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【CMで話題のSUV対決】VW T-Cross vs ホンダ 2代目ヴェゼル
2021年上半期の輸入SUV新車登録台数1位を記録したVW T-Cross。ライオンやフラミンゴ、恐竜が登場し「世界はTさい」というキャッチコピーが流れるCMが印象的ですよね。一方ヴェゼルは、初代ではサチモスの「STAY TUNE」、2代目では藤井風「きらり」とおしゃれなCMソングが話題となっています。今回はそんなCMで話題の2台を比べてみます。
更新日2021/11/29キャラクターも価格帯もよく似た2車
両車はどちらもデザイン性が高い都市を主眼に置いたコンパクトSUVで、キャラクターがよく似ています。価格もT-Crossが286万7000円〜374万5000円。2代目ヴェゼルが227万9200円〜329万8000円と被っています。
この記事では、同価格帯にあたるヴェゼルの上級グレード e:HEV Z(2WD)289万8500円とT-Crossのベースグレード アクティブ(2WD)286万7000円を比べていきます。
エクステリア比較
【T-Cross】コンパクトなサイズ、個性的なカラーが魅力
T-Cross アクティブのボディサイズは全長4,115mm×全幅1,760mm×全高1,580mm。最小回転半径5.1mといった取り回しの良さや、駆動方式に2WD(FF)のみを用意するなど、まさに都市での利用に主眼を置いたクロスオーバーモデルだということがわかります。
ヘッドランプとテールランプはLEDで、前後にフォグランプも搭載。足回りは16インチアルミホイールを履いています。
ボディカラーは6色。鮮やかなオレンジのエナジェティックオレンジメタリックといった個性的なカラーが選べるほか、T-Cross発売時に追加されたグリーン系の新色マケナターコイズメタリックも+3万3000円でオプション選択可能。都市でも目を惹くカラーもT-Crossの魅力となっています。
【ヴェゼル】T-Crossよりもやや大きめ、標準で選べるカラーは少ない
一方、ヴェゼル e:HEV Zのボディサイズは全長4,330mm×全幅1,790mm×全高1,590mm。全幅、全高はT-Crossとほぼ同じですが全長がT-Crossよりも長く、ボディサイズがやや大きいのが特徴です。足回りはT-Crossより大径の18インチアルミホイールを履いています。
ヘッドランプとテールランプはT-Crossと同様にLEDを採用し、フロントにはLEDフォグランプを標準装備。またe:HEV Z専用装備として、エンブレムグレー塗装フォグライトガーニッシュ、プラチナクロームメッキ調加飾ドアロアーガーニッシュが施されます。
ボディカラーは6色用意されていますが、標準装備で選べるのはクリスタルブラック・パールのみ。プレミアムサンライトホワイト・パール、プレミアムクリスタルレッド・メタリックは6万500円のオプションです。
プラチナホワイト・パール、メテオロイドグレー・メタリック、サンドカーキ・パールは3万8500円。サンドカーキ・パールはベージュのようなカラーで、都会ではおしゃれに見え、自然にも調和するおすすめのカラーです。T-Cross アクティブの方が標準で選べるカラー選択が豊富です。
インテリア比較
【T-Cross】シートはチタンブラック/グレーのファブリック
T-Crossのインテリアは、上級グレードを選択するとオレンジやグリーンのインテリアカラーに変更できますが、アクティブではチタニウムグレーの1色。シートはファブリックで、カラーはチタンブラック/グレーとこちらも落ち着いた配色です。
ステアリングにはレザーマルチファンクションステアリングホイールを標準装備。手を離さずにオーディオ機器の音量や選曲を調整可能です。また、パドルシフトも標準装備されています。
空調は2ゾーンフルオートエアコンディショナー(運転席/助手席独立調整)、アレルゲン除去機能付きフレッシュエアフィルター(花粉/ダスト除去外気導入フィルター)を装備。
リアシートは6:4分割シートで荷室容量は通常時455L、リヤシートすべてを倒すと1,281Lまで拡大可能です。
【ヴェゼル】ブラックのコンビシートを採用
ヴェゼル e:HEV Zのインテリアも、黒を基調とした落ち着いたデザインです。シートはブラックのコンビシートを標準装備しています。
またスムースレザーを用いた本革巻ステアリングホイールを標準装備。 パドルシフトは装備できませんが、冬に嬉しいステアリングヒーターも標準装備されています。運転席周りの質感はヴェゼルの方がやや優れていると言えるでしょう。
空調はフルオート・エアコンディショナーで左右独立温度コントロール式。PM2.5対応高性能集塵フィルターが標準装備されています。さらに、前席の乗員をなでるように風が拡散して吹く、そよかぜアウトレットも標準装備。空調の面でもヴェゼル e:HEV Zが上回ります。
またリアシートは同じ6:4分割シートですが、跳ね上げ式のチップアップができるのも魅力。荷室容量は公開されていませんが、倒したフロントシートの背面からリアゲートまで約190cmの長さがあり、車中泊も可能です。
初代ヴェゼルの荷室容量が404Lでしたから、おそらくT-Crossの方が通常使用時の荷室容量は広いでしょう。しかし、全長とホイールベースは2代目ヴェゼルの方が長いので、シートを倒した時の荷室の広さや、機能性はヴェゼル e:HEV Zが上回っています。
