プロモーション

2014年に期間限定で復活したランクル70系ってどんなモデル?中古で狙うには?

トヨタ ランドクルーザーと言えば今も昔も陸の王者として親しまれ、そのタフな性能が世界で評価されています。数々のバリエーションが登場しているランドクルーザーですが、その中でも人気の高いモデルがランドクルーザー70系(70シリーズ)です。

更新日2020/07/22

ランドクルーザー 70系は長年世界で愛されるタフガイ

トヨタ ランドクルーザー70系 1985ランドクルーザー 70系は1984年にデビューしました。それまで24年間販売されていた40系の後継モデルとして登場し、その後、約30年に渡り約100ヶ所以上の国と地域で愛用されてきました。

マニアの間では、優れた悪路走破性や耐久性などから、ランドクルーザーシリーズの中でも特にタフな性能を備えたクロカンモデルとして知られています。

登場以来多くのオフロードユーザーから高い評価を受けてきましたが、日本では残念ながら2004年7月に販売終了。海外専売モデルとなっていました。

ランドクルーザー200系の維持費ってどれくらい?

 

2014年に期間限定で復活

トヨタ ランドクルーザー70系 20142004年に販売終了となってしまったランドクルーザー 70系ですが、ファンの熱い要望により復活。ランドクルーザー 70系誕生30周年を記念して2014年8月25日〜2015年6月30日までの期間限定で販売されました。

復活を待ち望んでいたマニアやオフロードユーザーが注文したのはもちろん、さらに近年のSUV人気も合わさり、発売から約1ヶ月で、月販目標台数200台を大きく上回る約3,600台を受注。復活した途端に人気となりました。

 

復活したランドクルーザー 70シリーズの特徴は?

トヨタ ランドクルーザー70系 20142004年まで国内で販売されていたランドクルーザー 70シリーズは4ドアバンのみでしたが、復活したモデルには、ダブルキャブピックアップトラックも追加。発売時の金額はバンが360万円、ピックアップトラックは350万円でした。

バンは中東仕様、ピックアップは南アフリカ仕様がベースとなっており、それぞれ右ハンドル化、日本の保安基準に合わせた灯火類や補助ミラーの追加がされるなどの小変更が行われています。2004年まで販売されていたモデルと比べると、70シリーズの面影を強く残しつつもインテリア(内装)やエクステリア(外装)が現代的にリファインされています。

その他にはABSやエアバックが標準装備になるなど安全装備の充実が図られました。なおバンとピックアップトラックどちらとも1ナンバーの商用車登録となります。そのため、税制面では有利ですが毎年車検が必要です。

ランドクルーザーベースのスゴイヤツ、レクサス LX

 

ランドクルーザー 70シリーズのメカニズム

トヨタ ランドクルーザー70系 2014待ちに待った復活を遂げたランドクルーザー 70シリーズのメカニズムは、現代的に進化している面もありますが、基本的な部分はマニアも納得のいくオフロードに適したシンプルで古典的なものを採用しています。

まずは基本構造、通常の乗用車よりもはるかに厳しい基準に基づいて車両設計がされており、フレームは本格クロカンモデルの証と言えるラダーフレーム構造を採用。優れた耐久性と悪路走破性を実現しています。

そして駆動方式には、もちろんこちらも本格クロカンモデルではお約束とも言えるパートタイム4WD方式を採用しており、オンロードでの快適性と優れたオフロード性能を両立しています。

足回りはフロントがコイル、リアがオフロード向けモデルでも近年では珍しいリジットを採用し、搭載されたエンジンは4.0L V6のみの設定、これはFJクルーザーやランドクルーザー プラド(2009年9月〜2015年6月)と同じ1GR-FE型エンジンです。しかしながら、ランドクルーザー70シリーズ用にセッティングし直しており、最高出力170kW(231PS)/5,200rpm、最大トルク360Nm(36.7kgm)/3,800rpm。

同じエンジンでもFJクルーザーやプラドは最高出力203kW(276PS)/5,600rpm、最大トルク380Nm(38.8kgm)/4,400rpmとなっていて、スペック上からも低回転からトルクが出るような設定に振っていることが分かります。そしてこのエンジンの力を伝達するのは5速マニュアルミッションのみとなっていて、硬派なSUVと言えるでしょう。

他にも、オプション装備として電動ウインチや、空転時のスタックを避ける電動デフロックなどが設定されていて、オフロードシーンでの実用性を第一に考えられているのが大きな特徴です。

ランドクルーザー70の中古車情報を見てみる

 

ランドクルーザー 70系を中古で狙うなら?

トヨタ ランドクルーザー70系 20142014年に復活した限定モデルの中古車市場を見ると、バンの中古車在庫は約40台、ピックアップトラックは約15台(2020年7月現在)。車両価格はバンが250〜450万円。ピックアップトラックの方が車両価格が高く、284〜500万円となっています。

10万キロの個体でも新車価格から100万円程度しか値下がりしておらず、どちらも新車以上の価値が付いている個体が多く存在するので、お買い得なモデルとは言えません。

限定モデルであるためマニアが大切に乗っていたということもありますが、ハードユーザーがタフに乗った場合もあるので、状態のチェックやオプションとカスタムの詳細はしっかりとチェックしておくべきです。低走行の高価格個体か過走行の低価格車の二極化した相場なので、どちらを買うにしても自身で納得して買うべきと言えます。

超王道SUV、ランドクルーザープラドは何が良いのか?概要とおすすめポイント

 

本気のオフロードユーザーにオススメのモデル

ランドクルーザー70系は世界で愛されてきたタフガイとも言える日本車です。それが魅力でカッコいいのですが、単純にそれだけで飛びつくと痛い目を見るかもしれません。マニュアルオンリーのトランスミッション、1ナンバー登録のみという事実を踏まえると、実用SUVという考えは捨てた方がいいでしょう。本当に求めるオフロードユーザーにこそ選んで欲しいモデルです。

SUV在庫台数日本一を誇るSUVLANDで中古情報をチェック!