プロモーション
日産を代表するSUV!歴代エクストレイルは中古でいくら?
2000年のデビューからロングセラーモデルであるエクストレイルは、日産を代表するミドルSUVです。なぜエクストレイルは売れ続けているのか?歴代の特徴を解説するとともに、中古車を狙う際のポイントや価格についても解説しています。
更新日2021/01/14使える4駆の誕生|初代エクストレイルの概要と中古車でのポイント
2003年式 日産 エクストレイル
初代エクストレイル T30系は、2000年のデビュー。「200万で手に入る使える4駆」をコンセプトとし、大人4人が快適さを感じる室内・荷室空間と、優れた走行性能を併せ持つSUVとして開発されました。
初代エクストレイルはシンプルでスクエアなエクステリア(外装)で、大きすぎない丁度よいボディサイズで取り回ししやすく、オンロードでも使い勝手がいいのが特徴です。また、当時最新のトルク配分型4WDを採用したことにより、ロングドライブやオフロード走行にも対応可能で、さらに水洗いできる荷室ボードや防水インテリアは、今に続くエクストレイルの斬新なアイデアとなっています。
こうしたことから、初代エクストレイルは、発売から2週間で6,000台を受注するヒットモデルとなり、瞬く間に日産を代表するSUVの地位を確立。2007年、2代目にバトンタッチしました。
初代エクストレイルは、2003年にマイナーチェンジを実施。特別限定車をのぞくと、おもなグレードは、Sをベースグレードとし、St、Stt、X、Xt、Xtt、GTとなっています。
初代エクストレイルの中古車は2020年12月現在、約230台。価格は約9万円~120万円となり、平均価格は約39万円です。
好調な売れ行きだったこともあり、流通する個体数は20年近くたつものの、比較的多いといえます。しかし平均価格帯の個体ではやはり、どれも距離数は10万キロ前後と比較的長いのがチェックポイントといえるでしょう。
SUV車の場合は、初代エクストレイルに限らず、足回りや錆、車体下部などの個体状況には十分注意し、できることなら現車確認でコンディションチェックすることがおすすめです。
オフロード性の強化|2代目エクストレイルの概要と中古車でのポイント
2007年、エクストレイルはモデルチェンジが実施され、2代目となるT31型となりました。好評だった初代のデザインは継承されキープコンセプトとなり、特徴であった防水インテリアは進化、ボディのすり傷を自動修復する塗装を採用するなど、オフロードでの使い勝手が強化されます。
エンジンはガソリンが2.0L 直列4気筒、2.5L 直列4気筒を搭載、ディーゼルは2.0L 直列4気筒ターボが搭載されました。なかでも、ディーゼルは「クリーンディーゼルエンジン」と呼ばれ、2010年マイナーチェンジに合わせて追加されました。
さらに、2代目エクストレイルでの特筆すべき点には、フルタイム4WDシステムが格段に進化したことがあげられるでしょう。このシステムでは、ヒルスタートアシストやヒルディセントコントロールといったアシスト機能が初搭載され、悪路走破性・走行性性能の向上が図られています。
2代目エクストレイルは、2013年に3代目T32系へとバトンタッチを果たし、販売終了となりました。
2代目T31型エクストレイルの中古車は2020年12月現在、約950台。価格は約15万円~250万円となり、平均価格は約85万円です。
初代より平均価格で約45万円アップですが、4WDシステムの強化や燃費率向上を考慮すれば当然の価格差と言えるでしょう。ちなみに、2代目エクストレイルの中古車で高値がついているのは、維持費が安くトルクフルと評価の高い「ディーゼルターボ(GT)」。60〜200万円と平均価格よりも高めですが、そのグレードでの掘り出し物を検討するのも選択肢のひとつではないでしょうか。
新世代型に変貌|3代目エクストレイルの概要と中古車でのポイント
2013年、エクストレイルは現行型である3代目T32型にモデルチェンジが実施されました。
3代目エクストレイルは、ルノーとの共同開発であるCMFプラットフォームが日産車として初採用、デザインにもVモーショングリルを取り入れ、丸みを感じるフォルムへと一新し、全てが次世代を意識したものとなっているのが特徴です。
なかでも、最大のトピックが先進技術で、踏み間違い衝突防止アシスト、車線逸脱警報、エマージェンシーブレーキのグレード別設定、インテリジェントパーキングアシストの日産車初採用があったほか、4WDシステムに加えアクティブエンジンブレーキ、アクティブライドコントロール、コーナリングスタビリティアシストなど、最新鋭の運転支援技術が取り入れられ、SUV新時代の幕開けだと話題となりました。
従来の2列5人乗りに加え、3代目ではあらたに3列7人乗りモデルも加わり、2015年には、エクストレイル初となるハイブリッド車を投入。2017年にはマイナーチェンジが実施され、先進技術が進化するとともに、高速道路上で運転をアシストする「プロパイロット」が初採用されています。
3代目エクストレイルは現行型となるため、3世代のなかで流通量は最も多く、2020年12月現在約3,530台となっています。中古車価格は、約83万円~410万円で推移し、平均価格は約189万円です。
2列シートが圧倒的に多く、流通する3列シートは約270台。エクストレイルが若い単身世代中心に人気があることを物語っています。
高価格帯を占めるのは、ハイブリッド車、オーテックジャパン仕様、先進技術搭載車となっていますが、マイナーチェンジ前の距離数短め・エマージェンシーブレーキパッケージ付きあたりを狙ってみるのもおすすめです。(*情報は2020年12月時点のものです。)
人気は健在!エクストレイルは中古車もおすすめ
ロングセラーを続けるエクストレイルは、中古車の流通量も多く、新型車にこだわらなければ選択肢は豊富です。こまめなリサーチでご自分にマッチした愛車を見つけましょう。