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独クーペSUV対決。アウディ Q3スポーツバック vs BMW X2
更新日2020/12/10コンパクトSUVは世界的に人気のカテゴリーですが、最近はクーペスタイルのスタイリッシュなモデルも続々と登場しています。そこで今回は、ドイツの高級車メーカーであるアウディとBMWのコンパクトクーペSUV、Q3スポーツバックとBMW X2の2台をピックアップして、それぞれの特徴を比較してみましょう。
アウディ Q3スポーツバックの概要
Q3スポーツバックは、アウディのコンパクトSUV Q3をベースに、クーペのようなシルエットとスポーティなデザインが与えられたモデルで、日本では2020年7月に販売が開始されました。
Q3の持つ力強さを感じさせるスタイリングを基本に、ブラックアウト化されたシングルフレームグリルやなだらかで低いルーフライン、フラットで細いDピラーやルーフエッジスポイラーといったディテールで、非常にスポーティなデザインに仕上げられています。
ボディサイズは全長4,500mm×全幅1840mm×全高1,560mm、ホイールベースは2,680mm、搭載されるエンジンは2WDモデルが1.5L 直4ガソリンターボ、quattro(4WD)モデルが2.0L 直4ディーゼルターボで、トランスミッションは全車7速Sトロニックとなります。
グレード体系はベーシックな「35 TFSI」、スポーティな装備が特徴の「35 TFSI S line」と、4WDでディーゼルの「35 TDI quattro S line」となっています。2020年12月には、ハイパフォーマンスモデルの「RS Q3スポーツバック」が登場しました。こちらは2.5L 直列5気筒ガソリンターボエンジンが搭載された4WDモデルで、最高出力は400ps、最大トルクは480Nmというスペックになります。
先進安全運転支援技術としては、従来のアダプティブクルーズコントロールとアクティブレーンアシストを統合した「アダプティブクルーズアシスト」や、歩行者にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「アウディプレセンスフロント」、ドライバーに異常があった際にシステムが警告や自動停止を行う「エマージェンシーアシスト」が用意されています。
また目的の検索や最新ニュース、天気予報のチェックがネットワークを介して可能な「アウディ コネクト」など最新のコネクト機能やインフォテインメント機能が楽しめます。
Q3のトップモデル、直列5気筒エンジン搭載のアウディRS Q3をチェック!
BMW X2の概要
BMWのSUVシリーズは、奇数が通常のモデル、偶数がクーペスタイルというラインアップになっています。BMWではクーペスタイルのSUVのことをSAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)呼んでおり、X2はその中で一番コンパクトなモデルです。
X2はBMWラインアップの中でも個性的なデザインを採用しています。たとえばBMWのアイデンティティでもある「キドニー・グリル」は、上部より下部が長い輪郭になっており、この形状はBMWで初めて採用されたデザインとなります。厚みのあるボンネットやエッジの効いたキャラクターラインなど、SUVとしての力強さを表現しながらも、ルーフラインを低く構えてクーペスタイルを強調しています。
ボディサイズは全長4,375mm×全幅1,825mm×全高1,535mm、ホイールベースは2,670mmです。搭載されるエンジンは1.5L 直3ガソリン、2.0L 直4ガソリン、2.0L 直4ディーゼルというラインアップで、1.5Lエンジンは7速DCT、2.0Lガソリンは8速スポーツAT、2.0Lディーゼルはグレードによって8速ATもしくは8速スポーツATの組み合わせになります。
グレード体系はスタンダードな「sDrive18i」、スポーティな外観でBMWらしさをより強調した「M Sport X」、そしてクリーンディーゼルモデルをお手頃価格で買える「M Sport X Edition Joy+」、ハイパフォーマンスモデルである「M35i」がラインアップされています。
なお、1.5Lエンジンは2WDのみ、その他グレードはすべて4WDという仕様です。また、ディーゼルモデルは出力の異なるエンジンを搭載した「18d」と「20d」が用意されています。
先進安全運転支援技術として、衝突被害軽減ブレーキ、ダイナミック・スタビリティ・コントロール、SOSコール、アダプティブクルーズコントロールを含む「ドライビング・アシスト・プラス」が搭載されます。
コネクテッド機能は、専用アプリ「BMW Connected」をスマートフォンにダウンロードしておけば、車から離れたところにいながらナビシステムに目的地を送信したり、大事な予定のリマインダーを設定したりすることも可能な機能が用意されています。
両車を比較して
ボディサイズはややX2の方が小さいものの、普段使いや都市部での使用感に大きな違いはないでしょう。ただしX2は全高が1,550mm以下に収まりますので、一般的な機械式立体駐車場にも対応しているのがポイントです。
デザインは、どちらもスポーティなフォルムではありますが、力強くシャープな印象が強いのはQ3で、X2はカジュアルでアクティブな印象があります。インテリアはQ3に「バーチャルコックピット」が用意されるなど先進的な印象がありますが、X2はBMWの伝統的な要素が感じられる機能性の高いデザインになっています。好みは分かれますが、どちらもブランドを象徴した優れたデザイン製が感じられます。
先進安全運転支援機能やコネクテッド機能は、どちらにも最新の技術が搭載されており、両車に大きな違いはありません。
これらの要素から見ると、駐車場などを考慮した都市部での使い勝手の良さを求める方や、カジュアルなレジャーにも使いたいという方にはX2、先進的でスタイリッシュな雰囲気、洗練されたクーペスタルが好きな方、フォーマルなシーンでも使いたい方にはQ3がオススメです。
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