パワートレイン比較
T-Cross アクティブに搭載されるエンジンは1.0L 直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ。スペックは以下の通り。
・エンジン
最高出力:85kW(116PS)/5,000〜5,500rpm
最大トルク:200Nm(20.4kgm)/2,000〜3,500rpm
・燃費
WLTCモード燃費:16.9km/L
小排気量ながら力強い加速を実現しています。
一方、ヴェゼル e:HEV Zに搭載されるのは1.5L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーター。スペックは以下の通り。
・エンジン
最高出力:78kW(106PS)/6,000〜6,400rpm
最大トルク:127Nm(13.0kgm)/4,500〜5,000rpm
・モーター
最高出力:96kW(131PS)/4,000〜8,000rpm
最大トルク:253Nm(25.8kgm)/0〜3,500rpm
・燃費
WLTCモード燃費(2WD):24.8km/L
ヴェゼル e:HEVの方がモーターのアシストがある分、パワーやトルクもあり、低燃費となっています。
安全性能比較
T-Cross アクティブは以下のような安全装備を標準装備しています。
・スタティックコーナリングライト
・デイタイムランニングライト
・リアビューカメラ”リア アシスト”
・ドライバー疲労検知システム”ファティーグディテクションシステム “
・プリクラッシュブレーキシステム”フロント アシスト”(歩行者検知対応シティエメージェンシーブレーキ機能付)
一方、ホンダはHonda SENSING(ホンダセンシング)を搭載。以下のような標準装備を搭載しています。
・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・誤発進抑制機能
・後方誤発進抑制機能
・近距離衝突軽減ブレーキ
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)
・車線維持支援システム(LKAS)
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム機能
ヴェゼル e:HEV Zの方が標準装備されている先進装備が多く、より安心と言えます。
以上、2台を比べてきました。総合的にみるとヴェゼル e:HEVの方が装備が充実しており、走行性能もT-Cross アクティブを上回っています。やはりエントリーグレードと上級グレードでは装備に違いが出てきますね。この2車で迷われているなら、ヴェゼル e:HEVをおすすめします。
乗り出し価格400万円で狙うならトヨタ カローラクロス or 5代目RAV4
【番外編】同価格帯ならトヨタ カローラクロスも狙える
また、2021年9月に発売されたばかりで話題のトヨタ カローラクロスも、T-Crossやヴェゼルと価格帯が被ります。
カローラクロスは199万9000円〜319万9000円。なかでもハイブリッドS(2WD)は275万円と、ヴェゼル e:HEV Z(2WD)289万8500円とT-Cross アクティブ(2WD)286万7000円と近い価格帯です。
カローラクロス ハイブリッドSのボディサイズは、全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mm。C-HRとRAV4の中間に当たるサイズで、今回紹介した2車よりもボディサイズが大きいのが特徴です。
カローラクロス ハイブリッドSは、1灯の光源でハイビームとロービームが切替できるBi-BeamLEDヘッドランプを装備。足回りは16インチアルミホイールを履いています。ルーフレールを標準装備しているので、ルーフキャリアを付けて積載量を増やすことが可能。前述した2車よりも、荷物が多いレジャーで活躍できるモデルです。
インテリアのシートはファブリックですが、スポーツシートを採用。体をしっかりホールドしてくれるので、移動中も疲れを感じにくいでしょう。
荷室容量は5人乗車時でも487Lを確保。リアシートを倒せばロードバイクも積載可能です。荷室の奥行きが最大1,885mmあり、ディーラーオプションのラゲージアクティブボックスを使用すると車中泊もできます。
カローラクロスは1.8L 直列4気筒ガソリンエンジン+モーターを搭載しています。スペックは以下の通り。
・エンジン
最高出力:72kW(98PS)/5,200rpm
最大トルク:142Nm(14.5kgm)/3,600rpm
・フロントモーター
最高出力:53kW(72PS)
最大トルク:163Nm(16.6kgm)
・リアモーター
最高出力:5.3kW(7.2PS)
最大トルク:55Nm(5.6kgm)
・システム値
システム最高出力:85kW(116PS)
・燃費
WLTCモード燃費:26.2km/L
本日紹介したなかでは最も燃費がいいモデルとなっています。荷物をたくさん積んで長距離ドライブを楽しむ。そんなユーザーにおすすめのクルマとなっています。
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文・SUV FREAKS編集部
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