバーが気を失うといった万が一の際に、緩やかに車両を停止させる「アクティブエマージェンシーストップアシスト」など、最新の運転支援機能「インテリジェントドライブ」も搭載されています。
車両価格は502万円です。
ラインアップの中で独特の個性を放つ新型モデル、初代GLB
GLBは、2代目GLAと同時に発表された新型SUVモデルです。ボディサイズは全長4,640mm×全幅1,835mm×全高1,700mmです。たしかにGLAよりは大きいサイズではあるのですが、単に上のクラスであるGLCとGLAの間を埋める存在ではありません。
GLBの最も大きな特徴は、メルセデスの本格オフローダー、Gクラスからインスピレーションを得たというスクエアなデザインと、3列シート7人乗り仕様というパッケージングです。
エクステリアは、クローム仕上げのアンダーガードとボンネット上の2本のパワードーム、大型のラジエーターグリル内のツインルーバーデザインが目を引きます。ヘッドライトもスクエアなデザインで、GLAとは全く違う表情を作り出しているのが印象的です。
インテリアの基本的なデザインはGLAと共通性があるものの、助手席側ダッシュボード中央部とセンターコンソールのスイッチの両端部にアルミニウム調チューブデザインが採用され、SUVならではの力強さが表現されています。
搭載されるエンジンは、GLAと同じクリーンディーゼルの他に、上級グレードに2.0L 直4直噴ガソリンターボ(165kW/224PS)が採用されています。その他のメカニズムや駆動方式は、GLAと同じです。
肝心の3列目シートですが、決して実用的な広さを持っているわけではなく、大人7名でのロングドライブという使い方には向きません。使用しない時には格納することができますので、エマージェンシー用と割り切って使うと良いでしょう。ただ、スクエアなフォルムを生かしてあえて3列目を設定するその積極性も、GLBの個性と捉えられます。
車両価格は512万円〜696万円です。
メルセデスSUVの中核モデル、初代GLC
GLCは、メルセデス・ベンツのベストセラー、CクラスのSUV版で、ラインアップの中核をなすモデルとなります。
もともと「GLK」と呼ばれていたミドルクラスSUVの後継車として、2016年に登場しました。2019年10月にはマイナーチェンジが実施され、内外装デザインが一新されています。
ボディサイズは全長4,670mm×全幅1,890mm×全高1,645mm。存在感のある大きさでありながら、日本の道路環境でも実用的で使いやすいサイズです。
エクステリアは滑らかな曲線と力強いバンパーデザインで、GLAと共通性を感じるものとなっています。インテリアは、インパネ上方にカウルがあるタイプとなりますが、ダッシュボード中央にはフローティングデザインの10.25インチワイドディスプレイが配置され、上質感と先進性を両立させています。
パワートレインは、ベーシックグレードに2.0L 直4クリーンディーゼルターボ(143kW/194PS)、上位グレードに2.0L 直4ガソリンターボ(190kW/258PS)のエンジンが搭載され、全モデルで9速ATと4MATICを採用しています。
MBUXやインテリジェントドライブはもちろんのこと、各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定や照明などを統合的にコントロールする「エナジャイジング コンフォート」や、緊急通報サービスや快適サービスを含む先進的なテレマティクスサービス「Mercedes me connect」も標準装備となっています。
車両価格は700万円〜787万円です。(AMGを除く)
スタイリッシュなデザインが目を引く、初代GLCクーペ
GLCクーペは、GLCの機能性やメカニズムをそのままに、スタイリッシュでスポーティなデザインが特徴のモデルです。
フロント部分はGLCと共通性のあるデザインですが、なだらかなルーフラインやリアセクションはクーペスタイルそのもので、特に細長いリアコンビネーションランプやディフューザー形状のアンダーガード、パワフルなデザインのバンパーは、上質なラグジュアリースポーツクーペの存在感を強く主張しています。
ボディサイズは全長4,720mm×全幅1,890mm×全高1,605mmと、低く構えたスタイリングが際立つ大きさになっています。
パワートレインはGLCと同様のクリーンディーゼルターボとガソリンターボの他に、2.0L 直4ガソリンターボ+モーターのプラグインハイブリッドモデル(システム総合出力:235kW/320PS)も用意されています。
車両価格は732万円〜922万円です。(AMGを除く)
最新のメカニズムと安全性をSUVで味わうなら、2代目GLE
GLEは、かつて存在したミドルクラスの代表車種「Mクラス」が、マイナーチェンジの際にGLEと車名変更されたモデルです。
メルセデスの最新メカニズムや安全性能など、コストの制約が少ない上級クラスならではの充実した機能を味わえるのが特徴です。
Mクラスから数えて4代目となる最新GLEは2019年6月に発売が開始され、内外装デザインとパワートレインが一新されました。GLEとして初めて3列シート7人乗りが設定されているのも特徴です。
ボディサイズは全長4,930mm×全幅1,950mm×1,770mmで、全高は低いものの全長と全幅ではトヨタ ランドクルーザーに迫るサイズとなります。
エクステリアデザインは、SUVらしい力強さを感じさせる面と線で構成されており、細かなエッジやラインを極力排除することで、高級ラグジュアリーの堂々とした雰囲気と知性の調和したスタイリングになっています。
インテリアはGLAやGLBのように、インパネ上方のカウルが排除された最新デザインが採用されています。空調ルーバーは四角い形で、フロントグリルとの共通性を持たせたデザインにすることで、ラグジュアリーSUVのエッセンスを表現しています。
