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299万円の新型4代目トヨタ ハリアーのエントリーモデル、なぜこんなに安いのか!?
トヨタを代表するクルマの1つであるハリアーは1997年に初代が発売されて以来、現在の4代目まで多くの人々を魅了してきました。高級車のイメージがあるハリアーですが、エントリーモデルであるS ガソリン FFはハリアーの中でも唯一300万を切っています。なぜ、300万円を切るほど安くなっているのか、今回は装備やエンジンスペックの違いからその謎に迫っていきましょう。
更新日2021/04/09新型4代目ハリアー S ガソリン FFは一体どんなクルマ?
ハリアーはトヨタを代表するSUVで、トヨタ車の中でも特に高級感のあるクルマです。価格も一番高いモデルだと500万円を超えるものもありますが、S ガソリン FFは300万円を切る安さです。
S ガソリン FFは定員5名で、燃費はWLTCモードで15.4km/L。インテリアも黒いシートで統一されており、シックながら高級感のあるデザインになっています。
トヨタ独自の安全装備である「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が搭載されている他、先行車発進告知機能や、アクセルとブレーキの踏み間違いを防ぐための、インテリジェントクリアランスソナーも装備されており、安全装備も問題ないといえます。
ハリアー S ガソリン FFは他グレードと比べて装備はどう?
ここではハリアーの中間グレードのG 、上級グレードのZ ガソリン FFと、S ガソリン FFを価格・装備の視点から比較していきます。
まずS ガソリン FFは価格が299万円、G ガソリン FFは341万円となっており、価格差は42万円。Z ガソリン FFは393万円となっており、S ガソリン FFとの価格差は94万円です。
装備面では、トヨタセーフティセンスは全グレードに装備されていますが、G・Z ガソリン FFに搭載されている、視認性に優れるヘッドライトを駆使し、LEDの点灯と消灯を制御するアダプティブハイビームシステムはS ガソリン FFには搭載されていません。
インテリア(内装)では、エアコンは全車フルオートエアコンでZ ガソリン FFは静電タッチタイプ、G ガソリン FFとS ガソリン FFはダイヤル式のものが装備されています。また、マルチインフォメーションディスプレイは、G・Z ガソリン FFが7.0インチ、S ガソリン FFが4.2インチとなっています。
Z ガソリン FFにはT-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステムが標準装備。G ガソリン FFは36万9600円のオプションで装備ができますが、S ガソリン FFには装備できません。
他にも、G ガソリン FFにはパワーバックドアが標準装備、Z ガソリン FFではスマートキーを携帯していればリアバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアが自動開閉するハンズフリー機能が採用されていますが、S ガソリン FFにはどちらも装備されていません。
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同じ300万円程度で購入できる3代目ハリアーと比べてどう?
ここまで4代目ハリアーのSガソリン車と他のグレードとの比較をしてきました。最後に同じ300万円ほどで購入することができる3代目ハリアーと4代目ハリアー S ガソリン FFを比較してみます。
まずはエクステリア(外装)ですが、4代目ハリアーは細くてシャープなテールランプがとても特徴的で、サイドまでに伸びているテールランプがボディをよりワイドに見せており、4代目ハリアーは全体的にスポーティーさを際立たせています。
一方、3代目ハリアーはフロントフェイスが少しシャープながら、リア部分はとてもボリュームのあるデザインでSUV車特有の存在感というものを感じられます。
インテリアで比較してみると、エクステリアとは反対に4代目はSUVらしいどっしりとしたデザインになっており、3代目はエレガントさが際立つデザインで、インテリアでも4代目ハリアーと3代目ハリアーは大きな違いがあります。
他にも中古の3代目ハリアーを購入する場合、4代目ハリアーのSガソリン車と同じ予算300万円で考える場合、ハイブリッド車も選択肢に入れることができます。4代目ハリアー S ガソリン FFの燃費は15.4km/L(WLTCモード燃費)に対し、3代目ハリアーハイブリッドの燃費は21.8km/L(JC08モード燃費)となっており、クルマ選びにとって重要な燃費では大きな差があります。
また装備面では、4代目ハリアーSガソリン車には標準装備されていない、アダプティブハイビームシステムなどの先進システムが標準装備されているプレミアム、プログレスといったグレードも中古の3代目だと300万円ほどで購入することができます。
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今回は4代目ハリアーのエントリーモデルであるS ガソリン FFを詳しく見ていきました。
確かに新型のハリアーが300万円を切るのは魅力的といえますが、最低限の装備しかついておらず、燃費性能、オプションや安全性能の有無を考えると、中古の3代目ハリアーのほうが利便性が高いようにも見えます。
4代目ハリアー Sガソリン FFの購入を検討している方は一度、中古の3代目ハリアーと比較してみるのもいいでしょう。