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ランクル300、ハリアー…新古車でおすすめの国産SUV5選
コロナ感染の拡大や世界的な半導体部品不足によって新車の納期が遅れています。人気の高いモデルほどその傾向が強く、カローラクロスやハリアーは半年〜1年、ランクルやヴェゼル PLaYなどは注文を一時ストップして納期不明という状態。そんな長いあいだ待てないという方には、おもに中古車販売店が扱っている新古車をおすすめします。
更新日2022/10/04トヨタ 4代目ハリアー
2020年4月の発売以来、高人気を維持している4代目ハリアーですが、ガソリン、ハイブリッドモデルともに2022年モデルの販売が終了し、現在ディーラーでは新規のオーダーを受け付けていません。
秋ごろには、一部改良モデルが投入される予定ですが、半導体不足が急激に改善されるわけもなく、たとえオーダーが入っても納車は数ヶ月から1年待ちになるでしょう。
「いやいやそんなに長く待てないよ」という方におすすめなのが、中古車店が扱う新古車です。
走行距離が少なく、ボディのキズやヤレも少ない新古車の相場は、約260万円〜。新車販売価格の299万円〜504万円に比較すると、それほど安くは見えないのですが、重量税などいくつかの税金の支払いが発生しないため、実際には安くなっています。
そんな4代目ハリアーの魅力はなんと言ってもデザインです。
L字に発光するデイタイムランニングランプや、横一文字に発光するテールランプといったライトまわりに象徴されるスタイリッシュな意匠は、歴代ハリアーのデザインを上手に受け継いだものです。
また、インテリア(内装)は、馬の鞍をイメージしたセンターコンソールを採用することで、逞しさと個性を強調。レザー調素材、曲木に着想を得たウッド調素材、パイピング加飾を的確な箇所に効果的に施すことによって上質感を高めています。
さらに最上級グレード”Z”には、トヨタ初となる障子越しのような柔らかい日差しが差し込む調光パノラマルーフをオプション設定。”G”と”Z”グレードには、本革シートのレザーパッケージも用意するなど、高級感を高める装備も充実しています。
走りの性能は、TNGAプラットフォーム(GA-K)の新採用で、先代モデルよりも乗り心地が向上。とくにハイブリッドモデルの燃費は、WLTCモードで21.6km/L〜22.3km/LとおよそSUVらしくない低燃費となっています。
スズキ ジムニー(JB64型)／ジムニーシエラ(JB74型)
手ごろな本格クロカンとして人気のスズキ ジムニー(JB64型)／ジムニーシエラ(JB74型)も、納車までに時間が掛かるモデルです。
軽自動車のジムニー(JB64型)の納期は1年半〜1年10ヶ月。ジムニーシエラ(JB74型)は、1年4ヶ月〜1年8ヶ月で、2トーンルーフや、MTモデルになるともう少し納期が遅れるそうです。
ジムニー(JB64型)／ジムニーシエラ(JB74型)の人気の理由は、なんと言ってもほかにはない走行性能です。
耐久性に優れるラダーフレームに、トランスファーレバーを備えたパートタイム4WDシステム、リジッド式サスペンションなどにより、ガレ場や滑りやすい場所でも力強く走破します。
このコンパクトなボディに詰め込まれた本格的なクロスカントリー性能は、世界的に見ても珍しく、他に変わるものがありません。
またカクカクしたボディに、丸型のヘッドライトというクラシカルなスタイリングは、ソロキャンプや車中泊などの用途で使用するユーザーにも支持されています。
新古車の相場はジムニー(JB64型)で約165万円〜、ジムニーシエラ(JB74型)で約235万〜。
それぞれの新車価格は、ジムニー(JB64型)が148万5000円〜190万3000円。ジムニーシエラ(JB74型)が179万3000円〜208万4500円なので、ジムニーの人気の高さがそのまま価格に反映されているといって良いでしょう。
ホンダ 2代目ヴェゼル
2021年4月に発売されたホンダのコンパクトSUV、2代目ヴェゼルも納車まで4ヶ月から1年以上待たなければならない人気モデルです。
納期は、ハイブリッドモデルe:HEV Zの2022年3月を筆頭に、e:HEV Xは6ヶ月後の2022年9月、ガソリンモデルは4ヶ月後の7月まで待たなければなりません。また人気グレードのPLaYは、現在のところ納期が未定です。
ハイブリッドモデルの納車時期が長くなっている背景には、上級グレードに装備されるパワーテールゲートなどの部品の供給が遅れているからだそうです。
2代目ヴェゼルの魅力は、デザインコンシャスなコンパクトサイズのボディと、センタータンクレイアウトによる居住性の高い室内にあります。
なかでもボディ同色のフロントグリルは、フロントグリルを持たないEVを彷彿とさせるもので、2代目ヴェゼルの先進性が強調されています。
また2トーンのボディカラーが標準仕様となるPLaYは、充実した装備と明るいカラーのインテリアで人気です。
新古車の相場は約210万円〜。新車販売価格の227万9200円〜329万8900円なのでお買い得になっていますが、人気の高いPLaYだけは約380万円〜と高値になっています。
トヨタ カローラクロス
2021年9月にカローラシリーズの派生モデルとして投入された発売されたコンパクトSUVが、カローラクロスです。2022年9月時点の納期は、ガソリンで半年以上、ハイブリッドは納期の目処がたたないという厳しい状況です。
ハイブリッドモデルの納車時期が長くなっている背景には、半導体不足にくわえてバッテリーの問題もありそう。いずれにしても、人気モデルだけにこの納期遅れは簡単に解消されることはないでしょう。
人気の理由は、ガソリン車(FF)で199万9000円〜264万円、FFと4WDのE-Fourが用意されるハイブリッドでも259万円〜319万9000円という手ごろな価格設定と、全長4.5mの扱いやすいサイズと5.2mというコンパクトな最小回転半径、前後席ともに十分な広さの室内など。
なかでもハイブリッドモデルの26.2km/L(WLTCモード)の低燃費は、大きくて重い=燃費が悪いというこれまでのSUVイメージをがらりと変えました。
新古車の相場は、実質的なエントリーグレードのGで約250万円〜と、新車購入時の諸費用を考えると、若干安くなっています。
トヨタ ランドクルーザー 300
2021年6月、じつに14年ぶりにモデルチェンジを受けた日本の誇るSUVが、トヨタ ランドクルーザーです。
日本では発表前から注文が殺到したこともあり、納期は1年以上待ちなどどと言われていましたが、いざ蓋を開けてみると世界的な人気と半導体不足までかさなって、数年先まで納期が伸び、現在は受注受付がストップしている状態になっています。
つまりトヨタ自体にオーダーを入れることができないので、お金がいくらあっても手に入れることのできないレアなモデルになっているのです。
また車両購入時に一定期間転売を禁止するお願いがされていたことも、人気に拍車をかけることになりました。
そんなランクルの魅力は、伝統のスタイリングを受け継ぎながら、迫力と豪華さのましたエクステリアデザインと、世界でもトップクラスの高い悪路走破性能。
機能性と上質さを兼ね備えたインテリアに、ミリ波レーダーと単眼カメラによる先進の安全性能などなど、トヨタの誇るフラッグシップSUVらしい仕上がりです。
気になる新古車の相場は、新車価格を超える1000万円オーバー！ それでも欲しい人が後を絶たないという超人気モデルなのです。
ここまで新車で納期が1年以上の国産SUVを紹介してきました。価格は高めなものの、人気SUVに今すぐ乗りたいという方はぜひ検討してみてください。
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文・SUV FREAKS編集部
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