パワートレインには、2.0L 直4クリーンディーゼル(180kW/245PS)、3.0L 直6クリーンディーゼル(243kW/330PS)、3.0L 直6ガソリンターボ(270kW/367PS)と48V電気システムで駆動する「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)(16kW/22PS)」を組み合わせたユニットが用意されています。
車両価格は940万円〜1,153万円です。(AMGを除く)
メルセデスSUVクーペのトップモデル、2代目GLEクーペ
GLEクーペは、GLEの先進性や機能、ラグジュアリー性をそのままに、デザインを流麗なクーペスタイルとした、メルセデスSUVクーペのトップモデルです。ただし、クーペスタイルとなるため、乗車定員は2列シート5人乗りとなります。
ボディサイズは全長4,955mm×全幅2,020mm×全高1,715mmです。GLEよりも全高は低いものの、全長と全幅でひとまわり大きくなるため、さらに存在感とクーペスタイルが際立つサイズとなっています。
搭載されるエンジンは3.0L 直6クリーンディーゼル(243kW/330PS)で、トランスミッションは9速AT、駆動方式は4MATICとなります。
車両価格は1,186万円です。
メルセデスSUVのフラッグシップモデル、2代目GLS
GLSは、メルセデスSUV最大のサイズを誇るフラッグシップモデルです。
ボディサイズは全長5,210mm×全幅1,955mm×全高1,825mm。日本では決して乗りやすいサイズではないかもしれませんが、その圧倒的な存在感と迫力は、メルセデスが追い求めるラグジュアリーの真髄と言えるでしょう。
エクステリアは大型グリルに2本のルーバー、クローム仕上げのアンダーガードが目を引きますが、質実剛健かつモダンな上質感を感じられるデザインとなっています。インテリアのデザインや空間はGLEと共通する部分が多いように感じられますが、GLEに比べて拡大されたボディサイズゆえ3列目シートのスペースも広く、シートヒーターやUSB端子など快適性も高くなっています。
パワートレインには、3.0L 直6ディーゼルターボ(243kW/330PS)と、4.0L V8直噴ツインターボ(360kW/489PS)に電気モーターISG(16kW/22PS)を組み合わせたユニットが搭載され、9速ATと4MATICで駆動します。
さらに、上級グレードに標準装備となる「E-ACTIVE BODY CONTROL」は、ハイドロニューマチック(油圧空圧)装置によって、加減速やコーナリング、ラフロード走行時の車体をアクティブに支持、減衰することができるシステムです。
車両価格は1,263万円〜1,669万円です。
メルセデスのサブブランド、マイバッハが手がけた、G650ランドレー、GLS 600 4MATICとは?
メルセデスSUV随一の本格クロスカントリーモデル、3代目Gクラス(W463型)
Gクラスは1979年に高級クロスカントリービークルとして誕生した、メルセデスの本格オフロードモデルです。
基本的なデザインは初代から変わらず、スクエアな独自デザインを継承しています。最新モデルは2018年に発売され、伝統のラダーフレームや専用サスペンションなどが新設計になるとともに、最新のメカニズムと安全運転支援システムが搭載されました。
ボディサイズは全長4,660mm×全幅1,930mm×全高1,975mmで、プロテクションモールやテールゲート外側のスペアタイヤ、外ヒンジ、突出したウインカーなど、本格オフローダーとしての個性を主張するエクステリアが特徴となっています。
一方インテリアは、エクステリアの個性的なオフロードテイストを反映させつつも、メルセデス最新のインテリアデザインを積極的に取り入れる手法で、モダンかつラグジュアリーな仕上がりになっています。
フルタイム4WDシステムには、3つの電子制御ディファレンシャルロックが搭載され、インパネのシンプルなスイッチで簡単に操作することができます。タイヤが浮いてしまうような過酷な地形でも走破できる、本物のオフローダーとしての資質を味わえる仕様になっています。
エンジンは3.0L 直6ディーゼルターボ(210kW/286PS)と4.0L V8ツインターボ(310kW/422PS)が用意されています。
車両価格は1,237万円〜1,685万円です。
Gクラス、ラングラーなど無骨でワイルドなゴリゴリのSUV5選
メルセデスのEVが日本初上陸!先進デザインの初代EQC
EQCは、メルセデス・ベンツのモデルとしては、日本初となるEV(電気自動車)です。
エクステリアは、曲線を生かした滑らかな塊感のあるデザインで、ステーションワゴンのようなスタイリッシュなフォルムです。突起物はあまりありませんが、力強いバンパーデザインやサイドステップがSUVスタイルを強調しています。
インテリアは、メルセデスの最新インテリアテイストを取り入れつつも、空調ルーバーにキーをかたどったローズゴールドの専用デザインを採用するなど、他のメルセデスSUVとは全く違うアプローチによって、独特の個性を与えています。
ボディサイズは全長4,770mm×全幅1,925mm×全高1,625mmと、一般的なミドルクラスよりやや大きめのサイズです。
パワートレインは前後1つずつ、合計2基のモーターが搭載されます。総合最高出力は300kW/408PSで、低中負荷領域では効率を高めるため、フロントモーターのみで走行します。リチウムイオンバッテリーの容量は80kWhで、航続可能距離は400kmとなります。
車両価格は1,080万円です。
メルセデスのSUVは、もっとも小さいモデルであっても先進安全装備が充実しており、質感の高いインテリアやインフォテインメントシステムが楽しめます。クルマとしての本質を磨き抜いてきたメルセデスのSUVモデルから、お気に入りの一台をぜひ探してみてください!