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SUVの老舗。ランドローバーってどんなブランド?

イギリスのSUVブランドといえば「ランドローバー」というイメージを持つ方が多いことでしょう。ラグジュアリーSUVであるレンジローバー 、気品のある優美なスタイリングのヴェラール、個性的なコンパクトモデル イヴォーク、本格クロカンモデルのディフェンダーなど、多彩なラインアップで世界中のSUVファンを魅了しています。 戦前から存在した老舗の自動車メーカーだった「ローバー社」から生まれた「ランドローバー」は、これまでどんな変遷を遂げてきたのでしょうか。今回はランドローバーのブランドストーリーをお届けします。

更新日2021/01/15

ランドローバーシリーズ誕生

シリーズ1

戦前からもともとオートバイや自転車、そして高品質な自動車を製造していたローバー社ですが、1947年に、第二次世界大戦後中に活躍したジープのシャシーをベースにした同社初の四輪駆動モデルを開発。翌1948年4月のアムステルダムモーターショーにて、荒れた土地を意味するLANDと社名のROVERをあわせたモデル”LAND ROVER”が初披露されました。ランドローバーという名称は、当初ブランド名ではなく、車種名だったのですね。

その後、ローバー社は、1967年にイギリスの商用自動車メーカー「レイランド・モーターズ」(後のブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション(以下BL))に買収されました。

ランドローバーの中古車情報を見てみる

 

レンジローバーの誕生

1970年、ローバー社からランドローバーの本格的な悪路走破性を持ち、美しいデザインとラグジュアリー性を融合させた全く新しいコンセプトの高級SUVレンジローバーが世界初公開となりました。

フルタイム4WDを搭載し、分割式テールゲート、クラムシェルボンネット、途切れのないウエストラインなどの特徴を備え、高級乗用車としての魅力と力強いSUVの逞しさを見事に両立させ、多くの人を魅了しました。

今でこそ高級SUVは各ブランドに当然のようにラインアップされていますが、当時そのようなコンセプトのクルマは存在しておらず、まさに高級SUVの原点とも言えるモデルが誕生したのです。

ランドローバーのフラッグシップ、レンジローバーの歴史を紹介

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めまぐるしく変わる体制

ランドローバー レンジローバー

1978年、多数のブランドを抱えていた親会社のBLが深刻な経営難に陥ったために、ランドローバーはBLから独立した子会社となります。ここで初めてランドローバーというブランドが誕生したのです。

高級SUVのレンジローバーは1981年に待望の4ドアモデルが登場し、愛好家にさらなる選択肢を提供して躍進しました。しかし親会社のBL社が1986年に「ローバー・グループ」と社名変更するのと同時に、ローバーの乗用車部門と統合する形で再編されます。

1988年、ローバー・グループはイギリスの航空企業「ブリティッシュ・エアロスペース」社に売却され、その後、1994年には、ドイツのBMWに売却されることとなります。

こうしてめまぐるしく親会社が変わる中、ランドローバーというブランド名と、子会社としての経営体制が継続されていきました。

 

フォードグループでの紆余曲折

フォード

2000年に、BMWによってローバー・グループが解体され、ランドローバーブランドが米国の自動車メーカー「フォード・モーター・カンパニー」に売却されました。

当時安定した経営状態であったフォードは、同じくイギリスの高級車ブランドであった「ジャガー」や「アストンマーティン」、スウェーデンの「ボルボ」も買収し、フォードの高級車部門として運営されていくことになります。

しかしその後、2000年代に原油価格が高騰し、燃費の悪い大排気量車を主力商品に据えていたことや、世界的な不況の影響によりフォードの経営状況が悪化、ブランドの維持が困難になっていきました。

 

現在のタタ傘下体制

ついにフォードは2008年に、ジャガーとランドローバーの2つのブランドを、インド最大の自動車会社「タタ・モーターズ」に売却します。

タタ・モーターズはジャガーとランドローバーの両ブランドをマネジメントする子会社「ジャガーランドローバー」を設立し、現在に至ります。

この体制になってからランドローバーブランドは大きく躍進していきます。

レンジローバー イヴォーグ 2018

2010年パリモーターショーで発表された、ランドローバー初のコンパクトSUV イヴォークは実に衝撃的なデビューを飾りました。新時代を象徴するその鮮烈なデザインは世界中で高く評価され、数多くの自動車賞を獲得するに至りました。その後続々と発表されたランドローバーのSUVにはこのデザインフィロソフィーが反映されており、ブランド力を大いに強くしました。

レンジローバースポーツ SVR

また2012年に登場の第4世代レンジローバーはSUV初の軽量オールアルミニウム製モノコックボディを採用し、次世代のドライブトレインを搭載することで飛躍的に性能を向上させていますし、2013年にはレンジローバーのハイブリッドモデルが登場、2015年には圧倒的なパワーでランドローバー史上最速と言われたレンジローバー スポーツ SVRをリリースするなど、高級SUVカテゴリーにおける独創性と先進性を常に追求する魅力的なブランドへと成長しています。

 

ランドローバーは世界を代表するSUVのブランドですが、何度も親会社が変わって経営環境がめまぐるしく変化するという困難を経験してきました。それでも最初のランドローバー・シリーズ1が持っていた高いオフロード性能や、レンジローバーの革新的なコンセプトなど、常に先進性を追求した独創的なクルマづくりは、最新モデルにも脈々と受け継がれています。

SUVとして長い歴史を刻むランドローバーのSUVに乗って、そのスピリットをぜひ体感してみください!

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