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【新型は納期まで2〜5年待ち!?】ランドクルーザーが人気の理由は?

2021年8月2月に発売されたトヨタ 新型ランドクルーザー300系。発売から間もないながらすでに人気車種となっており、受注台数に対して生産台数が追いついていないため、納期は約2〜5年とまだまだ手に入るまで時間が掛かりそうです。ランドクルーザー300系はなぜそこまで人気なのでしょうか?そのポイントを解説していきます。

更新日2021/11/12

ランドクルーザーが人気の理由は?

トヨタ ランドクルーザー 300 GRスポーツ 2021

まず、ランドクルーザーがここまで人気となる理由は、悪路での確かな信頼性と耐久性が海外でも支持されているためです。

2021年6月時点で、ランドクルーザーは世界170の国と地域で累計約1,040万台、年間30万台以上を販売。国内だけでなく海外でも高い人気が伺えます。

新型ランドクルーザーもそのほとんどが中東を中心とした海外に在庫が割り当てられており、日本に割り当てられている台数が少ないことが、納期待ちが長くなる要因のひとつとなっています。

なぜ海外でランドクルーザーが人気かというと、日本よりも道なき道を走るシーンが多いからです。ランドクルーザーは初代から変わらずラダーフレーム構造を採用。ボディとフレームが別体になっていることで、ボディが凹んだりしても走行には大きく影響しません。クルマが故障したら即遭難、といったハードな環境でも壊れにくいのです。

トヨタ ランドクルーザー VX 2021

また、しっかりとロードクリアランスが確保されているので、岩場を走る際も安心。川も渡ることもできます。壊れないこと、どんな場所でも走れることが、ランドクルーザーが海外で支持される理由となっています。

余談ですが、ランドクルーザーは海外の人気が高い分、中古でも高く売れる傾向にあります。そのため盗難被害に遭いやすいことでも知られています。その点は新型ランドクルーザー300系ではしっかりと対策されており、トヨタ初の指紋認証スタートスイッチ機能を搭載(ZX、GRスポーツ、VX、AXに標準装備、GXにオプション設定)。指紋が一致しない場合は、エンジンが始動しないようになっています。

トヨタ ランドクルーザー 300 2021

もちろん、日本でもランドクルーザーは人気です。その要因は、やはり所有しているだけで優越感が得られるからではないでしょうか。

トヨタにはかつて「いつかはクラウン」というキャッチコピーがありました。こちらは特に高度成長期を中心に言われた言葉で、トヨタのなかでも高級モデルに位置するクラウンを所有していることがステータスであった時代がありました。

現在はセダンの人気が下火になり、SUVの人気が高まっています。そのため、トヨタSUVの最上位に位置するランドクルーザーを所有することがステータスになる時代へと変わりつつあるのです。

また昨今の事情として、コロナ禍によって半導体が不足していることもあり、まだまだ納車までは時間が掛かりそうです。

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新型ランドクルーザーの最廉価グレードは買っても大丈夫?

トヨタ ランドクルーザー GX 2021

新型ランドクルーザー300系の最廉価グレードであるGX 3.5L ガソリン(5人乗り)は510万円、最上級グレードである GR スポーツ 3.3L ディーゼル(5人乗り)は800万円と、同じ車種でも約300万も車両価格に差があります。

ここで、エントリーモデルを買ってもランドクルーザーを所有する満足感は得られるのだろうか?と疑問を持たれる方もいるかと思いますが、もちろんランドクルーザー300系はエントリーモデルでも買いなんです。

ここからは新型ランドクルーザー300系の各装備や機能、おすすめグレードなどについて紹介していきます。

 

同価格のプラドよりもお得

トヨタ ランクルプラド ブラックエディション 2020

度々になりますが、トヨタ 新型ランドクルーザー300系のエントリーモデル、GX 3.5L ガソリン(5人乗り)は車両価格510万円。パワートレインには3.5L V型6気筒インタークーラー付ツインターボを採用しています。最高出力は305kW(415PS)/5,200rpm、最大トルクは650Nm(66.3kgm)/2,000〜3,600rpm。WLTCモード燃費は8.0km/Lとなっています。

ランドクルーザーの弟分であるランドクルーザープラドのTX“Lパッケージ” 2.8L クリーンディーゼル(7人乗り)は499万7000円と、価格は拮抗しているのでスペックを比較してみましょう。

搭載されるパワートレインは2.8L 直列4気筒ディーゼルエンジン。最高出力は150kW(204PS)/3,000〜3,400rpm、最大トルクは500Nm(51.0kgm)/1,600〜2,800rpm、WLTCモード燃費は11.2km/Lです。

燃費はランドクルーザープラドの方がもちろんいいのですが、それ以上にランドクルーザー300系の方が最高出力、最大トルクは圧倒的に上回っています。また、モデル末期のランドクルーザープラドよりも新型のランドクルーザーの方に乗る方が高い満足度が感じられるでしょう。

ランドクルーザープラドの中古車情報を見てみる

 

