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X1、X2…いくつあったっけ?BMWのSUVラインアップを全部紹介
BMWのSUVモデルは「X」が頭に付き、その後数字が続くという車名になっています。2020年9月現在、BMWのSUVは小さい方からX1、X2、X3、X4、X5、X6、X7と7車種がラインアップされています。 BMWは「駆け抜ける歓び」をクルマづくりのスローガンとして掲げているだけに、その走りとスタイリングは、SUVであってもスポーティでしっかりしたものに仕上げられています。
更新日2020/09/18Xシリーズの特徴
BMWでは一般的な自動車カテゴリーである「SUV」という呼び方を使わずに、「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)」と呼んでいます。また、近年は高級モデルを中心にクーペスタイルのSUVも流行していますが、こちらは「SAC(スポーツ・アクティビティ・クーペ)」と呼び、それぞれ商標登録を行っています。
こうして、「BMWならではのハンドリング性能や動力性能を特徴とした、全く新しいカテゴリーのクルマ」としてSUVと区別し、Xシリーズを訴求しているのです。
Xシリーズは1、3、5、7の奇数モデルをSAV、2、4、6の偶数モデルをSACとして分類しています。
BMW最小プレミアムクロスオーバー、X1
X1は、BMWのSAVの中で最も小さいモデルです。初代モデルは2010年に発売が開始され、現行型は2015年にフルモデルチェンジとなった2代目です。
2019年にはビッグマイナーチェンジが実施され、エクステリア(外装)やインテリア(内装)デザインが一新されました。BMWのアイデンティティでもあるキドニーグリルが大きくなり、メッキ加飾がふんだんに使用されてゴージャス感がグッと増しています。
装備面では大型化したタッチ機能付10.25インチディスプレイを標準装備。フルカラー化したヘッドアップ・ディスプレイをオプションに設定するなど、先進性が感じられます。
ボディサイズは全長4,455mm×全幅1,820mm×全高1,610mm、ホイールベースは2,670mmとなっています。日本ではコンパクトというよりもややミドルサイズ寄りの大きさで、室内空間も広く、あらゆるシーンで使いやすいサイズです。
FF(前輪駆動)モデルには1.5L 直3ガソリンターボ(103kW/140PS)、中間グレードには2.0L 直4ガソリンターボ(141kW/192PS)、上級モデルには2.0L 直4ガソリンターボ(170kW/231PS)、そしてディーゼルモデルには2.0L 直4ディーゼルターボ(110kW/150PS)が搭載されています。
最新の安全運転支援機能「BMW ドライビング・アシスト」も標準搭載しており、車載通信モジュールによる「BMW コネクテッド・ドライブ」も装備されています。
車両価格は440〜653万円です。
Mスポーツも用意されるもっともコンパクトなSAC、X2
X2はもっともコンパクトなSACです。ボディサイズは全長4,375mm×全幅1,825mm×全高1,535mm、ホイールベースは2,670mmです。
X1と同じプラットフォームを使用していますのでサイズ感は似ていますが、やはりクーペスタイルですので全高は低く設定されています。Xシリーズ中で唯一、ほとんどの立体駐車場に対応した全高1,550mm以下であるのもポイントです。
クーペモデルらしいスポーティでスタイリッシュなデザインは、Xシリーズの中でも独特の個性を放っています。薄く幅広に設置されたキドニーグリルや、目元がキュッと引き締まった表情のヘッドライト、テールエンドに向かって絞り込まれたなだらかなラインなど、ややカジュアルな印象を残しつつ、洗練されたスポーツドライビングをイメージさせる活動的なフォルムとなっています。
インテリアデザインはX1と共通の雰囲気になりますが、X2の方が全高が低く、絞り込まれたフォルムになっているため、後部座席は狭く感じるでしょう。しかし後部座席を倒して荷室を広く使うことができますので、2名+荷物という使い方であれば、全く不満はありません。
グレードのラインアップは、X1とほぼ同じですが、X2にはハイパフォーマンスグレードのMスポーツモデルが用意されています。こちらには2.0L 直4ガソリンターボ(225kW/306PS)が搭載されます。
