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【あのクルマが首位に再浮上！】2022年5月SUV新車販売台数TOP3

2022年5月の国産SUVの販売台数は3万7123台。4月の4万1594台からさらに減少し、クルマの需要が高まる3月から販売台数が落ち着く結果となりました(自販連調べ)。そんな中で、新車販売台数TOP3を飾ったSUVはなんなのでしょうか。

更新日2022/06/24

2022年5月SUV販売台数TOP3

トヨタライズハイブリッド2021

4月は1位だったライズは、今月は3位となりました。2月、3月、4月と首位を維持してきたライズでしたが、ここに来て人気も落ち着いて来たようです。それでも、TOP3は維持しています。

人気の背景には、2021年11月の一部改良で、商品力がアップしたことが挙げられます。この改良により、従来よりも燃費が高められた1.2L ガソリンモデルと、待望の1.2L ハイブリッドモデルが追加されました。

2WDに新たに追加された1.2L ガソリンモデルは、WLTCモード燃費20.7km/Lを記録。それまでの18.6km/L(1.0L ガソリンエンジン FF)よりも燃費が11.3％向上しています。

さらに1.2L ハイブリッドモデルはWLTCモード燃費28.0km/L。日産キックスと同じように、ガソリンで発電し、モーターで加速するシリーズ方式を採用しています。

そのため、EVのような加速が楽しめるのが魅力で、ガソリンモデルよりも低回転域で最大トルクを発揮。信号待ちからの加速が楽なのが特徴です。ストップ&ゴーが多い都会にあったパワートレインと言えます。

さらに、ハイブリッド車ではスマートペダル(S-PDL)を採用。回生ブレーキによって、アクセルから足を離すだけでブレーキが掛かるため、ワンペダル走行が可能。アクセルの踏み替え回数が減るので、運転中の疲労も軽減してくれます。

TOP3を維持しているのは、これらの特徴が都会で過ごすユーザーの琴線に触れるからでしょう。

トヨタカローラクロスハイブリッドZ 2021

第2位はトヨタカローラクロス(約3,770台)です。4月は第3位でしたが、見事順位を上げました。

トヨタカローラクロスの中でも人気が高いのはハイブリッドモデル。販売台数全体の3,770台のうち、ハイブリッドは3,080台と81.7％を占めており、売れているモデルのほとんどがハイブリッドモデルです。

人気の理由はもちろん低燃費。WLTCモード燃費は24.2〜26.2km/Lと、2代目ヴェゼル(22.0〜25.0km/L)、キックス(21.6km/L)などの各社のコンパクトSUVを上回る優れた数値を記録しています。

また、ボディサイズは全長4,490mm×全幅1,825mm×全高1,620mmと、家族で乗ってもゆとりがあるのがポイント。5人乗車時でも荷室容量487Lと、レジャーにも使える広い荷室も特徴です。

街中でも使いやすいサイズがいい。でも、荷物はたくさん積めるクルマがいい。そんな欲張りなユーザーにおすすめできる一台となっています。

トヨタヤリスクロス 2019

見事、栄えある第1位にランクインしたのはトヨタヤリスクロス(約5,140台)です。

2月、3月、4月にはNo.1の座をライズに明け渡していましたが、5月に再びSUV販売台数首位に返り咲きました。
その魅力はなんといっても燃費です。ハイブリッドモデルのWLTCモード燃費は27.8〜30.8km/LとコンパクトSUVの中でも群を抜いているのが分かります。

新車販売価格も179万8000円〜281万5000円と、ライバルのキックス275万9900円〜286万9900円、2代目ヴェゼル227万9200円〜329万8900円と比べて購入しやすくなっています。

このあたりの経済性の高さが人気を支えています。

2022年3月に引き続き、4月もライズが首位に輝きました。2022年はこのままライズが首位を飾り続けるのでしょうか？今後の動向からも目が離せませんね。

※ランキングは自販連のデータを元に作成。カローラクロスとヤリスクロスはメーカーに問い合わせた数値を掲載しています。

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文・SUV FREAKS編集部

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