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元ディーラーマンが解説、RAV4とヴォクシー、なんで迷うの?
休日のレジャーが好きで、クルマを使って家族や友人とよく出かけるという方は多いのではないでしょうか。楽しい休日を過ごすための、クルマ選びは重要です。アクティブな休日を過ごすために、オフロードもものともしないSUVを選ぶのか、荷物がたくさん積み込めて大人数での移動もできるミニバンを選ぶのか迷うところです。今回は、トヨタのRAV4とヴォクシー、両車で迷われている方に、元自動車ディーラー営業マンが、あなたに最適のクルマを提案していきます。
更新日2021/03/10意外と迷う方が多い、RAV4とヴォクシー
アクティブなユーザーには、アクティブなクルマをおすすめします。悪路走行までも果敢にこなし、使い勝手のいいRAV4の特別仕様車アドベンチャーオフロードパッケージ(車両本体価格346万円)と、見た目も格好良く、チョイワル風な、ヴォクシーの特別仕様車ハイブリッドZS煌Ⅲ(車両本体価格344万3000円)は、価格帯も近い存在です。それぞれの個性を強く出した特別仕様車は、値ごろ感もよく、装備も充実しています。
RAV4 アドベンチャーオフロードパッケージのベース車両アドベンチャーは、ノーマルモデルと異なるエクステリア(外装)を持ち、2.0Lガソリンモデルに用意されるグレードです。ボディサイズは全長4,610mm×全幅1,865mm×全高1,690mmで、ホイールベースは2,690mm、乗車定員は5名となっています。
搭載されるエンジンは2.0Lダイナミックフォースエンジンで、RAV4から搭載されることになった新エンジンです。エンジン最大出力は126kW(171PS)/6,600rpm、最大トルクは207Nm(21.1kgm)/4,800rpmとなっています。組み合わされるトランスミッションは、Direct Shift-CVTです。WLTCモード燃費は15.2km/Lとなります。太いトルクで力強く加速し、オフロードはもちろんオンロードでも機敏に動く車体剛性の高さが光るクルマです。
画像はガソリン車です。
対するヴォクシーのハイブリッドZS煌Ⅲは、ヴォクシーの中でも特に人気の高いモデルとなっています。これまで何度も設定されてきた煌シリーズは、過去のヴォクシーでも多くの支持を得てきました。ユーザーの中には、ヴォクシーの煌が出るまで、購入を待つ方も少なくありません。
ボディサイズは全長4,710mm×全幅1,735mm×全高1,825mmで。ホイールベースは2,850mm、乗車定員は7名となっています。
搭載されるエンジンは、信頼のある1.8Lハイブリッドエンジンで、最大出力73kW(99PS)/5,200rpm、最大トルク142Nm(14.5kgm)/4,000rpm。組み合わされるモーターの最高出力は60kW(82PS)、最大トルク207Nm(21.1kmg)です。トランスミッションは電気式無段変速機。WLTCモード燃費は19.0km/Lです。
高い静粛性と走りのバランスがとれたハイブリッドモデルで、メッキパーツを多く配置した、魅力あるエクステリアが特徴のクルマです。
次項では、それぞれの魅力について考えていきます。
【価格差約30万円】トヨタ RAV4とランクルプラド、ベストバイは?
RAV4とヴォクシー、それぞれの魅力は?
RAV4アドベンチャーオフロードパッケージは、走りの良いRAV4をよりアウトドアに似合う形にした、本格的なアウトドアレジャー車となっています。サスペンションチューニングにより標準仕様のアドベンチャーよりも最低地上高を10mm上げ(210mm)、岩場や凹凸の多い路面でも、しっかりとボディやシャシーを守れるクルマです。
インテリア(内装)にはブラック基調の中に赤の差し色をプラスし、遊び心を感じられる仕様になっています。
また、アドベンチャーでは、オンロードタイヤを装着するのに対して、オフロードパッケージではオールテレインタイヤを装着し、オフロードでの走行性能を高めています。専用のクロスバーも装着し、より車体剛性を高めているクルマです。使い勝手は標準のRAV4と同じく、たっぷりとしたラゲッジスペースと、ホールド感の高いシートを使用し、オンロードでのコンフォート性能を落とすことなく、オフロードに強いクルマに仕上げられています。
画像はガソリン車です。
ヴォクシーハイブリッドZS煌Ⅲは、スタイリッシュで上質なヴォクシーとなっています。フロント、リア、アウトサイドドアハンドルにメッキパーツを装着し、迫力のあるフロントフェイスが、車格以上の存在感を感じさせるのです。
専用シート表皮はパフォーレーション付きブランノーブと合成皮革のコンビシートとなっていて、柔らかで上質な触り心地を実現しています。インテリアにはピアノブラックのセンタークラスターや、ドアハンドルにもメッキパーツが使われ、豪華でゆとりのある空間を演出してくれているのです。際立つのは各所の質感の高さで、ミドルサイズミニバンながら、ワンランク上のラグジュアリーさを感じることができ、移動する楽しみや、所有する喜びを与えてくれます。
アクティブ感とラグジュアリー感のどちらを選ぶのか、どちらが好みに合うのかを考えていくと、選ぶべきクルマも見えてくるでしょう。
それぞれどんな方が買うの?
30代後半以上の4人家族に人気:RAV4アドベンチャーオフロードパッケージ
RAV4アドベンチャーオフロードパッケージは、ヴォクシーと比べると、選ぶ年齢層は比較的高めです。30代後半以上の4人家族で、子供も小学校高学年から高校生くらいの世代が多いでしょう。20代では独身の若者に人気があります。
実際に一泊二日のアウトドアレジャー(キャンプ等)に出かける機会が多い家族や、50代から60代で、夫婦で山や海へ日帰りレジャーなどに出かける方も多い印象を受けます。
休日は、家の外に出かけて、実際にも屋内施設ではなく自然の中で遊ぶことが多い方には、RAV4アドベンチャーオフロードパッケージが、強い味方となってくれます。
20代後半から30代の子供2名以上の家族に人気:ヴォクシー ハイブリッドZS煌Ⅲ
対するヴォクシー ハイブリッドZS煌Ⅲでは、20代後半から30代の子供2名以上の家族に人気があります。実際に3列目のシートを使う機会は少なく、ベビーカーを積み込み、チャイルドシートを乗せる家族にピッタリのクルマです。
背高ミニバンの特筆すべき特徴は、室内高の高さにあります。シートからシートへの移動がスムーズに行われ、着替えなどの子供の動きにも、余裕で対応できる広さが魅力です。
また、独立した2列目シートは、乗り心地が良く、手足を伸ばして座ることも可能です。室内の広さを武器にして、長距離移動も難なくこなせるヴォクシーは、クルマでの県を越えた移動に真価を発揮してくれるでしょう。
クルマ選びで悩むことが多い、RAV4とヴォクシーについて解説してきました。それぞれレジャーを得意にするクルマですが、行き先が自然の中なのか、それとも都市部や旅館なのかによって、快適性や実用性がかわってきます。アクティブイメージのある両車のどちらを選ぶのかは、皆さんの休日の過ごし方で、決めていくのも良いのかもしれません。