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初代とだいぶコンセプトが変わったSUV5選

クルマは全く新しいモデルでありながらも、以前にもあったネーミングが使われる場合と、同じ系統のモデルでありながらもモデルチェンジにより、構造やコンセプトが変更されることがあります。今回は初代モデルからコンセプトが大きく変わったモデルをご紹介したいと思います。あなたが今乗っているクルマも元をたどれば全く違うコンセプトのモデルだったかもしれません。

更新日2022/03/16

ダイハツ タフト 1974

タフト(本格クロカンから軽SUVに)

タフトは2020年に登場した軽自動車規格のクロスオーバーSUVです。その無骨さを感じさせるスタイルはかつて販売されていたネイキッドを彷彿させるもの。実はこのタフトという名前、1974年に販売されたクルマにも使われていたのです。
この元祖タフトは現行モデルよりもはるかに武骨でワイルドなモデルです。そのデザインは、ジープラングラーやジムニーのようなイメージでオフロードに強いラダーフレームと4WDが採用されています。ボディサイズは現行ジムニーよりもコンパクトですが、搭載エンジンは初期モデルが1.0Lガソリン、後に1.6Lガソリンや2.5Lディーゼルも追加されました。名前は同じですが、コンセプトは全く異なっています。

RAV4(元々は5ナンバー3ドアの都市向け)

初代RAV4が誕生したのはRVが人気だった1994年。全長は3,705mmで、3ドアのコンパクトなクロスオーバーSUVでした。1995年には全長を4,115mmにまで拡大したモデルも追加されましたが、それでもまだまだコンパクトなモデルでした。その後モデルチェンジを重ねるたびに徐々に大型化、現行モデルでは、ハリアーとプラットフォームを共有するクロスオーバーSUVになりました。ボディタイプは5ドアのみで、全長は4,600mmにまで拡大。ナンバー区分も5ナンバークラスから3ナンバーになり、一回りも二回りもサイズアップしています。2.0Lのベース車の他2.5LハイブリッドモデルやPHVモデルも追加し、時代に見合ったユニットが搭載されています。

キックス(軽SUV(パジェロミニOEM)からハイブリッドに)

日産 キックス 2020

初代キックスは2代目パジェロミニのOEM車として2008年に登場しました。パジェロミニは、ラダーフレームとモノコック構造をかけ合わせた、ビルドインフレームを採用しており、悪路にも強いモデルとして知られていました。そんなクロカン4WDともいえるキックスは2012年に販売を終了。ところが2020年に突如、キックスは過去のイメージをがらりと変え、普通車サイズのクルマとして日本で復活を遂げました。パワーユニットは日産が近年得意としているモーター駆動の「eパワー」のみで、クリーンな都市型クロスオーバーSUVへと生まれ変わりました。アルファベット表記は初代が「KIX」、現行モデルは「KICS」という違いもあります。

RVR(RVからクロスオーバーSUVに)

90年代はRVブーム真っ只中ということもあり、1991年に登場したRVRはネーミングでRV車であることを主張しています。この初代RVRもまた、初代とはコンセプトが大きく異なり、トールワゴンをSUVテイストに仕上げたモデルでした。その特徴として後部のスライドドアやロングスライドシートの後部座席などが挙げられます。パワーユニットはガソリンエンジンに加えてディーゼルもラインアップされていました。
2代目もトールワゴンをベースとしたモデルでしたが、3代目となる現行モデルで、一般的なコンパクトSUVへと大きく方向転換をしました。モデルチェンジに伴いスライドドアも廃止されています。パワートレインは1.8Lのガソリンエンジンで統一されています。

エスクード (ラダーフレーム採用のクロカンからクロスオーバーSUVへ)

1988年に登場したエスクードも一見順当にモデルチェンジを重ねてきたように思えますが、大きくコンセプトを変更しているモデルです。
初代ではラダーフレームを採用しているクロスカントリーSUVした。3代目ではラダーフレームをモノコックボディに溶接したビルドインラダーフレームを採用する変化はありましたが、クロカン系のモデルで一貫されていました。しかし、2015年に登場した4代目でラダーフレームの採用をやめ、一般的なモノコックフレームを採用するクロスオーバーSUVへと変更されました。これにより軽量化が図られ、日常での扱いやすさが向上しました。近年はクロスオーバーSUVが人気なので、より多くの需要に応えるための変更と言えるでしょう。

初代モデルと現行モデルで大きくコンセプトが変わったモデルをご紹介してきましたがいかがでしたか?中には同じモデルとは思えない変化を遂げたモデルもありましたね。クルマのモデルチェンジでは過去にあったモデル名を全く新しいジャンルのクルマに採用することは珍しいことではありません。例えば、スズキのハスラーはトールワゴンSUVとして人気ですが、元々は二輪モデルに付けられていた名前なのです。または、より多くのニーズに対応していくために、同じ名前のモデルであってもコンセプトを変更していくこともあるのです。
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