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Q3のトップモデル、直列5気筒エンジン搭載のアウディRS Q3をチェック!

アウディのコンパクトSUV、Q3にハイパフォーマンスモデルにあたるRS Q3が登場しました。SUVモデルにRSを設定してこなかったアウディが、満を持して投入したRS Q3とは、どんなモデルなのでしょうか?

更新日2020/04/09

アウディのRSとは?

アウディのモデルラインアップは、アルファベットと数字で構成されています。アルファベットは各モデルの特長を、数字はクラスと大きさを表しています。

基本となるのは”A”と”Q”で、Aがセダン系、QがSUV系というボディ形状を表し、それに”TT”が加わりラインアップを形成しており、数字は大きくになるにつれて車格も上がります。

そして、それらの高性能バージョンが、”S”と”RS”です。SはSport(スポーツ)、RSはRacing Sport(レーシングスポーツ)の意味で、RSはもっとも高性能なモデルに与えられる称号です。

ただし、SやRSは、すべてのモデルに用意されているわけではなく、モデルのキャラクターや性格によって、設定されたりされなかったり、さらにエンジンには手を加えずスポーティな内外装をまとったSラインが用意されるなど、ここらへんがアウディラインアップのわかりにくいところです。

それはさておき、今回紹介するRS Q3は、本国で2018年に発売された2代目をベースに作られたもので、2020年3月現在、日本導入時期は未発表です。

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標準ボディ、クーペボディ、両方に用意される

RS Q3のボディは、通常のハッチバックとクーペスタイルの「スポーツバック」が用意されています。RSは、そのいずれにも設定されます。

基本的なフォルムは、Q3/Q3 スポーツバックと同じですが、フロントとリアのスポイラーや、サイドステップの形状が異なるほか、フェンダーにはカバーが装着され、より太いタイヤを装着できるよう変更されています。

細部は、シングルフレームグリルとエアインテーク、サイドミラーカバーを光沢のあるハイグロスブラックで塗装、RSのバッジはフロントグリルとテールゲートをはじめ、エンジンカバーやステアリングなどに装着されるほか、リアにはディフューザーを装着し、マフラーの出口はオーバルタイプの左右二本出し。

標準で20インチのアロイホイールは、オプションで21インチにアップさせることも可能で、ボクシーな印象の2代目Q3に、スポーティでレーシーな雰囲気を付与しています。

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RS専用の機能も付いたアウディバーチャルコクピット

インテリア(内装)も、じつにスポーティな印象です。ブラックレザー/アルカンターラのスポーツシートは、シート表面に施されたハニカムパターンと一体型のヘッドレストが、しっかりしたホールド性とロングドライブでの快適性を両立させています。オプションで高級ナッパレザーのスポーツシートを選ぶこともできます。

スポーツレザーステアリングにはRSのロゴが配置され、アウディ・ドライブセレクト・ダイナミック・ハンドリング・システムのコントロールボタンによってドライビングモードの変更が可能です。メーターは、お得意のアウディバーチャルコクピットですが、トルク&パワー、ラップタイム、GフォースなどRS専用の機能が追加されています。

アルミパーツの装飾が施されるダッシュパネルは、オプションでピアノブラックやカーボンなど好みの素材を選べるほか、レッドもしくはブルーのRSデザインパッケージを選ぶと、ステアリング、シートベルトストラップ、フロアマット、シフトレバーにカラーアクセントが追加されます。

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進化する直列5気筒エンジン

Q3 RSには、2.5 TFSI(2.5L 直列5気筒ガソリンターボ)が搭載されています。最高出力294kW(400PS)/5,850〜7,000rpm、最大トルクは480Nm(48.9kgm)/1,950〜5,850rpmで、0-100km/h加速4.5秒、最高時速250km/h(リミッター作動時、オプションで280km/hまで高めることが可能)というパフォーマンスを発揮します。

アウディの5気筒エンジンの歴史は長く、最初は1976年のアウディ 100に搭載。一時、カタログ落ちした時期があるものの、現在も続いている伝統的なエンジン形式です。

現在の5気筒は、2009年にTT RSに搭載されたものがベースとなっており、ボア82.5×ストローク92.8㎜のロングストローク型。エンジン長は50センチ未満のコンパクトなサイズで、クランクケースのアルミ化、クランクシャフトのベアリング径の縮小、中空化、アルミニウム製ピストンの採用などにより軽量化されるとともに、内部フリクションの低減によって出力を増加させています。

また5つのシリンダーが、1-2-4-5-3という順番で点火・爆発させることにより、奇数シリンダーならではのリズムが発生し、高周波をともなった独特で官能的なエンジンサウンドを奏でることも特徴です。

RS Q3に搭載される2.5 TFSIエンジンは、数多くの自動車ジャーナリストによって優れた内燃機関を毎年選出するインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーにおいて、9年連続で選出されるなど、高い評価を得ています。


アウディのコンパクトSUVのハイパフォーマンスモデル、Q3 RSは、官能的な5気筒エンジンサウンドとアウディ伝統のクアトロシステムによる高い走行性能、そしてコンパクトで高品質なインテリアなど、クルマ好きのオーナーを満足させる要素がぎっしりと詰め込まれたSUVです。日本導入は未定ですが、ぜひ販売してほしい1台です。

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