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タイを中心に販売!トヨタ フォーチュナーの新型が登場!どんなクルマなのか?
トヨタのグローバル戦略車として新興国を中心に展開されるフォーチュナーが新型車となり、話題を呼んでいます。オンロード・オフロードを問わず評価の高いフォーチュナーとはどんな車なのか、その歴史や新型情報を解説します。
更新日2021/01/08日本未発売の大型SUVフォーチュナーとは?
トヨタ フォーチュナー 2020 新型モデル
2004年に誕生したフォーチュナーは、トヨタの「IMVプロジェクト」の一環として、新興国向けに展開されるグローバル戦略車です。MPVのアジア最大生産拠点であるタイで製造され、タイを中心に東南アジアやオーストラリアなどで販売されています。
3列シート7人乗りの大型SUVに属し、ハイラックスとはプラットホームを共有。見た目はゴージャスでありながらも、販売される新興国の道路事情にも対応できるようにと、悪路走破性の高い頑強なラダーフレームを採用しているのが特徴です。
フォーチュナーを製造するタイでは、PPV(パッセンジャー・ピックアップ・ヴィークル)と呼ばれるピックアップトラックから派生した乗用車市場が活況に沸いていて、その市場でのフォーチュナーが占めるシェア率は、実に40%を超えるほどの人気モデルとなっています。
フォーチュナーの車名は、「Fortune(フォーチューン:運命)」からなる造語で、販売される地域・国により車名は異なり、別名SW4、ハイラックス SW4とも呼ばれています。
フォーチュナーは誕生以来、販売は海外に限られ、残念ながら日本国内では一度も販売には至っていません。
海外で根強い人気の7人乗りSUV、トヨタ フォーチュナーとは?
フォーチュナーの歴史|歴代モデルはどんなクルマたち?
フォーチュナーは現在にいたるまで、2世代がリリースされ、現行モデルは2代目にあたります。
初代フォーチュナー(2004年~2015年)
トヨタの新興国向けのグローバル戦略となる「IMVプロジェクト」の第一歩として投入されたフォーチュナーは、2004年のタイ国際モーターエキスポでワールドプレミアが実施され、翌2005年から販売が開始されました。
IMVプロジェクトでは、ピックアップ、ミニバン、SUVの異なるボディタイプにおいて、プラットフォームを共有する戦略がとられ、ピックアップはハイラックス、ミニバンはイノーバ、そしてSUVにはフォーチュナーが戦略車として選ばれることとなります。
全長4,705mm×全幅1,840mm×全高1,850mmの威風堂々としたボディは、ゴージャスであるばかりか、ハイラックスゆずりの頑強なラダーフレームで悪路走破にも実力を発揮し、発売以来、新興各国で人気車となっていきます。
フォーチュナーのエンジンラインアップは、販売地域によって異なりますが、当初はガソリン車が2.7L 直列4気筒、4.0L V型6気筒の2種類とし、ディーゼル車が2.5L/3.0L 直列4気筒ターボの2種類、駆動方式はFRと4WDが採用されました。
初代フォーチュナーは、2度のマイナーチェンジを受け、2015年フルモデルチェンジを実施、2代目へと変貌を遂げます。
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2代目フォーチュナー(2015年~)
2015年、フォーチュナーは現行モデルとなる2代目となりました。全長4,795mm×全幅1,855mm×全高1,835mmと初代より一回り大型化したボディに、フェイスはキーンルックを採用、洗練されシャープな印象へと変更されています。
フォーチュナー新型発表!あらたなラグジュアリー・グレードも追加
2020年、現行フォーチュナーの新型モデルが発表され、販売が開始されました。
今回のフォーチュナー新型モデルの開発にあたっては、コンセプトを「プレステージ&クール」とし、悪路はもとよりタウンユースでの特別感・ラグジュアリー感をさらに高めているのが特徴です。
エクステリア(外装)では、2代目で採用されたキーンルックデザインによるフロントフェイスをさらに進化。新設計となるデイタイムランニングランプ、LEDテールランプも装備され、センサー感知のハンズフリーパワーバックドアも採用されています。
インテリア(内装)では、大型の8インチディスプレイが採用となり、Apple CarPlay、Android Autoに対応するほか、360度カメラ、駐車アシストのパークセンサーなど、装備の充実化が図られました。
エンジンは、2.4L 直列4気筒ディーゼルターボを搭載。これにより最高出力は110kW(150PS)としています。
また、このベースグレードにくわえ、今回の最大のトピックと言えるのは、あらたに追加となった上級グレード レジェンダーの存在でしょう。
レジェンダーのエクステリアは、ブラックアクセントにグリルをメッシュ化、LEDターンシグナルランプ、大ぶりの20インチアルミホイールで、ベースグレードとの差別化を図り、よりスポーティでタフなイメージを演出、インテリアでも本革シートやワイヤレス充電システムの採用など、ラグジュアリー感を高めています。
エンジンは、出力と燃費をともに向上させる新設計の2.8L 直列4気筒ディーゼルターボを搭載。これにより最高出力は150kW(204PS)を達成し、燃費消費量でも約17%の改善率としました。
フォーチュナー|日本での販売はありえるのか?
よりいっそう高級感をアップさせた新型フォーチュナー。日本での発売がいまだないのが非常に残念でなりませんが、この先はたして発売にはいたるのでしょうか。
現時点で、国内にはトヨタ SUV・ライトデューティーの要として君臨するのはランドクルーザープラドです。エンジンを共有し、ラグジュアリーさでも競合するプラドがある限り、発売にいたるのは難しいかもしれません。しかし、近年はSUV人気が高く、先にアメリカで販売され、日本に導入され大ヒットとなったRAV4の例などを思い出すと、その可能性に期待してしまいます。