車両価格は451〜701万円です。
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Xシリーズのコンセプトを存分に味わえる、人気の中核モデル X3
X3は3シリーズをベースに、2004年に誕生したミドルクラスSAVです。2代目は2011年から、そして現行型となる3代目は2017年に発売が開始されました。ボディサイズは全長4,720mm×全幅1,890mm×全高1,675mm、ホイールベースは2,865mmとなります。日本の道路事情でも使いやすいサイズで、Xシリーズの中核をなす人気モデルです。
エクステリアは、大きく張り出したキドニーグリルの存在感とLEDシグネチャーランプ、力強いショルダーライン、しっかりとしたスタンスを感じさせるホイールアーチなど、均整の取れたプロポーションとシルエットで、個性がしっかり表現されています。
売れ筋モデルだけにグレードも豊富です。2.0L 直4ガソリンターボ、2.0L 直4ディーゼルターボの他に、3.0L 直6ディーゼルターボ(240kW/326PS)を搭載したM40d、3.0L 直6ガソリンターボ(285kW/387PS)を搭載したM40iというMパフォーマンスモデルもあります。
そして2020年4月には、X3初のプラグイン・ハイブリッド・モデル(215kW/292PS)や、3.0L 直6ガソリンターボを搭載したレーシングスペックのM(353kW/480PS)とMコンペティション(375kW/510PS)も用意され、圧倒的なパフォーマンスを求めるドライバーの要望にも応えています。
もちろん最新の安全運転支援システムやBMWコネクテッド・ドライブも搭載され、BMWのドライビング・ダイナミクスを心ゆくまで堪能できるモデルです。
車両価格は675〜901万円(Mを除く)です。
ラグジュアリーなスポーツクーペをSUVで味わうという贅沢、X4
X4はX3のクーペ版に位置するSACで、初代は2014年に発売、現行型である2代目は2018年に登場しました。X2に比べるとキドニーグリルの存在感が大きく、ラグジュアリースポーツクーペというイメージのスタイリングが特徴です。
ボディサイズは全長4,760mm×全幅1,920mm×全高1,620mm、ホイールベースは2,865mmです。全長と全幅はX3よりやや大きく、かつ全高が低められているためクーペスタイルが一層際立つフォルムです。また、なだらかで優雅に傾斜したルーフラインや、大胆に掘り込まれたテールゲート、立体的なデザインのLEDコンビネーションランプなど、クーペ独特のスタイリッシュさと力強さが融合したリアビューが印象的です。
グレードは2.0L 直4ディーゼルターボと2.0L 直4ガソリンターボ、そしてMパフォーマンスモデルとして3.0L 直6ガソリンターボ(285kW/387PS)というラインアップです。またX3と同様、X4にもMとMコンペティションがあります。
車両価格は695〜925万円(Mを除く)です。
まるでクーペのような美しいSUV、 BMW X4 M を紹介
最新のBMWをSUVで体感するなら、X5
X5はBMW初のSAVとして1999年に登場した、Xシリーズの基幹車種です。2代目は2007年から、3代目は2013年から、そして現行型の4代目は2019年に発売が開始されました。
ボディサイズは全長4,935mm×全幅2,005mm×全高1,770mm、ホイールベースは2,975mmです。先代モデルよりサイズが拡大され、全長と全幅でトヨタ ランドクルーザーよりも大きい、堂々としたボディサイズになりました。
現行モデルのフロントデザインを見ると、一体型フレームで大型のキドニーグリルはクロームで加飾され、先代よりも迫力とラグジュアリー感が増しています。サイドのプレスラインはリアホイール周りが強調されるよう立体的な造形になっており、後輪駆動のDNAと高い走行性能を表現しています。
インテリアは最先端のテクノロジーと機能性を感じさせるデザインになっています。新しいBMWの表示・操作システム「BMW オペレーティング・システム7.0」を導入し、自分用にカスタマイズできる10.25インチのコントロール・ディスプレイ、そして12.3インチのフル・デジタル・メーター・パネルを装備しています。
