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海外で根強い人気の7人乗りSUV、トヨタ フォーチュナーとは?
トヨタ フォーチュナー(Fortuner) は、7人乗りSUVで、オーストラリアやアジア(特にタイ)では人気のモデルです。ベースはハイラックスなのでタフな4WDモデルですが、なかななお洒落なインテリアを持っていて、しかもランドクルーザーや話題のクルーガー(北米名ハイランダー)よりもリーズナブル。では、オーストラリア仕様を中心に見ていきましょう。
更新日2021/01/08細長いヘッドランプやリアスポイラーが特徴のエクステリア
フォーチュナーは2004年にデビューし、現行モデルは2015年からの第2世代です。7人乗りということもあって、特にオーストラリアやタイなどで人気があります。
オーストラリアでは、GX(ベースグレード)、GXL、Crusade(最上級グレード)の3グレードがあります。
ボディサイズは、全長4,795mm×全幅1,855mm×全高1,835mm、ホイールべース2,750mm、最低地上高193mmで、プラドよりほんの少し小さいサイズです。
スタイリングのフロントマスクは、トヨタのグローバル戦略であるキーンルックデザインで、ヘッドランプ後端が後ろに流れる処理は、ランドクルーザープラドを少し鋭くしたような印象。
逆台形グリルの両サイド、フォグランプ内側のアクセントは、フォーチュナーらしさを印象付けるものになっています。
またリアでは、LEDハイマウントストップランプ付きスポイラーが目を引きます。いっぽうで頑丈なサイドステップは、このクルマが過酷な条件で使われることを示していますね。
ヘッドランプは全車オートランプで、CrusadeはLEDのヘッド/デイタイムランニング/フォグランプになり、ヘッドランプはオートレベリング機能を備えています。
7人乗りの広い室内。シンプルながら上品な仕上げ
インテリア(内装)のポイントは、なんと言っても7人乗りの室内です。シート配列は2-3-2で、2列目が60:40、3列目が50:50分割。全席フルサイズシートと言っていますが、大型SUVではないので、大人6人が最適でしょう。
3列目はフラットに倒せるほか、サイドにも跳ね上げることもできるので、荷物によってラゲッジスペースをアレンジできます。
内装全体は、シートをふくめシンプルなデザインで、落ち着いた素材(ファブリック)とカラーを使っていて好感が持てます。最上級グレードのCrusadeには、なめし革やレザーのツートンも用意されています。
オーディオ関係は、Toyota Link8搭載の7インチディスプレイオーディオが標準装備されています。
ラダーフレームでオフロードにも強いパフォーマンス
フォーチュナーの肝心なところは、基本性能にあります。ハイラックスをベースにしたラダーフレームで、サスペンションはF:ダブルウィッシュボーン(独立懸架)、R:4リンク・コイルスプリング(リジッドアクスル)と、ランクル200やプラドと同様タフなオフロード仕様です。
駆動方式は、パートタイム4WD。トランスファーは2速副変速機付きで、ハイラックス同様のダイアルスイッチで、H2(FRの2WD)、H4(4WD高速)、L4(4WD低速)を切り替えます。さらにリアデフロックもできます。
エンジンは、ディーゼルターボの2.8L 直4DOHC16バルブ。最高出力130kW(177PS)/3,400rpm、最大トルク450Nm/1,600~2,400rpm)で、トランスミッションは6AT。タイ仕様には、2.4Lのディーゼルターボも設定されています。
ウリにしているのは、キャンピングトレーラーなどを牽引する力で、最大2,800㎏(Bracked Towing Capacity:トレーラー側にブレーキがある場合。ブレーキなしだと750㎏)は、ランクルやプラドに迫る牽引力です。
これは、レジャーでも仕事でもトレーラーを牽引するのが当たり前のオーストラリアでは重要な能力で、さすがラダーフレーム車です。もちろんヒルスタートアシストコントロール(HAC)、ダウンヒルアシストコントロール(DAC)、アクティブトラクションコントロール(A-TRC)なども装備します。
安全装備・運転者支援装備は、Toyota Safety Senseを全車標準装備し、衝突前安全システムは歩行者と昼間のサイクリストの検出機能付き。レーンデパーチャーアラート、アクティブクルーズコントロール、道路標識アシスト、バックカメラと後退駐車センサーもあります。
ブルバー、スノーケル、ウィンチも純正でアリます
純正アクセサリーは、ランクル同様に豊富。動物やブッシュなどの衝突が日常的なオーストラリアで必須の大型ブルバー(昔はカンガルーバーと呼んでました)、小型ナッジバー、フロントからリアまでをガードするサイドレールなど、バンパー&ガードは各種あります。
また川を渡りの水進入や、ひどい砂・土誇り対策で、エアクリーナー吸入口をルーフまで上げるスノーケルは、オーストラリやタイ(ジャングル走行があります)ではディーラーで装着するオーナーが多いですね。
アルミルーフラックは62㎏までOK。また、スタック脱出用には名品ウォーン製ウィンチ(最大牽引約4,000㎏)も純正で用意されています。
コストパフォーマンスはナンバーワン
オーストラリアのトヨタSUVラインナップは高価なほうからランクル200、プラド、クルーガー、そしてフォーチュナーの順です。
フォーチュナーの50,376~63,316ドル(約356~446万円)に対し、クルーガー(4WD)54,036ドル~(約382万円~)、プラド58,906ドル~(約417万円~)、ランクル200は87,124ドル~(約616万円~)という販売価格です。
いずれもベーシックモデルですから、7人乗りでオフロードパフォーマンスが高く、デザインも仕上げも良くて、しかもリーズナブルというのがフォーチュナーなのです。
他のモデルとの価格の関係を考えると、日本国内販売がある仮定した場合、フォーチュナーは300万円台ぐらいに価格設定なるでしょう。アウトドア派なら、こんなモデル、ほしくなりますよね。