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BMWのアルピナとMってベースモデルとどう違うの?【SUVモデルを比較】
BMWのモデルには、アルピナやMと呼ばれるベースモデルとは異なるクルマがあるのを知っていますか。高性能なBMWのチューニングモデル、アルピナとMとは何なのか。その存在や意味を、詳しく解説していきます。
更新日2022/03/24BMWのアルピナとは?
アルピナは、BMWのクルマをベースにした独自のチューニングモデルやアフターパーツなどを販売する自動車メーカーです。年間に2,000台弱の生産しか行わず、その存在は希少なものとなっています。
アルピナのコンプリートチューニングモデルは、BMW本社からしっかりと公認されており、車両の保証を受けることもできます。
ユーザーとしては、BMWの魅力的なモデルを、さらに魅力的に仕上げたチューニングモデルに乗ることができ、一般に言われるチューニングよりもより深く、緻密に行われているのです。
例えば、エンジンの組み立て作業。アルピナでは組み立ての最初から最後までを一人のマイスターが行っています。スムーズに動くエンジンは、アルピナの傑作とも言えるでしょう。
BMWとは別の会社になり、独立した自動車メーカーであることを覚えておきましょう。
BMWのMとは?
BMWのハイパフォーマンススポーツモデルのMは、BMWの子会社であるM社が開発を手掛けているブランドです。BMWのモータースポーツで培った知識や経験を凝縮し、Mモデルへと還元しているのです。
エンジン、足回りを強化したスポーツモデルが多く、走りの良いBMWの各モデルを、さらにブラッシュアップするブランドとなっています。
サーキットを走行しても、市街地を走るのも全く苦にならず、ベースモデルの良さを生かしながら、より「駆け抜ける歓び」を感じられるのが、BMWのMシリーズです。
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BMWのアルピナはベースモデルとどう違う?
インチアップで直進安定性を高めたXD3
X3をベースにしたXD3。3.0Lディーゼルエンジンをベースにして、アルピナのチューニングにより、最高出力245kW(333PS)/4,000~4,600rpm、最大トルク700Nm(71.4㎏m)/1,750~2,500rpmまで高めています。
ハイパフォーマンスエンジンにチューニングされていますが、その音は静かで、ディーゼルエンジンを感じさせない高級なものです。
ホイールは22インチにインチアップされ、フロントタイヤに255/45ZR20、リアタイヤに285/40ZR20を装着。太いタイヤを履くことにより、操縦安定性が高くなり、ベースモデルよりも運動性能が上がることで、運転する楽しさが高められた仕様となっています。
静粛性に優れたディーゼルエンジンを搭載したXD4
X4をベースにしたXD4。こちらも3.0Lのディーゼルエンジンをベースに、アルピナが専用チューニングを施しています。最高出力285kW(388PS)/4,000~5,000rpm、最大トルク770Nm(78.5kgm)/1.750~3,000rpmという数字もさることながら、やはり音の面で非常に優秀なディーゼルエンジンです。
ディーゼル特有のカラカラとしたアイドリング音がほとんどなく、エンジンがかかっているのかどうかも分からなくなるほどの静かさ。ベースモデルと比較すると、その差は歴然たるものです。クルマの静粛性を求めるユーザーは、アルピナを選ぶ理由が大きく出てくるでしょう。
0-100km/h加速4.2秒のフラッグシップモデルXB7
X7をベースモデルとするXB7。ラグジュアリーとスポーツを融合させ、アルピナのフラッグシップモデルとして君臨します。
搭載される4.4Lビターボエンジンは、最高出力457kW(621PS)/5,500~6,500rpm、最大トルク800Nm(81.6kgm)/2,000~5,000rpm、3tを超える車両重量にも関わらず0-100km/h加速はわずか4.2秒と圧倒的なパワーです。
フルサイズSUVとして、ロールスロイス・カリナン、ベントレー・ベンティガなどにも負けない、高い質感を誇るモデルになっています。
スポーツでありながらも、高級さを忘れずに、官能的なクルマの良さを引き出しているのがアルピナです。
BMWによって完成されたモデルを、アルピナの技術やその感性で、違った角度からブラッシュアップしていきます。高級というものの新しい方向性を感じるのがアルピナのクルマ作りとも言えるでしょう。
BMWのMはベースモデルとどう違う?
X3のガソリンモデル(3.0L直列6気筒エンジン)をベースにチューニングされたX3M。最高出力375kW(510PS)/6,250rpm、最大トルク600Nm(61.2kgm)/2,600~5,950rpmと、大幅に引き上げられました。
タイヤサイズはフロントに255/40AZR21、リアに265/40ZR21を装着。アルピナよりもワンサイズ細いタイヤを選択し、ホイールを1インチ上げることによって、ハンドリング特性をクイックに変えています。
SUVとは思えない、ロールが少なくステアリング操作に俊敏に反応するコーナリングワークが、X3Mの大きな特徴です。
X4のガソリンモデルをベースにするX4M。こちらもX3Mと同様に3.0L直列6気筒エンジンを搭載します。最高出力は375kW(510PS)/6,250rpmとX3同様ですが、最大トルクはさらに引き上げられ650Nm(66.3kgfm)/2,750~5,500rpmとなっています。
Mスポーツサスペンションは、ステアリング操作を瞬間的にクルマに伝え、走る・曲がる・止まるの基本性能を大幅に高めました。ステアリングレシオを変化させたバリアブルスポーツステアリングは、より少ない操舵力で、俊敏なステアリングレスポンスを施し、普段使いでは駐車時やタイトなコーナリングでの取り回しを容易にしています。
動力性能を高めるエンジンチューニング、クルマの動きをハッキリと俊敏にするサスペンションやステアリングのチューニング、駆動力を高めるデファレンシャルの設定や、制動力を高めるブレーキチューニングなど、ベースモデルの特性を生かしながら、パワーアップさせるのがMモデルの特徴と言えるでしょう。
BMWのスポーツの部分を、より強く大きくしたのがM。さらに高品質なラグジュアリーの部分を強くしたのがアルピナと言えるのではないでしょうか。BMWのテーマでもある駆け抜ける歓びを強く感じたい方はM、性能を高めながらも、五感に感じる高級さを求める方にはアルピナをおすすめします。
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文・SUV FREAKS編集部
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