パワートレインは3.0L 直6ディーゼルターボのプラグインハイブリッド、4.4L V8ガソリンターボ、Mモデルなど豊富に用意されています。また4輪アダプティブ・エア・サスペンションの採用により、快適で安定感のある走りを実現させています。
また安全装備に関しても、最先端の運転支援システムが搭載されています。3眼カメラと高性能画像処理プロセッサーにより、精度の高い衝突被害軽減ブレーキ、アクティブ・クルーズ・コントロール、レーン・チェンジ・アシストなどが装備されています。また駐車支援システムには、車両が直前に前進したルートを最大50メートルまで記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることができる機能も含まれています。
2019年に実施された改良では、日本初の高速道路渋滞時ハンズ・オフ・アシストが導入され、一定の条件を満たせば高速道路の渋滞時でもクルマがステアリング操作を自動的に行い、ドライバーはステアリングから手を離したまま運転を継続できる機能が搭載されています。
車両価格は938〜1,361万円(Mを除く)です。
BMW伝統の美学と独創性をクーペスタイルで味わえる、X6
X6はX5のクーペ版で、SACのトップモデルとなります。X5の高いドライビング・ダイナミクスとラグジュアリー感、先進装備はそのままに、流麗で美しいクーペスタイルを融合させたスタイリングが特徴です。
特に、大型のキドニーグリルがLEDでライトアップされる「キドニー・グリル・アイコニック・グロー」はデザイン面での大きな特徴の一つで、夜間において圧倒的な存在感を与えます。リアにはSAC独特の細長いコンビネーションランプが配置され、ワイドな印象を与えています。
ボディサイズは全長4,945mm×全幅2,005mm×全高1,695mm、ホイールベースは2,975mmです。
グレードはメインとなるモデルが3.0L 直6ディーゼルターボ(195kW/265PS)で、ガソリンは4.4L V8ガソリンターボが搭載されるM50i(390kW/530PS)と、Mコンペティション(460kW/625PS)という構成です。
車両価格は990〜1,402万円(Mを除く)です。
Xモデルのフラッグシップモデル、X7
X7はBMWのSAVにおけるフラッグシップモデルで、2019年に発売された新型モデルです。その圧倒的な存在感とラグジュアリーは、威厳すら感じさせるものであるのと同時に、BMWが掲げる機能性と機敏な走りを予感させる、無駄のないデザインとなっています。
ボディサイズは全長5,165mm×全幅2,000mm×全高1,835mm、ホイールベースは3,105mmです。ここまでのサイズがあると、さすがに駐車する場所も限られてくるでしょう。
キドニーグリルは縦型に近い形状で、力強さとラグジュアリーを感じさせるデザインになっています。とはいえ薄型のヘッドライトデザインや、ガーニッシュ類の控えめなクローム加飾など、ごてごてした装飾はありません。むしろ面積を生かした“間”を感じさせる美意識で、圧倒的なエレガンスとゆとりを表現しています。これが真の豪華さだと言えるような、そんな佇まいです。
3列シート7人乗りの広々とした室内空間はまるで豪華列車にでも乗っているかのようです。インテリアデザインもとにかく贅を凝らした豪華絢爛な造りというよりも、機能性と操作感、先進性を極めたデザインに、上質なマテリアルでこだわりを出すという作り方になっています。まさに至高のドライビング体験を目指すBMWの考え方が、フラッグシップモデルにもブレることなく表現されています。
パワートレインは3.0L 直6ディーゼルターボ(195kW/265PS)と4.4L V8ガソリンターボ(390kW/530PS)が用意されています。また4輪アダプティブ・エア・サスペンションや、カメラによって路面状況を把握し、サスやダンパーを最適に調整してロール回避を行うエグゼクティブ・ドライブ・プロなど、最上級ラグジュアリーにふさわしい快適な乗り心地を提供する機能が搭載されています。
車両価格は1,099〜1,603万円です。
BMWのSAVは、BMWらしい走行性能へのこだわりと高い実用性、伝統を継承しながら先進性を融合させるという独特の個性が見事に融合されたモデルです。X1やX3といった日本で人気のあるサイズは比較的数多く中古車で見つけることができます。ぜひお気に入りの一台を探してみてはいかがでしょうか?