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トヨタ 新型ランドクルーザーの悪路走破性をチェック
トヨタ自動車は8月2日に新型ランドクルーザーを発表しました。 長年トヨタのフラグシップSUVとして頂点の君臨するランドクルーザーは、高い走破性が評価されており海外での需要も高いことで知られています。 今回は新型ランドクルーザーの悪路走破性について、中心に紹介していきます。
更新日2021/08/26新型ランドクルーザーの基本スペック
1954年に誕生したランドクルーザーは、発表されてから今年で65年目になります。現行型の200系は2007年から発売されており、約14年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
新型ランドクルーザーのボディサイズは、全長4,950〜4,985mm×全幅1,980〜1,990mm×全高1,925mm、ホイールベース2,850mm、最低地上高は225mmです。
モデルラインナップは、3.5L V6ツインターボガソリンエンジンと、3.3L V6ツインターボディーゼルエンジンを用意します。
悪路走破性を支える、ラダーフレームシャシー構造
ランドクルーザーの走行性能を支える根幹部分は、「ラダーフレームシャシー」です。
一般的な乗用車に採用されているモノコックボディのように、ボディとシャシーの全体で剛性を保つのではなく、シャシーのみで強靭な剛性を生み出すことができます。
悪路走破に対して、モノコックボディよりもラダーフレームが優れている点は、例えば横転してボディにダメージを負った場合、モノコックボディの場合は、ボディ全体で保たれている剛性のバランスが崩れてしまい、直接ダメージを受けた部分以外にも、ダメージが波及してしまう可能性があります。
しかしラダーフレームの場合、ラダーフレームが剛性のバランスをとっているため、足回りやエンジンなどにダメージを受けなければ、ラダーフレームの上部にあるボディがダメージを受けても走行することができます。
ラダーフレームシャシーは、未舗装路を長時間走行しても、クルマの駆動系や足回りにダメージを受けることが少なく、安定して走行することが可能です。それが、未舗装路が多いアジアや中東などで、ランクルが長く人気を維持できている理由のひとつでしょう。
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悪路操舵性を高める基本設計
新型ランドクルーザーには、機動力・走破性を重視し、ランドクルーザーの伝統を継承したパッケージと、機能性を重視したエクステリア・インテリアが採用されました。
ボディは全長・ホイールベースなどのボディサイズ、ならびに対地障害角(アプローチアングル32°、デパーチャーアングル26°、ランプブレークアングル25°)を従来型から変えず、高いオフロード走破性を継承。
また、ラジエーターグリルをヘッドランプと共に高い位置に配置。前後バンパーの下部も障害物をいなすような造形とするなど、オフロード走行時の機能性を重視したデザインとしています。
それにより最大70cmまでの水深であれば、水の中でも難なく走れるボディ構造を持っています。
室内は、フロント着座位置を後方に移動しつつ、2列目と3列目の構造・配置を見直し、居住性・荷室容量の向上と衝突安全性能を両立させました。
悪路走破性を高めている電子デバイス
また、電子デバイスの面でもその悪路走破性を高め、あらゆる路面状況に対応します。
「マルチテレインセレクト」は、オフロード走行において、タイヤの空転によるスタックや、駆動力不足による失速が起こりやすい路面状況に応じた走行支援を、6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)から選択できるシステム。
選択したモードごとに駆動力、サスペンション、ブレーキ油圧を自動で統合制御し、走破性を確保します。
また、岩場や急傾斜地などでは、クロールコントロールを使用することで、アクセルブレーキ操作をすることなく、極低速でクルマを走行させることができ、ステアリング操作だけに集中して走行することができます。
加えて、車両周囲の状況確認を4つのカメラでサポートする「マルチテレインモニター」は、フロント・サイド左右・リヤに搭載したカメラでとらえた映像をカメラスイッチで切り替えることで、ドライバーの死角になりやすい車両周辺の路面状況を確認できます。
さらに、「12.3インチディスプレイへのオフロード表示機能」は、ランドクルーザー専用表示として、オフロード情報表示画面を新設しました。
GR SPORT専用装備
GR SPORTはモータースポーツを起点にしたグレードとなります。足回りには、リアに加えてフロントにも電動デフロックを搭載。様々な悪路環境において、より優れた走破性を発揮します。
さらに、市街地での走行安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させる電子制御でスタビライザー効果を変化させるE-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)を搭載。
前後のスタビライザーを独立して自動で電子制御し、路面状況や前後輪それぞれの状況に応じてより細かくスタビライザー効果を変化させます。
今回は8月2日に発表された新型ランドクルーザーについて、悪路走破性を中心にまとめていきました。
新型ランドクルーザーは、特別な走行テクニックがなくても様々な新機能、アシストによりオフロード走行が高い次元で実現されます。
長年SUVの王者として君臨する理由が、そこにあるのではないでしょうか。
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文・SUV FREAKS編集部
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