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ランクルとランクルプラド、それぞれどんな方におすすめ?

更新日2020/12/08

トヨタの中でも長い歴史をもつ車名、それがランドクルーザーです。派生車として生まれたランドクルーザープラドも、高い人気を誇る本格クロカンSUVとなっています。今回は、ランクルとプラドの違いを考えながら、自分には一体どちらのクルマがピッタリなのかを考えていきたいと思います。あなたにおすすめなのは、ランクル?それともプラド?どちらでしょうか。

プラドが生まれた経緯

世界のクロスカントリーモデルの代表格となっているランドクルーザー、その歴史は古く、1951年にまで遡ります。デビューを果たしたランドクルーザーは、本格クロスカントリー車として、世界中で愛されるようになり、1985年には70系のランドクルーザー・ワゴンが販売を開始します。
ランドクルーザー・ワゴンは、これまで貨物区分であったランドクルーザーに、2.4Lディーゼルターボを搭載し、乗用車登録である5ナンバーにしたモデルです。内外装のデザインや作りも乗用車色が強まり、これまでとは違うユーザーからも愛されるクルマとなります。そしてこのランドクルーザー・ワゴンが、現在のプラドのルーツともなります。1990年にはランドクルーザープラドとして、プラドのサブネームを付けたクルマが販売を開始します。
1993年のモデルチェンジの際には、これまでの2.4Lディーゼルターボから3.0Lディーゼルターボにパワートレインが改められ、インテリアも乗用車として洗練されたものへと変化します。
2002年には、ランドクルーザープラドとしてのエクステリアをしっかりと確立し、ラダーフレームを搭載したクロスカントリーでありながらも、内装の質感を高めていきます。120系ランドクルーザープラドの登場です。
2009年には150系へとモデルチェンジを果たし、単純な乗用車とクロスカントリーの融合ではなく、ラグジュアリーなクロスカントリーSUVという地位を作り上げ、プラドの完成形へと近づいていきます。ランクルの乗用車モデルとして誕生したプラドは、長い年月をかけ、派生車から現在ではトヨタラインナップには欠かせないラグジュアリーライトクロカンとして、多くの人に愛される存在となりました。

現行モデルの違いは?

それでは、ランクルとプラドの違いを見ていきましょう。
まずは、ボディサイズです。ランドクルーザーは全長4,950㎜×全幅1,980㎜×全高1,870~1,880㎜です。乗車定員は最大8名となっています。対するランドクルーザープラドは全長4,825㎜×全幅1,885㎜×全高1,835~1,850mmです。乗車定員は最大7名となっています。全長、全幅、全高に至るまで、プラドはランクルを一回り小さくした存在となっていて、最大乗車定員も1名の差があります。
パワートレインを比較していきます。ランドクルーザーのパワートレインはV型8気筒4.6Lエンジンを搭載し、最高出力234kW(318PS)/5,600rpm、最大トルク460Nm(46.9kgfm)/3,400rpmとモンスター級のエンジンを積み込んでいます。対するランドクルーザープラドのパワートレインは直列4気筒2.8Lディーゼルターボと直列4気筒2.7Lガソリンの2種類が準備されています。ディーゼルエンジンの最高出力は150kW(204PS)/3,000~3,400rpm、最大トルク500Nm(51kgfm)/1,600~2,800rpmです。ガソリンエンジンの最高出力は120kW(163PS)/5,200rpm、最大トルク246Nm(25.1kgfm)/3,900rpmとなっています。排気量は小さいものの、ディーゼルエンジンと組み合わせることで、V8を搭載するランドクルーザーよりも最大トルクが大きいのがプラドの特徴的な部分です。ランクル、プラド、どちらのクルマも、低回転域からトルクフルな走りを体感でき、車格や車重の重さに負けない、大きなパワーが特徴です。
フラッグシップSUVモデルとして、トヨタSUVの最上位に位置するランクルは、その装備も豪華です。走行性能では4Wheel AHC&AHSを装備し、サスペンションを自在に制御し状況に応じて3つのポジションから車高調整機能が選択できます。内装の質感も高く、オフロード性能だけでなく、ラグジュアリー感でもランドクルーザーが一枚上手です。
オフロード走行の際に活躍するマルチテレインセレクトなどの先進システムは両車共通の部分が多いです。車内ユーティリティとして違いが出るのが、2列目3列目シートの格納方法になります。
ランドクルーザーは2列目がタンブルフォールディング式、3列目はサイドに跳ね上げる方式を採用しているのに対し、プラドは2列目3列目ともに背もたれを前方へ倒すだけで、広大なラゲッジスペースが登場するようになっています。どちらの方式も一長一短がありますが、フラットな荷室を広く使いたいといった場合には、プラドの方式の方が使い勝手が良く感じるでしょう。簡単に多彩なシートアレンジを楽しむのであれば、プラドの方がおすすめです。

それぞれどんな方におすすめ?

ランドクルーザーは言わずと知れた世界でも最上位にあるSUVの一つです。先進の安全装備に加えて、悪路走破性にかかわる先進装備の搭載が多いのはランドクルーザーになります。SUVとして大きなクルマが欲しい、最上級の室内空間を求めるというユーザーには、ランドクルーザーがおすすめです。
ランドクルーザープラドは、ランドクルーザーの系譜を色濃く受け継ぎながら、自分の手足のように使いこなせるオフロードSUVとなっています。時には高級感を楽しみ、時にはアウトドアシーンで使い勝手よく楽しみたいという、使用シーンが様々に変わるユーザーにはプラドがおすすめです。ちょうどいいボディサイズと、乗用車としての使い勝手を追求したプラドは、ユーザーの等身大の楽しみ方をサポートしてくれる、相棒ともいえるクルマなのではないでしょうか。

トヨタ ランドクルーザー ZX 2017

ランクルとプラドの違いを考えながら、おすすめのユーザーを考えてきました。それぞれのクルマが派生車というよりは、独立した一つのブランドを確立しています。個人の使用シーンに合わせて、使い方を想像し、それぞれのクルマを選んでいくと、最適な一台が見つかるはずです。
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