エクステリアの違いはグレードごとにほぼなし

トヨタ ランドクルーザー 300系 GR スポーツ 2021

街を走行していて一番気になるのは、エクステリア(外装)です。もちろん、最上級グレードであるGR スポーツは専用ラジエーターグリル、専用フロントバンパー、専用リヤバンパーを装備しているほか、ホイールやドアハンドルにブラック塗装が施されるなど他のグレードと大きく違っており、800万円という車両価格に見合った所有欲を満たしてくれるグレードと言えます。

一方で、他のグレードはそこまで大きな違いがないというのも事実です。カタログのエクステリアの装備を比べてみると、GXに装備できないエクステリアの装備は、チルト&スライド電動ムーンルーフ(UVカット機能付プライバシーガラス&挟み込み防止機能付)だけです。

実際のところ、新型のランドクルーザーに乗っているだけで注目を集めることができますし、電動ムーンルーフの有無を気にする方は少ないでしょう。

また、タイヤやホイールのサイズも最上級グレードであるZXは265/55R20のスーパークロームメタリック塗装を施したアルミホイールを装備していますが、その他のモデルはいずれも同じ265/65R18のアルミホイールです。

塗装はグレードによって違いますが、サイズは一緒となっています。エクステリアには大きな差はないので、とにかく新型ランドクルーザーに乗りたいという方には、GXはおすすめです。

 

もちろん悪路走破性は全グレード共通

トヨタ ランドクルーザー 300系 2021

ランドクルーザーの大きなウリである悪路走破性も、もちろんGXだからと言って劣るわけではありません。渡河性能水深は700mm、アプローチアングル32°、ランプブレークオーバーアングルは25°、デパーチャーアングル26°という性能は全グレードで共通です。

また、路面状況に合わせて6つのモード(AUTO/DIRT/SAND/MUD/DEEP SNOW/ROCK)を選択できるマルチテレインセレクトも全車標準装備されています。

さらに、GXには標準装備はされていないものの、リアの電動デフロックをメーカーオプションで選ぶことができます。

リヤの電動デフロックは5万5000円。デフロックはその名の通りデフ(差動装置)をロックする機能で、クルマがスタックしてタイヤが空転するような場面でも、タイヤの空転を防ぎ脱出を手助けしてくれます。

車両価格から見れば5万5000円は微々たる金額なので、ぜひ付けておきたい装備です。

 

インテリアはやや装備が落ちる

トヨタ ランドクルーザー GRスポーツ 2021

新型ランドクルーザー300系で最もグレードごとに差が出るのは、インテリアの装備です。ZX、GR スポーツ、VXはシート表皮に本革を使用していますが、GXはファブリックとなっています。

また運転席は、ZX、GR スポーツ、VXがパワー(運転席8ウェイ・助手席8ウェイ)&シートバックポケットを採用しているのに対し、GXはマニュアル(運転席6ウェイ・助手席4ウェイ)です。

こうしたインテリア(内装)の装備は上級グレードより落ちるものの、なんと言ってもランドクルーザーの華は、その迫力あるボディサイズと本格クロカンらしさを感じさせてくれるエクステリアですから、インテリアは割り切ってもいいでしょう。

このように、新型ランドクルーザー300系はエントリーモデルでも十分ランドクルーザーらしさを堪能できておすすめです。600万円ならギリギリ払えそうという方はぜひ、エントリーモデルのGXを狙ってみてはいかがでしょうか。

 

今すぐランドクルーザーに乗りたいなら200系もアリ

トヨタ ランドクルーザー 2018

また、最近にわかに注目を集めているのが先代モデルであるランドクルーザー200系です。

というのも新型モデルの納期の見通しが立たないため、今すぐランドクルーザーが欲しいという方は、先代ランドクルーザーである200系の新古車や高年式の中古車を狙っているからです。

確かに200系もランドクルーザーらしさが感じられる堂々とした風格を備えています。300系の全長、ホイールベース、対地障害角などは200系の数値と同じですから、悪路走破性も十分備えています。

また、パワフルなエンジンも用意されており、全グレードに4.7L V8気筒ガソリンエンジン
を搭載。最終モデルのエンジンのスペックは、最高出力は234kW(318PS)/5,600rpm、最大トルクは460Nm(46.9kgm)/3,400rpmで、WLTCモード燃費は6.7〜6.9km/Lとなっています。

ダウンサイジングされた今回の3.5L V型6気筒インタークーラー付ツインターボ〔最高出力は305kW(415PS)/5,200rpm、最大トルクは650Nm(66.3kgm)/2,000〜3,600rpm、WLTCモード燃費は8.0km/L)には及ばないものの、300馬力オーバーのハイパワーを発揮してくれます。

2021年11月現在の中古のランドクルーザー200系の車両販売価格は約540万円。価格帯は250万円〜900万円とピンキリです。200系の最終モデルは900万円近い価格のものもありますが、2015年8月のマイナーチェンジ以前のモデルなら500万円以下で狙うこともできます。

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以上、ランドクルーザーの人気の理由と、新型ランドクルーザー300系エントリーモデルの解説をしてきました。今すぐ納車してもらえるランドクルーザーに乗りたいと言う方は、200系を中古で探すのがおすすめです。

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文・SUV FREAKS編集部

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