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ミニ クロスオーバーを買うならどのタイプ?
更新日2020/12/15コンパクトで可愛らしいフォルムが魅力のミニ。もともとは3ドアハッチバックのみの展開でしたが、その後「クラブマン」と呼ばれるステーションワゴンやツーシーターの「クーペ」「ロードスター」なども登場。そして世間をあっと言わせたのが、ミニ史上初の5ドアと4WDを搭載した「クロスオーバー(海外名カントリーマン)」でした。現在は第2世代へと移行し、2020年秋にはLCIと呼ばれるマイナーチェンジも敢行。そんな今注目のミニであるクロスオーバーについて詳しくご紹介していきましょう。意外とラインナップの多いクロスオーバー、あなたはいったいどれを選びますか?
ミニ クロスオーバーについて
2008年のパリサロンで発表されたコンセプトモデルをベースに2010年1月に発表されたクロスオーバー。シリーズ初となるリアドアを備えた5ドアタイプのSUVで、海外では「カントリーマン」、日本では権利関係の事情から「クロスオーバー」という名前でデビューしました。グレードは3ドアハッチバックと同じ「ワン」「クーパー」「クーパーS」の3種類で、クーパーSには4WDも設定されていました。その後ハイエンド版のJCW、また3ドアタイプのクーペ型SUVとなる「ペースマン」も登場しています。発売当初はガソリンエンジン車のみでしたが、2014年にはディーゼルエンジン車も登場。その後2017年3月にフルモデルチェンジを行ない、2代目クロスオーバーへと進化しました。初代よりもさらにボディサイズはひとまわり大きくなり、もはや「MINI」とはいえないほどの存在感を持つ現行型のクロスオーバー。また2020年秋にはLCIと呼ばれるマイナーチェンジを行ない、フロントマスクやリアバンパーが一新されたほか、全車にLEDライトが標準装備となり、ユニオンジャック柄に浮かび上がるテールランプも標準装備となりました。
ディーゼルモデル
クロスオーバーのパワートレインにはディーゼルエンジンやガソリンエンジン、プラグインハイブリッドなどが用意されていますが、LCI後の日本におけるラインナップの中心はディーゼルエンジンを搭載したモデルです。プラグインハイブリッドおよびJCWのみがガソリンエンジンを搭載しています。しかし海外ではすでにLCI後に登場したガソリンエンジンモデルも発売されていますので、今後日本にガソリンモデルが上陸するのも近いかもしれません。
そんな最新型のクロスオーバーでは、BMW X1や2シリーズなどにも用いられている「UKL2」プラットフォームを採用。ハッチバックではひと回り小さな「UKL1」が用いられており、このUKL2はクロスオーバーとクラブマンでのみ用いられています。LCIによってフロントバンパーやグリルなどが新デザインとなり、前後ライトはLEDランプを標準化。内装ではメーターパネルの形状が変更され、加飾パネルやカラーが変わり、高級感のある雰囲気となっています。
パワートレインは2.0L直4ディーゼルターボエンジンと2.0L直4ディーゼルターボエンジンが用意され、前者は最高出力150ps(110kW)/4,000rpm、最大トルク350Nm(35.7kgm)/1,750-2,500rpm、後者は190ps(140kW)/4,000rpm、400Nm(40.8kgm)/1,750-2,500rpmを発生。ディーゼルエンジンはアドブルー(尿素水)噴射システムを持つSCR(選択還元触媒)を搭載したコモンレール式の直噴システムを採用しています。トランスミッションは全車8速AT、駆動方式はFFおよび4WDが用意されていますが、上級グレードの「クーパーS」は4WDのみの設定となっています。
2020年12月現在の日本でのラインナップは以下の3グレードとなり、ベースグレードの「ワン」は未定となっています。
クーパーDクロスオーバー ¥4,300,000〜
クーパーDオール4クロスオーバー ¥4,540,000〜
クーパーSDオール4 ¥5,100,000〜
プラグインハイブリッド車もある
1.5L直3ツインターボエンジンに電気モーターを組み合わせ、フロントをガソリンエンジン、リアをEVモーターで駆動させるというプラグインハイブリッドシステムを搭載する「クーパーS Eクロスオーバー・オール4」。リチウムイオン高電圧バッテリーを搭載しEV航続距離は53km、WLTCモードによる燃費性能は14.8km/Lをマークしています。エンジンスペックは最高出力136ps(100kW)/4400rpm、最大トルク220Nm(22.4kgm)/1,300-4,300rpmで、システムトータルでは最高出力224ps(165kW)、最大トルク385Nmを発揮。トランスミッションは6速ATを組み合わせています。
ガソリンエンジンと電気モーターという2つの駆動源を持つプラグインハイブリッドのクロスオーバーは、走行シーンに合わせて前輪駆動(FF)や4輪駆動などにすることができ、シーンに合わせて燃費を重要視したり走りを楽しんだりといった使い方ができるようになっています。価格は¥5,100,000〜。
スペシャリティモデル「John Cooper Works」とは
ミニのハイパフォーマンスモデルだけに許されたJohn Cooper Worksのバッジ。クラシックミニのレーシングモデルを手がけた名チューナーであるジョン・クーパー氏の名前を冠するモデルが初めて登場したのは2005年のことでした。当時は「ジョン・クーパー・ワークス・チューニングキット」という特別なスペシャルキットを身に纏った限定車的な位置づけでしたが、その後2008年には同キットにスペシャルな内外装や足まわりをあしらったモデルが「JCW」としてカタログモデルに加わります。以降、JCWはミニの各モデルのフラッグシップを担うハイパフォーマンス版に名付けられるようになりました。
現行型クロスオーバーのJCWバージョンが登場したのは2019年10月のこと。2L直4ツインターボガソリンエンジンは強化クランクシャフトや専用ピストンを採用し、圧倒的な性能を発揮。最高出力306ps(225kW)/5,000rpm、最大トルク450Nm(45.9kgm)/1,750-4,500rpmを発生。0-100km/h加速は5.1秒という性能を誇っています。駆動方式は4WDでフロントアクセルには機械式ディファレンシャルロックを搭載。またスポーツカーで見かけるローンチコントロールも採用しています。外観は専用デザインとなり専用ボディカラーも設定。内装も専用JCWスポーツシートなどが奢られ、カラードステッチや専用バッジなどでデコレーションされています。価格は¥6,090,000〜。
いかがでしたでしょうか。LCIによってユニオンジャック柄のテールライトが標準装備となり、ますます魅力を増したクロスオーバー。一般ユーザーにはお得感のあるレギュラーモデルのディーゼルモデル、環境への意識が高く燃費性能にもこだわりたい方にはプラグインハイブリッドモデル、何よりも走りにこだわりたいという方にはちょっとお高めですがJCWと、それぞれ三者三様のクロスオーバー選びができると思います。
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